平成4641日目
2001/09/22
この日のできごと(何の日)
【大相撲秋場所】14日目
大相撲秋場所14日目(22日・両国国技館)東前頭2枚目の琴光喜が海鵬を右下手投げで下して13勝1敗とし、初優勝を決めた。愛知県出身力士の優勝は71年名古屋場所の玉の海以来で、佐渡ケ嶽部屋からは98年九州場所の琴錦以来の優勝。
琴光喜を追っていた大関武双山は旭天鵬の小またすくいに敗れて10勝4敗となり、関脇栃東は追風海を左上手投げで下して11勝3敗とした。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【J1・第2ステージ】第6節
Jリーグ1部(J1)第2ステージ第6節(22日・国立競技場ほか=8試合)首位の鹿島は、1−1の延長戦で本山がVゴールを決めて浦和に競り勝ち、開幕6連勝で首位を守った。
名古屋と磐田の2、3位対決は、第1ステージの覇者、磐田が試合巧者ぶりを発揮して、2−0で快勝し、名古屋に代わって2位に浮上した。
F東京と市原は2−2で、神戸と柏は1−1で引き分けた。福岡は3−0で東京Vに快勝し、広島は3−1で横浜Mを下し連敗を3で止めた。横浜Mは3連敗。C大阪は清水に完敗して6連敗となった。《共同通信》
【農水省】千葉の乳牛を狂牛病と断定
農水省は22日未明、狂牛病(牛海綿状脳症)の疑いのあった乳牛1頭について、米国獣医研究所が感染を確認したと発表した。アジアで狂牛病の発生が確認されたのは今回が初めて。今後、感染源の特定や、家畜の防疫体制の早急な確立を求められる。
問題の乳牛は、1996年3月に北海道常呂郡佐呂間町で生まれ、千葉県白井市の農場で飼育されていた。立ち上がることができなくなっていたため、8月6日から4回にわたり狂牛病の感染の有無を調べる検査が実施された。
1回目の検査は陰性だったが、残り3回の検査では狂牛病の牛と同じような脳組織の空胞が確認されたり、抗体を利用した検査で陽性反応が出たりした。農水省は英国獣医研究所に最終的な診断を依頼していた。《共同通信》
【政府・自民党】自衛隊活動、他国領土・領海も
政府・自民党は22日、同時テロを受けた米国による報復攻撃への後方支援を可能にする新法の検討で焦点となっていた自衛隊の活動範囲について、受け入れ国の同意を条件にその領土や領海での活動ができることを明記する方針を固めた。同時に「戦闘行為が行われていない」地域に限定することも盛り込み、武力行使と一体化しないことを明確にする。
日本周辺有事での米軍への後方支援を可能にした周辺事態法では、自衛隊の活動は原則として日本領域、公海とその上空に限定。公海で捜索していた米兵らが他国領海に流れた場合のみ、その国の了解を得れば入ることを認めている。新法が成立すれば、国連平和維持活動(PKO)を除いて自衛隊が他国領域で初めて本格的に活動できるようになり、自衛隊の活動範囲は大幅に広がる。
新法を適用すれば、自衛隊がインド洋の英領ディエゴガルシア島の米補給基地まで物資を届けたり、パキスタンでの医療・輸送活動を実施することなどが可能になる。ただ実際に派遣するかは政策判断として政府が個別に決定する。《日経新聞》
【小泉純一郎首相】「テロ対策相」の新設を検討
小泉純一郎首相は22日、米中枢同時テロを受けた法整備や米軍への支援策などの政府対応を一元化するため、「テロ対策担当相」(仮称)新設の検討に入った。政府筋が明らかにした。村井仁国家公安委員長や福田康夫官房長官の名が取りざたされている。政府与党内に否定的な声もあり曲折も予想される。《共同通信》
【米・ブッシュ大統領】印パ制裁を解除
ブッシュ米大統領は22日、1998年にインドとパキスタンが相次いで行った核実験を理由に両国に科してきた経済制裁について「米国の国益に合致しない」とし、解除を決定した。
米中枢同時テロで、ウサマ・ビンラディン氏とアフガニスタン・タリバン政権に対する米国の報復攻撃に「全面協力」を表明したパキスタンのムシャラフ政権への見返り措置で、武力行使に向けて欠かせない同政権安定化のためのてこ入れを狙ったもの。
一方、23日付アラブ紙アルハヤトなどは、アラブ首長国連邦(UAE)に続きサウジアラビアも早ければ一両日中にタリバンとの外交関係断絶を決める見通しと報じた。タリバンは国際的に一層孤立しそうだ。
また、アフガニスタンのタリバン政権報道官は23日、ビンラディン氏の所在が分からなくなったと発表。これに対し、ラムズフェルド米国防長官は、タリバンはビンラディン氏の居場所を知っていると指摘した。
制裁解除により国際通貨基金(IMF)など国際金融機関の融資再開が可能となり、米国は巨額の経済支援の早期実施を検討している。
【MLB】
米大リーグのマリナーズは22日、アスレチックスと対戦、イチロー外野手は4打数2安打で六回裏の守備から交代した。今季の通算安打は224本になり、新人の歴代2位に浮上。ジョー・ジャクソン(インディアンス)が1911年にマークした新人のシーズン最多安打記録233本にあと9本とせまった。試合はマリナーズが敗れ、初の3連敗
メッツはブレーブスと対戦、新庄外野手は4打数1安打。メッツは大リーグ再開後5連勝。
エクスポズの吉井投手はロッキーズ戦に先発し、6回を1失点で勝利投手になった。エンゼルスの長谷川投手はレンジャーズ戦の6回途中から2番手で登板。勝敗などはつかなかった。《共同通信》
【アイザック・スターンさん】死去
米国の世界的バイオリニストとして知られ、ニューヨーク・カーネギーホール理事長のアイザック・スターン氏が22日、ニューヨーク市内の病院で死去した。81歳だった。
1920年ウクライナ・クリミニエツ生まれ。1歳の時、両親とともに米サンフランシスコに移住。8歳でバイオリンを始め、15歳でデビューして「神童」とうたわれた。43年、カーネギーホールでのリサイタルで大成功を収め、一躍、世界の注目を浴びた。豊潤かつ安定感のある音色で知られ、戦後は世界各地で演奏活動を行い、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲などのレコードやCDの録音も多い。
80年代以降は若手の育成に力を入れ、バイオリンの五嶋みどりさん、諏訪内晶子さんやチェロのヨーヨー・マ氏らに数多くの指導、助言を与え「精神的支え」の役割を果たしてきた。《共同通信》