平成4477日目
2001/04/11
この日のできごと(何の日)
【自民党総裁選】告示
自民党は11日昼、党本部で両院議員総会を開き、森喜朗首相(総裁)の後継を選ぶ総裁選について、12日に立候補を受付、24日投開票するとの日程と、(1)都道府県連は各3票(現行1票)(2)立候補に必要な推薦議員は20人(同30人)(3)地方組織が独自に実施する予備選は容認する−との実施方法を正式に決定し、告示した。
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自民党総裁選は11日、橋本派の橋本龍太郎行革担当相、森派の小泉純一郎元厚相、江藤・亀井派の亀井静香政調会長、河野グループの麻生太郎経済財政政策担当相の4人で争われることが確定した。堀内光雄元通産相は同夜の堀内派緊急集会で立候補を見送る考えを表明した。昼の両院議員総会では12日に立候補を受け付け、24日投、開票する日程を正式に決め、告示した。選挙戦は景気対策と経済構造改革のバランスなど経済再生策や党改革の方策が争点になりそうだ。
麻生氏は11日午後、旧河本派会長の高村正彦法相と会談、旧河本派議員が麻生氏の推薦議員に名を連ねることで合意、麻生氏の立候補が決まった。山崎、加藤両派は小泉氏支持を確認した。
地方組織が実施する予備選は支部長らによる投票を含め、すべての都道府県で実施される。24日の投票は国会議員346票、都道府県連代表141票の計487票で争われ、だれも過半数を獲得できなければ上位2人による決選投票となる。《共同通信》
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【自民党総裁選】小泉氏、政権構想を発表
自民党森派会長の小泉純一郎元厚相は11日午後、党本部で記者会見し、総裁選出馬を正式に表明、政権構想を発表した。金融機関の不良債権処理などを盛り込んだ緊急経済対策を実行すると明示、景気対策の継続性を強調した。
小泉氏は、連立政権の在り方について「どの政党がいい、どの政党は駄目とかにこだわらない。方針に賛意を示してくれる政党の参加を求めて内閣を組織したい」と述べ、自公保連立にこだわらない考えを示した。
持論の郵政3事業民営化については「当面、公社化と郵便事業への民間参入を実現する」と指摘、民営化はその後の党内議論を踏まえて行うとして、急激な民営化は進めず、柔軟に対応する方針を示した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は11日のアスレチックス戦で初めて先発メンバーを外れたが、代打で決勝点を挙げる左前打を放った。右翼の守りでも一塁から三進を狙った走者を好返球で刺す初の捕殺を記録し、3−0の勝利に貢献した。
マリナーズは九回から登板した佐々木が打者を3人で抑え、5試合連続の5セーブ目を挙げた。
年間162試合ある大リーグでは、主力選手を休養させるため、時々先発を外すことがある。この日のイチローは2打数1安打で、打撃成績は通算35打数13安打、打率3割7分1厘となった。
メッツの新庄外野手はブレーブス戦にフル出場したが、3打数無安打で通算22打数7安打、打率3割1分8厘。チームは0−2で敗れた。《共同通信》
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米大リーグ、カージナルスのマグワイアは11日、セントルイスで行われたロッキーズ戦で、今季初本塁打を放った。開幕から不振のマグワイアは今季初安打で、通算本塁打は555本となった。
マグワイアは以前に手術した右ひざの痛みのため、4試合を欠場していた。《共同通信》
【イスラエル軍】ガザ侵攻
イスラエル軍は11日未明、パレスチナ自治区ガザのハンユニス難民キャンプに一時侵攻した。ガザからの情報によると、激しい銃撃戦でパレスチナ人2人が死亡、約60人が負傷した。
ガザの大半は和平合意によりパレスチナ側が治安・行政権限の両方を握る「完全自治区」で、同難民キャンプもその範囲内。イスラエル軍の地上部隊が完全自治区内に侵攻し、本格的な軍事作戦を行うのは初めてで、軍は合意を無視する形で侵攻した。
キャンプ内から、隣接するユダヤ人入植地や軍拠点への攻撃が続いていることに対する報復。イスラエルのベンエリエザー国防相は「明確な自衛行為」と強調、自治区を再占拠する意図はないと釈明した。
しかしパレスチナ側は激しく反発、戦闘が激化する可能性が高く、パレスチナ情勢はいっそう混迷度を深めている。《共同通信》
【この日の民主党】
羽田特別代表がフランスから芸術文化勲章を受賞
民主党の羽田孜特別代表はフランス共和国から長年の日仏交流への貢献が認められ、同国の芸術文化勲章コマンドゥール章を授賞した。11日、都内のフランス大使公邸で授与式が行われ、羽田特別代表の家族や友人・後援者などが約30人が参列、民主党からは鳩山代表、菅幹事長、吉田公一衆議院議員が出席した。
最初にスピーチしたモンターニュ駐日フランス大使は、「大使着任直後、羽田さんと長野県にいっしょに行き、初めて日本そばを食べさせてもらう経験をしたが、もちろんそれが叙勲の理由ではない」と切り出し、特別代表のそば好きを知る参加者を笑わせた。そして、特別代表が首相就任時にヨーロッパとの関係重視を打ち出したことや、日本EU友好議員連盟の会長として人的交流を促進していること、外相当時に日仏間の政治的対話を促進したこと、フランスのアルザス地方をたびたび訪れ、アルザス成城学園の設立に尽力したことなど、叙勲の理由を紹介。勲章を特別代表の首にかけて、祝福した。
羽田特別代表は「歴史のある国の集団であるヨーロッパとの交流が国際貢献にもつながると考え21年間活動してきた。フランスは本当に自国の文化と歴史を大切にする国であり、さらに深い関係づくりに努力していきたい」と答礼のスピーチを行い、拍手をあびた。《民主党ニュース》