平成4700日目

2001/11/20

この日のできごと(何の日)

【マリナーズ・イチロー外野手】ア・リーグMVP獲得

米大リーグ、ア・リーグの最優秀選手(MVP)に20日、マリナーズのイチロー外野手(28)が日本人選手として初めて選ばれた。打率3割5分で首位打者に輝いたイチローは先に新人王も受賞しており、1975年のフレッド・リン外野手(レッドソックス)以来、史上2人目となるMVP、新人王ダブル受賞を果たした。

イチローは会見で「(MVPを)取れるとは思っていなかった。これだけのチームがあり、素晴らしい選手の数が多い中で選ばれたことは重みがある。米国でサポートしてくれた人々や日本のファンの後押しに感謝したい」と述べた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【大相撲九州場所】10日目

大相撲九州場所10日目(20日・福岡国際センター)横綱武蔵丸が平幕の大善に寄り切られ、初黒星を喫した。大善は2個目の金星獲得で5勝目。平幕の貴ノ浪は武雄山を引き落とし、不戦勝の関脇栃東とともに1敗を守った。大関は武双山が旭天鵬を押し出して7勝目を挙げたが、魁皇は関脇琴光喜の寄りに屈して5勝5敗となった。琴光喜も5勝5敗。小結は朝青龍が琴ノ若を切り返して勝ち越しまであと1勝とし、海鵬は出島に敗れて5敗となった。1敗で武蔵丸、栃東、貴ノ浪の3人が並び、2敗で旭鷲山が追っている。追風海も2敗だが、左ひざのけがなどでこの日から休場した。《共同通信》

【プロ野球】指名選手獲得へ始動

プロ野球のドラフト会議が終わり、20日は各球団が指名選手へのあいさつなどで一斉に動きだした。ダイエーは王監督、中内オーナーらが午前中に宮崎・日南学園高を訪れ、1巡目で交渉権獲得の寺原隼人投手(18)に指名のあいさつをした。ドラフトから一夜明けて余裕が出たのか、寺原はリラックスした様子で笑顔も。あいさつ後に、寺原はダイエーのジャンパーにそでを通すなど、好ムード漂った。

大阪・PL学園高では2選手が上位で指名された。近鉄は梨田監督らが1巡目の朝井秀樹投手(17)に、ロッテは広野編成部部長らが3巡目の今江敏晃内野手(18)に指名のあいさつをした。

横浜の大堀球団社長らは1巡目指名の秦裕二投手(18)を奈良・智弁学園高に訪ね、球団の筆頭株主変更の事情なども説明した。

このほか、巨人が1巡目の真田裕貴投手(17)=兵庫・姫路工高=、中日は前田章宏捕手(18)=愛知・中京大中京=、ダイエーが3巡目の杉内俊哉投手(21)=三菱重工長崎=をそれぞれ訪問。ロッテ1巡目の喜多隆志外野手(21)=慶大=はこの日、あいさつを受け、21日には仮契約を結ぶ予定。《共同通信》

【京福電鉄衝突事故】上り列車運転士を逮捕

勝山市の京福電鉄越前本線で今年6月、電車同士が正面衝突し、乗客乗員25人が重軽傷を負った事故で、県警と勝山署の合同捜査本部は20日、業務上過失致傷と業務上過失往来危険の疑いで、上り電車を運転していた福井市の運転士、A容疑者(22)を逮捕。京都市中京区の同電鉄京都本社など3ヶ所を家宅捜索した。A容疑者は自らの過失を認めており、捜査本部では今後、同電鉄の管理責任や安全教育体制などを追求していく。

事故は6月24日午後6時9分ごろ、同市鹿谷町保田の発坂駅と保田駅の間で、勝山発福井行き上り普通電車と福井発勝山行き下り急行電車が正面衝突した。

これまでの調べで、現場付近の信号や電車の電気系統などの作動に異常はなく、A容疑者が下り電車と擦れ違うことになっていた発坂駅で赤信号を見落とすなどし、下り電車の到着を待たずに出発したのが原因とみて捜査を進めてきた。

A容疑者は重傷を負ったが、捜査本部では事故発生から約5ヵ月が経過し、聴取に耐えられるまでに回復したと判断。同日、任意同行を求めて事情聴取を行い、容疑が固まったとして逮捕に踏み切った。《福井新聞》

