平成4523日目
2001/05/27
この日のできごと(何の日)
【大相撲夏場所】千秋楽
大相撲夏場所千秋楽(27日・両国国技館)横綱貴乃花が横綱武蔵丸との優勝決定戦を制し、2場所ぶり22度目の優勝を果たした。貴乃花は本割で武蔵丸にあっけなく突き落としで敗れ、13勝2敗で並んだ。しかし優勝決定戦では右四つからの豪快な左上手投げで武蔵丸を横転させた。
大関同士の対戦は千代大海が武双山を突き倒して12勝目を挙げた。武双山は9勝6敗。大関出島は関脇栃乃洋を寄り切って5勝目を挙げたが、来場所は2度目のかど番となる。大関雅山は琴ノ若に上手投げで敗れて9勝で終わった。1横綱4大関を倒した小結朝青龍は勝ち越しを決めて初の殊勲賞を獲得。敢闘賞は該当者がなく、技能賞の小結琴光喜は9勝6敗だった。十両は北桜が13勝2敗で初優勝した。《共同通信》
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小泉純一郎首相は27日、東京・両国国技館で大相撲夏場所千秋楽を観戦し、優勝した横綱貴乃花関に表彰状と内閣総理大臣杯を授与した。直接手渡したのは橋本龍太郎元首相が最初で、以来4人目。
決定戦の末に優勝を決めた貴乃花関への表彰状を読み上げた後、「痛みに耐えてよく頑張った。感動した。おめでとう」と絶叫調でアドリブの賛辞。重さ40.8キロの総理大臣杯をよろけながらも一人で抱えて手渡すと、観客席から大歓声と拍手がわき起こった。《共同通信》
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【新潟県刈羽村】プルサーマル導入に反対
東京電力の柏崎刈羽原発3号機へのプルサーマル計画導入の賛否を問う新潟県刈羽村の住民投票が27日行われ、即日開票の結果、反対1925票、賛成1533票、保留131票となり、計画の受け入れに反対する票が投票者の53.40%を占めた。プルサーマルをめぐる住民投票は全国初。
東電は「(計画を)強行するようなことはない」として地元の理解を得ながら計画を実施することを表明しており、プルサーマルの導入は事実上、困難な情勢。品田宏夫村長は27日夜の会見で「結果を単純に見れば受け入れ反対となるが、事前了解した村の公的な立場や社会的責任を考えて最終判断しなければならない」として判断を先送りした。
品田村長は「28日に電話で(結果を)知事に伝え、できれば会いたい」としている。村長の最終判断と新潟県知事や柏崎市長らの対応が注目される。《共同通信》
【さいたま市】初代市長に相川宗一氏
埼玉県の旧浦和、大宮、与野の3市合併による新市発足に伴うさいたま市長選は27日投票、即日開票の結果、無所属で元浦和市長の相川宗一氏(58)=自由推薦=が、無所属で元大宮市長の新藤享弘氏(68)との接戦を制し、初当選した。
相川氏は、3期約10年の実績と知名度に加え、旧浦和市を中心に企業や各種団体に働きかける組織戦を展開。地盤の旧浦和市の票を手堅くまとめ、旧大宮、与野市でも得票を重ねた。最終投票率は46.41%だった。
2人以外に立候補していたのは、いずれも無所属で税理士の沼田道孝氏(48)=共産推薦、元県議の岡真智子氏(53)ら6人。選挙戦は、元市長同士の地域間選挙に、対立解消を訴え元市長の出馬を批判する候補らが加わり、混戦になった。《共同通信》
【競馬・日本ダービー】
第8回東京優駿(日本ダービー)(27日・東京9R2400メートル芝18頭、GI)3歳馬日本一を決める競馬の祭典は、一番人気のジャングルポケット(角田晃一騎乗)が2分27秒0で快勝した。優勝賞金は1億5000万円。
角田騎手は5度目の挑戦で初の栄冠。渡辺栄調教師も初の勝利。トニービン産駒の勝利はウイニングチケット以来、8年ぶり2頭目となった。
レースはテイエムサウスポーが引っ張りハイペースの展開。やや後方から進んだジャングルポケットが直線で抜け出し、2着のダンツフレームに1馬身差をつけた。
今年から2頭が出走可能となった外国産馬で、二番人気に推されたクローフネ(武豊騎乗)は5着だった。《共同通信》
【北陸新幹線】上越−富山・起工式
自民党北陸新幹線建設促進議員連盟会長の森喜朗前首相は27日、富山市の富山第一ホテルで開かれた北陸新幹線上越−富山間の起工祝賀会であいさつし、2年後の整備計画見直しでは、富山−南越(武生市)間のフル規格着工を目指す考えを強調した。また「最終の仕上がりは同時にするのが一番正しい道ではないか」と述べ、上越−南越間の同時開業が望ましいとの見解を示した。
森氏は、昨年暮れの政府与党の調整で金沢までフル規格で延伸する案があったことを明らかにした上で「北陸最大都市の金沢まで延ばすと、そこで終わりになってしまい、福井の苦労に報いることができないと考えた」と認可が富山止まりとなった経過を説明した。
その上で「北陸の地に、橋頭堡を打ち立てたからには、どんなことがあっても南越まで延ばさねばならない」と決意を示した。《北國新聞》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズは27日、カンザスシティーでロイヤルズと対戦、イチロー外野手は先発を外れたが、八回裏の守備から出場し、2度打席に立ち、遊ゴロと敬遠四球だった。打率は3割5分6厘。
イチローが先発から外れたのは4月11日のアスレチックス戦以来、2度目。イチローは延長十一回一死二、三塁の第2打席で敬遠され、次打者キャメロンの犠飛につなげた。これが決勝点となり、試合はマリナーズが5−4で勝った。マリナーズの佐々木は4−3の九回にマウンドに立ったが、本塁打を打たれて救援には失敗した。
メッツはニューヨークでマーリンズと対戦、新庄外野手は8試合ぶりに先発メンバーを外れ、九回表の守備で「中堅」に入った。打席はなし。試合はメッツが八回裏に3点を奪って5−4と逆転し、そのまま逃げ切った。《共同通信》
【統一教会】集団結婚式
世界基督教統神霊協会(統一教会)の集団結婚式が27日、ニューヨークのホテルで行われ、カトリック教会の戒律を破って、エマニュエル・ミリンゴ大司教(71)が韓国人女性(43)と結婚した。
カトリック教会は神父の結婚を認めていないだけでなく、ミリンゴ大司教がこれまで行ってきた悪魔払いなども強く批判しており、同大司教が破門されるのは必至だ。
同大司教はアフリカのザンビア出身で首都ルサカの大司教だったが、悪魔払いなどの実践が法王庁の批判を受けて1983年にこの職を辞任。しかしその後も大司教の位階そのものは保持している。
大司教は26日の声明で「ローマ法王への尊敬、カトリック教会への献身に変わりはない」と主張した。今後はアフリカに戻り、宗教活動を続けるという。
集団結婚式は文鮮明師夫妻が主宰、文師が選んだ組み合わせで、60組の夫婦が誕生した。《共同通信》