平成4537日目
2001/06/10
この日のできごと(何の日)
【付属池田小学校児童殺傷事件】容疑者を送検
児童8人が死亡、15人が重軽傷を負った大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)での児童殺傷事件で、宅間守容疑者(37)が10日、大阪府警池田署捜査本部の調べに対し、同校で事件を起こしたことを認め、「エリートでインテリの子をたくさん殺せば、確実に死刑になると思った」などと供述した。
凶器の出刃包丁は、車で同校に向かう途中、池田市内の刃物店で購入していたことが判明。「人を殺すために持っていた」と供述している。捜査本部は車の捜索で、なたや別の包丁、アイスピックなどを押収、事前に複数の凶器を用意した計画的犯行だった可能性があるとみて調べている。自宅からは精神安定剤など大量の薬も押収した。
捜査本部は10日、殺人、殺人未遂の疑いで宅間容疑者を送検。大阪地検はただちに、大阪地裁に同日から10日間の拘置を請求、認められた。
宅間容疑者は精神科に入院歴があり、刑事責任能力の有無が焦点だが、供述になお不自然な点があることなどから、捜査本部は精神鑑定が必要と判断している。地検が最終判断する。
捜査本部によると、押収したなたは1本で、車のトランク内にあった。凶器とは別の包丁1本とアイスピック2本、カッターナイフはコンソールボックスなどから見つかった。
自宅で押収した薬は錠剤が10種類以上あり、計200錠弱。いくつもの薬袋に入っていた。処方せんもあり、宅間容疑者が別の傷害事件で措置入院し、その後入退院を繰り返していた兵庫県西宮市の病院が、処方した精神安定剤が大半とみられる。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【テニス・全仏オープン】最終日
テニスの全仏オープン最終日は10日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝で第1シードのグスダボ・クエルテン(ブラジル)が第13シードのアレックス・コレチャ(スペイン)を6−7、7−5、6−2、6−0で破って2年連続3度目の優勝、賞金453万8000フラン(約7200万円)を獲得した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は10日のパドレス戦の四回、右越え本塁打を放ち、大リーグ通算100安打を記録した。今季61試合目での到達で、両リーグを通じ100安打一番乗り。
イチローは1、2打席凡退後の四回、第3打席で4月18日以来となる今季3号の2点本塁打。この日は5打数1安打2打点で打率はリーグ2位の3割5分7厘。
前日、連量が「15」でストップしたマリナーズは8−1で快勝。佐々木投手は九回に調整登板、本塁打を打たれた。
レッドソックスの野茂英雄投手はフィリーズ戦に先発、6回を6安打3失点で勝利投手(6勝3敗)となった。メッツの新庄外野手はデビルレイズ戦で6試合ぶりの欠場。ロイヤルズの鈴木投手はダイヤモンドバックス戦の四回、二番手で登板。ゴンザレスに3点本塁打を浴びるなど、1/3回で4安打、6失点で降板した。《共同通信》
【サッカー・コンフェデ杯決勝】フランス1−0日本
サッカーのコンフェデレーションズカップ最終日は10日、横浜国際総合競技場で日本−フランスの決勝を行い、世界ランク1位のフランスが1−0で勝ち優勝した。フランスは、中盤を制して前半から圧倒。30分にビエラが決勝ゴールを挙げた。日本はGK川口(横浜M)の再三の好セーブでフランスの猛攻をしのいだが、攻撃では決定的なチャンスをつかめなかった。
フランスは1998年ワールドカップ(W杯)、2000年欧州選手権に続くタイトル獲得。日本の対フランスの成績は、これで1分け(PK負け)3敗となった。《共同通信》
【自民党・山崎拓幹事長】田中外相の首脳会談前訪米は困難
自民党の山崎拓幹事長は10日朝のフジテレビ番組で、日米首脳会談前の田中真紀子外相の訪米は難しいとの認識を表明。保守党の扇千景党首(国土交通相)や自民党の外相経験者らからは、外相と外務省事務方の対立について憂慮する意見が相次いだ。
山崎氏は「国会の真っ最中でこちらも土日(曜日)以外に時間はなく、米側も土日は会談しない。(外相訪米は)物理的に難しいのではないか」と述べた。
扇氏は「中で言っていいことと、洗いざらい全部外に出すことは違う。省内のことはきちんと省内で片付けて、親(田中角栄元首相)の七光りもあうrのだから、素晴らしい外交をばりばりやってほしい」と、皮肉まじりに田中外相が対応を改めるよう促した。《共同通信》