【東京地裁】胸触った副校長に賠償命令

忘年会の二次会で胸を触られたとして神奈川県内の公立高校の女性教諭(50)が同僚の副校長に130万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は20日、15万円の支払いを命じた。

判決理由で豊田建夫裁判長は、被害は比較的軽微だと指摘したが「酔った悪ふざけで突発的に一回触っただけにしても社会通念上許容される限度を超えた」と述べた。

判決によると、1996年12月、同校の教諭らは演劇鑑賞会の後、居酒屋で忘年会を開催。二次会のカラオケボックスで隣り合わせになった際、副校長は女性教師の胸を触った。《共同通信》

【政府】PKF参加凍結を解除

政府は20日午前の閣議で、停戦監視などを行う国連平和維持軍(PKF)本体業務への参加凍結を解除する国連平和維持活動(PKO)協力本部改正案を決定、衆院に提出した。派遣される自衛隊員らの武器使用の防護対象に、テロ対策特別措置法と同様「その義務を行うに伴い自己の管理の下に入った者」を加えるほか、現行法では適用除外の自衛隊法95条(武器等防護のための武器使用)も解除し、武器使用要件を緩和する。

改正法は、民主党も基本的に賛成する方針で、今臨時国会で成立する見通し。1992年6月に現行法が成立して以来9年半ぶりにPKO協力法が完全実施され、国際貢献の転換点となる。ただ任務追加が見送られた「警護」を運用上では可能とするなど、法的なあいまいさを残した。改正によりアフガニスタン復興支援への自衛隊派遣を想定している。

改正案によると、参加凍結が解除される業務は(1)停戦、武装解除の監視(2)緩衝地帯の駐留、巡回(3)武器搬入、搬出の検査(4)放棄された武器の収集、処分−など6項目。これまでの建設、輸送、被災民支援などに加えて、自衛隊のPKO派遣の範囲は大幅に広がる。《共同通信》

【自民党】小泉首相の政策一元化指示に反発

小泉純一郎首相の経済運営などをめぐり、20日の自民党総務会で、党側の意向を反映すべきだとの意見が相次いだ。首相が19日、与党による政策調整の簡略化を視野に、意思決定の一元化を図るよう指示したことへの強い警戒感が背景にあるものとみられる。

自民党の青木幹雄参院幹事長も20日午後の記者会見で「(日本は)議会制民主主義だ。党を一切差し置いて政策が決まることはあり得ない。現段階で正式に決めたわけではない」と首相の指示が党内でコンセンサスを得られたものではないことを強調した。

堀内光雄総務会長はこうした党内の意見を踏まえ、政府の経済財政諮問会議が来年度予算案の基本方針を策定する前の28日にも、臨時総務会を開催、来年度予算の在り方について議論することを決めた。《共同通信》

【この日の民主党】

日本の特性生かした積極的な貢献を~「PKO改革案」まとめる

民主党は11月20日、国連平和維持活動(PKO)協力法の改革案を決めた。国連平和維持軍(PKF)本体業務の凍結解除に加え、PKO参加5原則の見直しを掲げ、「紛争当事者間の停戦合意の存在」に、「紛争当事者のいずれかが存在しなくなった場合などにより、当該武力紛争が停止ないし集結していると認められる」場合も含めた。武器使用基準についても、「職務を行うに伴い自己の管理の下に入った者」を防護対象に含めるなど、この国会で成立したテロ対策特措法の範囲に広げた。

また、今後わが国が新たなPKOに積極的に参加するための提案として、PKO訓練センターの設立や、文民警察官の派遣への警察・司法分野での活動促進、平和債権に向けての復興支援・開発援助活動への参加、自衛隊の体制整備などを提案している。

国連では、冷戦後の国際情勢の劇的な変化を踏まえて、PKOの機能強化を盛り込んだ「ブラヒミ・レポート」が安保理に提出されるなど、改革への動きが加速している。民主党としても、「わが国において何ができるのかではなく、何をなすべきなのか」という視点から、積極的な国際貢献のあり方を今後検討していく。《民主党ニュース》



11月20日 その日のできごと(何の日)