平成4699日目

2001/11/19

この日のできごと(何の日)

【プロ野球ドラフト会議】

剛球右腕は地元九州のダイエーへ。プロ野球のドラフト会議は19日、東京都内のホテルで行われ、最も注目された寺原隼人投手(宮崎・日南学園高)は4球団競合の末、ダイエーが交渉権を手に入れた。

“甲子園大会最速記録”の154キロをマークした同投手に対し、当初は米大リーグのドジャースなど10球団が獲得に動いた。結局、この日は巨人、ダイエー、横浜、中日の4球団が1巡目で入札。抽選の結果、王監督が「当たりくじ」を引き当てた。

4球団以上が重複したのは、1997年ドラフト会議の川口知哉投手(京都・平安高=現オリックス)以来。抽選で外れた巨人は真田裕貴投手(兵庫・姫路工高)横浜は秦裕二投手(奈良・智弁学園高)という、寺原同様の本格派投手の交渉権を得た。

ロッテは1巡目で東京六大学リーグのシーズン最高打率を更新した喜多隆志外野手(慶大)を単独指名。今年から新制度でのドラフトで、自由獲得枠を用いた5球団は1巡目は不参加だった。

即戦力左腕の杉内俊哉投手(三菱重工長崎)は、意中のダイエーが3巡目で指名。150キロ以上の速球を誇る鴨志田貴司投手(茨城・水戸短大付高)は、巨人の3巡目指名だった。《共同通信》

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【大相撲九州場所】9日目

大相撲九州場所9日目(19日・福岡国際センター)横綱武蔵丸が落ち着いて平幕の旭天鵬を寄り切り、土つかずの9連勝。平幕で全勝だった追風海が貴ノ浪に敗れたため、単独トップに立った。注目の関脇対決は大関昇進を目指す栃東が琴光喜をはたき込み、8勝1敗と勝ち越しを決めた。琴光喜は4勝5敗。かど番の大関魁皇は出島の寄りに屈し5勝4敗。大関武双山は闘牙を押し出して連敗を2で止め6勝目。両小結はともに勝ち、朝青龍は6勝目、海鵬は5勝目を挙げた。全勝の武蔵丸を追う1敗は栃東、平幕の貴ノ浪、追風海の3人。十両は朝乃若と大碇が2敗で並んでいる。《共同通信》

【しし座流星群】全国で観測

国内最大級のしし座流星群が19日未明、全国で観測され、県内の夜空にも1時間に数千個という壮大な光のシャワーが降り注いだ。

しし座流星群は、母すい星のテンペル・タットルすい星から放出されたちりが地球大気にぶつかって起こる発光現象。毎年ほぼ同じ時期に観測されるが、今年は大規模な出現が予想されていた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の麻生太郎政調会長は19日、千葉市で講演し、イージス艦派遣の見送りについて「使えるものは使った方がいい。宝の持ち腐れになって戦艦大和の二の舞いにならないか」と政府の判断を厳しく批判した。イージス艦の能力を「普通の護衛艦より4、5倍遠く(まで)見え、輸送船を守るのにはそれだけ安全だ」と評価、同時に「戦艦大和はじっとして使わず、最後に負けると分かっている沖縄へ裸で出した。あんなあほな使い方はなく、持っているものは使わないといけない」とオクターブを上げていた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】「与党内調整簡略化を」

小泉純一郎首相は19日午後、自民党の国家戦略本部メンバーと首相官邸で会談し、政府の意思決定の在り方をめぐり、内閣と党の一元化を図るための具体的方策を検討するよう指示した。

首相は就任以来「スピード感のある政策決定」(首相周辺)を重視しており、内閣提出法案の内容について自民党政務調査会が行っている事前審査や、与党幹部による政策調整協議の簡略化などを視野に入れているとみられる。《共同通信》

【ソルトレークシティー五輪】採火式

来年2月に米ユタ州で開催されるソルトレークシティー冬季五輪の聖火採火式が19日、ギリシャのオリンピア遺跡で行われた。式典が始まった正午(日本時間同日午後7時)の天候は薄曇り。凹面反射鏡を使って太陽光線から「五輪の火」を採るの慣例だが、点火の可能性が低いと判断し、17日のリハーサルで採火した火の入った炉を、古代競技場跡のヘラ神殿前の祭壇に供えた。

聖火は、ロムニー同五輪組織委員会会長らが待つ近代五輪の創始者、クーベルタン男爵の記念碑前に運ばれた。みこにふんした女優のサレイア・プロコピウさんが、大会の成功を祈願し、聖火リレーの第1走者でスキー距離男子のギリシャ五輪代表、レフテリス・ファファリス選手が持つ、つららをイメージしたトーチに点火された。

聖火はギリシャ国内をリレーした後、12月4日に46州を回る米国内のリレーがアトランタから始まり、来年2月8日の開会式で聖火台に点火される。《共同通信》

【この日の民主党】

シックハウス対策2法案の骨子発表

民主党はシックハウス対策関連2法案の骨格をまとめ、19日、厚生労働省および国土交通省で会見を行い発表した。

会見には、民主党シックハウス対策ワーキングチーム座長の櫻井充、ネクストキャビネット環境大臣の小宮山洋子両参議院議員が出席。まず小宮山議員が、民主党のシックハウス症候群・化学物質過敏症対策の検討経過を説明した。今回の2法案(「建築物の居室内における空気環境の保全に関する法律案(シックハウス対策法案)」「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管法)改正案」)は、ヒアリングや現地視察を踏まえて、これ以上患者を増やさないための予防的な措置を早急に法案化すべきとの認識から、市民団体とも連携し昨年末より法案づくりに着手してきたものだ。

続いて櫻井議員が、民主党のシックハウス・化学物質過敏症対策と2つの法案の概要を説明。まず対策の概要として、原因の究明・治療体制の確立、法律整備、施策充実、シックスクール対策の4本柱に沿って民主党の方針を説明した。

法案については、問題意識を交えてポイントを解説。シックハウス対策法案は、ホルムアルデヒドなど8種を特定有害化学物質に指定し、それぞれ規制基準を設定。これに沿って、都道府県が新・改築時の居室内を検査し、基準に適合する場合には検査済証を交付する。また、基準違反の場合には、改善勧告、改善命令、罰則などの措置をとることが定められている。

ビル管法改正案は、百貨店・大規模オフィスなどについて有害物質濃度の定期的検査を義務付け、必要があれば都道府県が立ち入り検査を行うことが盛り込まれている。

櫻井議員は、「いまだシックハウスが病気として明確に認められておらず、診断・治療法も確立されていないなかで、とにかく患者をこれ以上増やさないための緊急措置として策定した。行政はおろか、他党もほとんど取り組んでいない中で、民主党が先頭をきって法案化した意義は大きいと思う」と語った。

法案は、党内手続きを経て、来週にも国会に提出される予定。《民主党ニュース》



11月19日 その日のできごと(何の日)