平成4669日目

2001/10/20

この日のできごと(何の日)

【日米首脳会談】

小泉純一郎首相は20日昼、上海でブッシュ米大統領と会談した。大統領は冒頭、米国支援のための日本のテロ対策について「テロと戦う友人として心強い。首相の決意に大変印象付けられた。日本は強いリーダーを持っている」と評価し、訪日に意欲を示した。

これに対し、首相は「テロに対し一緒に戦おう」と応じた。

10月20日のできごと(何の日)【小泉純一郎首相】ブッシュ米大統領と会談
https://www.kantei.go.jp/

小泉純一郎首相は20日午後、上海市内のホテルで米国のブッシュ大統領と会談し、アフガニスタンのタリバン政権崩壊後の復興支援について米国と連携しながら積極的に参加する考えを示した。

これに対し、大統領は日本の役割に強い期待感を表明、両首脳はアフガニスタン復興支援での日本の関与が不可欠との認識で一致した。大統領は国会で審議中のテロ対策特別措置法案についても評価した。

首相が早々とアフガニスタン復興支援を「公約」したことで、国連平和維持軍(PKF)本体業務への参加凍結解除を含めた国連平和維持活動(PKO)協力法改正などの法整備が急務となる。《共同通信》

小泉首相とブッシュ米大統領は20日昼の日米首脳会談の冒頭、プレゼントを交換し、親密さをアピールした。

両首脳の会談は約半年間で4回目。大統領から首相へは米大リーグで最多出場記録を持ち、今季限りで引退したカル・リプケン選手愛用のグラブで、同選手がサインした首相の名前入り。小泉首相は流鏑馬に使う2メートル近い弓と矢を贈呈。首相はテロ撲滅の願いを米、邪悪を対し、恒久平和を実現する意味の「天長地久」を弓を入れる木箱に墨で自署した。

首相は会談後記者団に「旧知の親友に会う気持ちで率直な意見交換ができた」とご機嫌。首脳会談の中でも「人間には話しても分からない人、話せば分かる人、話さなくても分かる人の3つある。テロリストは話しても分からない人だが、大統領とは多くを話さなくても分かる関係だ」と胸を張った。《共同通信》

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【日韓首脳会談】

小泉純一郎首相は20日午前、上海市内のホテルで韓国の金大中大統領と約30分間、会談した。

首相は米中枢同時テロに関連し「テロリストを入国させない、拠点をつくらせない、テロを起こさせないことを原則に日韓間で緊密な協議を行いたい」と提案、大統領も「テロ根絶を目指し情報交換で協力する」と応じ、テロ対策で日韓間の連携を強化することで一致した。

また両首脳は未来志向の関係構築へ協力することを確認。2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)の共同開催を念頭に、韓国人の観光目的の入国査証(ビザ)免除に向け、来年からb座発給要件の緩和を目指し、年内に局長レベルの協議を始めることで合意した。《共同通信》

【アジア太平洋経済協力会議】開幕

アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が20日午後、2日間の日程で上海で開幕し、米中枢同時テロを受けた国際的は反テロ包囲網の構築と、自由貿易の加速を通じた世界経済の再生に向けて本格的な討議に入った。

これに先立ちブッシュ米大統領は経済界指導者の会合で演説し、米国のテロとの戦いに支持が得られたことを強調した上で、今回のAPECを「反テロの国際協調体制づくりの重要な機会」と位置付けた。

首脳会議の討議では、テロ撲滅への結束を確認。この中で小泉純一郎首相は「文化的、宗教的に多様なAPECが、反テロで一致団結し取り組んでいく必要がある」と発言した。

会議にはブッシュ大統領、小泉首相のほか、プーチン・ロシア大統領、江沢民・中国国家主席らが出席。テロ発生後、主要国の首脳が一同に解する初めての会議で、APECとしては過去に例のない政治色の強い会議となった。《共同通信》

【J1・第2ステージ】第10節

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第10節(20日・札幌厚別公園競技場ほか=8試合)磐田が中山の先制点などで2−1で札幌に勝ち、9連勝で首位を守った。勝ち点で磐田と並ぶ鹿島も名良橋の決勝ゴールで柏に競り勝ち、磐田に並走している。市原が神戸に完敗して4位に後退。名古屋にVゴール勝ちし5連勝の清水が3位に浮上したが、勝ち点25の磐田、鹿島との差は7に広がった。横浜MはC大阪に延長で敗れ、ポーツマス(イングランド)に移籍するGK川口のラストゲームを飾れなかった。《共同通信》

【プロ野球・日本シリーズ】第1戦

21世紀初のプロ野球日本一を決める日本シリーズ、近鉄(パ・リーグ)−ヤクルト(セ・リーグ)は20日、大阪ドームで開幕、ヤクルトが7−0で快勝した。ヤクルトは先発の石井一が七回一死から北川に右前打されるまで無安打に抑える力投。八回で降板したが、直球とスライダーを武器に日本シリーズの1試合最多奪三振にあと1と迫る12三振を奪った。

打線は二回、岩村の右前打で先制。六回はラミレスが左中間へ3点本塁打を放った。八回には古田のソロ本塁打で加点し、九回にも真中の二塁打で2点を奪った。近鉄はチーム最少安打のシリーズ記録となるわずか1安打。持ち前の強打線が振るわず、三塁を踏めずに完敗した。《共同通信》

【皇后陛下】67歳に

皇后さまは20日、67歳の誕生日を迎え、これに先立って宮内記者会の質問に文書で回答された。

近く生まれる皇太子ご夫妻のお子さまに願うこととして、皇后さまは「時がくれば、東宮(皇太子)や東宮妃が、まず両親としての願いを語るでしょう」と述べ、その上で「私自身は『よく来てくれて』と迎えるだけで、胸がいっぱいになると思います」と誕生を待つ真情を明かした。

誕生に向けての準備では、「これまでのしきたり通り、新宮の初着や陛下から賜るお守り刀など、一つずつ整えてもらっています」と、順調に進んでいる様子をうかがわせた。

この一年の出来事では、まず米中枢同時テロに関して「いまだ家族の消息を得られぬ人々の悲しみを思い、心が痛みます」と述べる一方、有珠山の噴火で今も仮設住宅に住む人たちがいることなどを挙げ、「テロのような大きな出来事の陰で、これらの人々の苦しみが、社会から忘れ去られていくことのないよう願っています」と気遣った。《共同通信》

【MLB】

米大リーグのア・リーグ優勝決定戦(7回戦制)ヤンキース−マリナーズ第3戦は20日、ニューヨークに舞台を移して行われ、マリナーズが14−3で今シリーズ初勝利を挙げ、1勝2敗とした。1試合14得点は同シリーズ最多記録。

マリナーズは2点を追う五回、二死満塁からブーンの左前適時打で同点。六回にはオルルードの勝ち越し本塁打やマクレモアの満塁の走者一掃三塁打などで一挙7点を奪って勝負を決めた。

イチローは3打数1安打でポストシーズン8試合連続安打。

ナ・リーグ優勝決定戦のブレーブス−ダイヤモンドバックス第4戦はアトランタで行われ、ダイヤモンドバックスが11−4で連勝、3勝1敗とし、初のワールドシリーズ出場にあと1勝とした。



10月20日 その日のできごと(何の日)