平成4722日目
2001/12/12
この日のできごと(何の日)
【プロ野球・阪神】星野仙一氏に次期監督就任を要請
今季限りで中日の監督を辞任した星野仙一氏(54)は12日、名古屋市のホテルで久万俊二郎オーナー、野崎勝義球団社長から来季の監督要請を受け「伝統あるタイガースを生き返らせてくれ、あなたしかいないというお言葉をオーナーからいただいた。前向きです。過度期に来ている野球界に恩返ししないといけない」と語り、名古屋市内で次回交渉を行う15日にも正式に「阪神・星野監督」が誕生する。
話し合いはお互いの意見や主張を交換したという。なお阪神からは複数年契約の条件提示を受けたものの、合意には至らなかった。
阪神は野村克也前監督が、夫人の脱税容疑で6日未明に辞任。12月になって監督不在の異例の事態の中、熱血漢として定評のある星野氏に絞り、新監督要請を決めていた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【今年の漢字】「戦」
21世紀最初の年を象徴する漢字は「戦」–。日本漢字能力検定協会(京都市)は12日、2001年の世相を反映した「今年の漢字」に「戦」が選ばれたと発表した。「今年の漢字」は一般公募した中から最も多いものが選ばれ、今年は過去最多の約3万6000通が寄せられた。
「戦」は約2300通あり、米中枢同時テロとそれに続くアフガニスタン戦争のほか、リストラや狂牛病騒ぎで「戦々恐々」だったことを理由に挙げたものが多かった。《共同通信》
【巨人・松井秀喜選手】「来年は優勝と三冠王」
巨人の松井秀喜選手が12日、来年2月10日にテレビ金沢で放送される「巨人松井の極めつけ! 加賀金沢食いだおれ旅」の収録のため石川県を訪れ、小松空港から収録に入った。
番組はテレビ金沢の「いしかわの観光」キャンペーンの一環で、松井選手がタレントの川村ひかるさん、原史奈さんに加え、松井選手の友人でロックバンド「ハウンドドッグ」のボーカル、大友康平さんに県内の見所を紹介する。
収録は14日まで行われ、一行は兼六園や鶴来町、加賀市山代温泉などを訪れ、懐石料理や熊料理をたん能するほか、金ぱく製作などを体験する。
小松空港では大友さんら3人を松井選手が出迎える場面が収録され、3人は松井選手の運転する乗用車に乗り込んだ。
松井選手は撮影の合間に「来年は優勝と3つのタイトルを獲りたい」と意欲を示した。《北國新聞》
【政界談話室】
○・・・福田康夫官房長官は12日の記者会見で、12月の日銀短観について聞かれると「前よりもちょっとね、まあ少し、落ち方が少なくなった。一部に少し、先行きが少し、明るいという感じで」としどろもどろになり、「前より改善されている感じ。『感じ』ぐらいでは、いかんかな」と自問自答する一幕も。首相の女房役として財政出動を求める自民党を押し返す役回りだけに、景況感が悪いともいえず、会見場を出た後で「いま景気がいいと言うと『このままでいいや』となって改革が進まないだろ」と苦しい言い訳。《共同通信》
【小泉純一郎首相】3月訪韓で調整
政府は12日、小泉純一郎首相の韓国訪問について、来年3月を軸に韓国側と調整に入った。5月末から開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)を目前に、友好関係を両国民にアピールする機会としたい考えだ。
首相は今年10月、歴史教科書問題や自らの靖国神社参拝で冷却化した韓国との関係改善を図るため訪韓した。通常、首脳交流は相互訪問が慣例だが、異例の日本側の連続訪問になる。
日韓ともに10月の首相訪問を「関係修復のための特別訪問」と位置付けており、3月の訪韓が実現すれば、小泉首相にとって名実ともに初の本格的な韓国訪問になる。《共同通信》
【掃海母艦・うらが】カラチに入港
テロ対策特別措置法に基づく被災民救援のため、日本の海上自衛隊横須賀基地(神奈川県)の掃海母艦「うらが」(5650トン)が12日午前8字すぎ、パキスタン南部のカラチに入港、アフガニスタン難民用のテントなど援助物資に荷降ろしを始めた。
「うらが」がカラチでテント約1000セット、毛布1万8600枚、給水容器約2万個など援助物資計約200トンを2、3日で降ろし、31日に帰国する予定。
港では国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が物資を受け取り、次々にトラックに積み込んだ。《共同通信》
【この日の民主党】
自民党議員は歳費削減でも痛み感じず=鳩山代表が指摘
民主党の鳩山由紀夫代表は12日の定例記者会見で、自民党税制調査会において最終調整に入った来年度税制改正について、「極めてあいまいな増税の理論だ」と批判した。特に、発泡酒増税については、「麦芽量を減らしても味を落とさないようにと、企業努力の結果生み出された商品に対し、ビールと足並みを揃えるために増税するとはとんでもない」と批判し、増税反対の姿勢を示した。
また、税収減対策として、連結納税制度を選択した企業に「連結付加税」を課すことにも言及。「結果として税が減るので連結納税制度があるのに、そこに付加税を課すとは極めておかしい」と、論理性を欠く増税方針を重ねて突いた。
続けて、国会議員の歳費1割削減について、自民党が次期通常国会での実現を目指していることについて、質問に答え、「構造改革には痛みを伴うと小泉総理は連呼しているが、政官業癒着のなかにどっぷり浸かってきた人間こそ、痛みを感じなければ構造改革は進まない」と指摘。ただ、国会議員の歳費1割削減が痛みを伴うことになるかどうかは疑問だとの考えを示し、これまでの経済政策の誤りを正すことこそが大事だと主張した。
同時に、企業献金システムを温存したままの自民党の実態に言及し、「歳費1割削減に踏み切っても、それほど痛みを伴うことにはなり得ない」と批判した。《民主党ニュース》
「人気より景気」「初心は一市民」=党ポスター2種類を制作
民主党は12日、来年から使う党のポスター2種類を作成した。松沢成文広報宣伝委員長と安住淳同代理が記者会見で発表した。
1枚は、ショートケーキのアップの写真の下に「人気より景気」のキャッチコピー。景気とケーキの語呂合わせになっている。「人気ばかりでなく、本当の構造改革を進め、景気に明るい見通しをつけてほしい」(松沢委員長)という小泉首相への注文と批判を込めたもの。「政党らしからぬポスターだが、これまでのこちらは言いたいことだけをいうものではなく、街で親子で振り向いてもらえるようなものにした」と安住議員はその狙いを説明している。
もう1枚は、「民主党」と書かれた表札に「初心は一市民」のコピー。「いま、不協和音はいろいろあるが、この党に市民として参加している結党の原点に戻り、謙虚になろうという気持ちを表した。また“しっかりしろ”というお叱りに襟を正したい」(安住議員)という意味が込められている。
これまでにない奇抜なデザインのポスターに、一時党内でも「待った」がかかったが、「若いメンバーの感性で斬新なものを作った」(松沢委員長)との意見で押し切った。鳩山代表もその直後の記者会見で「おやっと思わせることもポスターの意味。奇抜な発想も許される時代」と、若手議員のアイデアを評価している。
ポスターは屋外用A全版各32000枚、室内用A2版各5千枚を印刷。年末をめどに各都道府県連に配布し、来年から張り出される。A全版は1枚100円で党本部で12月26日から販売する。《民主党ニュース》