平成4591日目
2001/08/03
この日のできごと(何の日)
【自民党】外相批判相次ぐ
自民党本部で3日昼開かれた外交関係合同部会は、外務省人事などをめぐる田中真紀子外相の対応に出席議員から批判が相次いだ。外相更迭を求める直接的な意見は出なかったものの、さながら、「外相糾弾集会」の様相を呈した。
まとめ役の中山太郎外交調査会長が自ら「人事をめぐる混乱は極めて遺憾。日本外交の信頼をどれだけ落としているか。首相の指導の下に一元的に行うのが外交の基本であり、国家のために異常な事態を一刻も早く解決してもらいたい」と、首相官邸と事を構える外相を強く批判した。ほかの議員からも「外相は就任以来こんなことばっかりやっている」などと厳しい指摘が続いた。
田中真紀子外相が参院選群馬選挙区で行った党公認女性候補に対する応援演説をめぐり、自民党の参院幹部らの3日の会合で、批判が相次いだ。
外相の応援演説に対して役員連絡会でも批判が続出し、6日に党紀委員会で党規律規約に反する行為があったかどうか審査することになっており、この結論が出るのを待って、参院自民党としてても何らかの対応をする方針を決めた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【政界談話室】
○・・・民主党の菅直人幹事長は3日の記者会見で、参院選比例代表で大橋巨泉氏ら著名人を擁立した意図を聞かれると「こういう人は出さない、と私が発言したつもりはない」と説明。もっとも同党はタレント候補乱立のきっかけとなった非拘束名簿式の導入に反対、国会審議を拒否した経緯まであるだけに「今言っても選挙は終わったんだから…」「じゃあ立候補しないのか。制度が変わった以上(著名人擁立は)当たり前だ」と歯切れはいまひとつ。今となっては「郷に入っては郷に従うしかない」というのが本音のよう。《共同通信》
【外務省】人事が決着
田中真紀子外相は3日午後、柳井俊二駐米大使の後任に加藤良三外務審議官(政治担当)を、事務次官に野上義二外務審議官(経済担当)をそれぞれ充てる人事を内定した。外相は首相官邸で福田官房長官に報告、了承された。《共同通信》
【扇千景国交相】首相の靖国参拝「当然」
保守党党首の扇千景国土交通相は3日夜の閣議後の記者会見で、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「公約を守るという国民の期待感を裏切らないことが、小泉首相の人気になっている。皆に(参拝)すると言ったことをするのは当然だ」と述べ、これまでの言動に沿って8月15日に参拝すべきだとの考えを重ねて示した。《共同通信》
【ハワイ】観光バス事故で邦人18人負傷
米ハワイ島で3日午後0時15分ごろ、日本人観光客18人が乗った観光バスが高速道路の側溝に落ち、運転手と観光客全員の計19人がけがをした。18人のうち2人が重体、3人が重傷。観光客はJTBの現地法人「JTBハワイ」が主催したツアーに参加していた。《共同通信》
【北朝鮮・金正日総書記】モスクワ到着
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記は3日夜(日本時間4日未明)、厳戒態勢の中、特別列車でモスクワのヤロスラブリ駅に到着した。シベリア鉄道で1万キロを走破しての異例の公式訪問で、ロシア入りして9日目でようやく首都に達した。
総書記は到着後、クレバノフ副首相らの出迎えを受けたが大きな歓迎行事はなく、固い警護に守られながら直ちに特別車に乗り込んで宿泊先のクレムリンに向かった。4日午前(日本時間同日午後)に赤の広場のレーニン廟を参拝した後、プーチン大統領との首脳会談に臨む。
総書記の到着に伴い、ヤロスラブリ駅は一時閉鎖されるなどかつてなく厳しい警備が敷かれ、多くの列車が運休となるなど市民生活に大きな影響を与えた。
首脳会談では、朝鮮半島情勢や米国のミサイル防衛構想、北朝鮮のミサイル開発問題などが協議されるとみられる。会談後に「モスクワ共同宣言」が発表される見込み。旧ソ連時代を含め、北朝鮮の最高指導者の訪ロは故金日成主席以来15年ぶりとなる。《共同通信》
【世界陸上・男子マラソン】
世界陸上選手権の男子マラソンは3日、気温28度、湿度52%の条件でスタート。日本勢は5選手が出場し、油谷繁(中国電力)が2時間14分7秒で5位に入った。
森下由輝(旭化成)は2時間17分5秒で8位、西田隆維(エスビー食品)は2時間17分5秒で9位に続いた。大会前に故障した日本最高記録保持者の藤田敦史(富士通)は2時間18分23秒で12位、高橋健一(富士通)は序盤で遅れ26位だった。
終盤の約2キロはサイモン・ビウォット(ケニア)とゲザハン・アベラ(エチオピア)との接戦になり、ゴール前約200メートルで抜け出したシドニー五輪金メダルのアベラが優勝した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は3日、クリーブランドのインディアンス戦で4打数1安打。打率は3割3分の4位で首位アロマー(インディアンス)とは2分差。イチーローは八回の第4打席で三塁前バント安打。この回の2点に結びつけ、勝利に貢献した。佐々木投手は九回に登板。打者3人で抑え、35セーブ目。
メッツの新庄外野手はダイヤモンドバックス戦で、日本人野手として初の大リーグ4番で出場したが、2三振を含む4打数無安打に終わった。打率は2割7分5厘。
エクスポズの吉井投手はアストロズ戦の五回から2番手で登板し2回を無失点。エンゼルスの長谷川投手はヤンキース戦の八回、2番手で登板。2/3回で2安打、1失点。《共同通信》