平成4406日目

2001/01/30

この日のできごと(何の日)

【インド西部地震】敵対のパキスタンが支援

インド西部を襲った大地震の発生から5日目の30日、被災者への援助物資を載せたパキスタン空軍の輸送機が被害の深刻なグジャラート州アーメダバードの空港に到着した。人道支援目的とはいえ、カシミール問題などをめぐり敵対関係にあるパキスタンの軍用機がインドに飛来するのは極めて異例。

パキスタン空軍のC130輸送機は同日午前、200のテントや毛布2500枚など約13トンの救援物資を積んでインド入りした。パキスタン外務省によると 31日と2月1日にも空軍機で救援物資を輸送する。パキスタンのサッタル外相は国営テレビを通じ「われわれの気持ちが伝わることを願うとともに、惨事に深い悲しみを覚える」と述べた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【日産・プリメーラ】フルモデルチェンジ

プリメーラ
http://www.goo-net.com/

【小室哲哉さん】国連に1200万円寄付

各国間の薬物捜査協力などを討議する「第6回アジア・太平洋薬物取締会議」が30日、東京都内で開かれた。会議後、国連親善大使で音楽プロデューサーの小室哲哉さんが、薬物乱用対策支援のため国連薬物統制計画(UNDCP)に10万ドル(約1200万円)を寄付した。

会議には米国、オーストラリアなど22カ国・地域の薬物取り締まり担当の捜査幹部とUNDCPなど2国際機関のほか、オブザーバーとして英国、フランスなど8カ国の代表を含め約90人が参加。同地域での取り締まり情報共有化や、日本の捜査技術の移転などについて話し合った。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の鳩山由紀夫代表は30日、野党のKSD疑惑追及集会で、スイスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への出席に触れ「皆さん、KSDについてもご存知だった」と紹介。「額賀福志郎前経済財政政策担当相はどうして辞めたんですか」とか「森喜朗首相のまま参院選になった方が有利ですか、不利ですか」と尋ねられたエピソードを披露して苦笑い。「ここまで世界が日本の政治に詳しくなり、スキャンダラスに見られているのは情けない」と嘆いたが、世界は「ハトヤマ」よりKSD事件に注目?《共同通信》

【自民党・亀井静香政調会長】「菅をこてんぱんにしてやる」

自民党の亀井静香政調会長は30日午後、KSD汚職事件に絡み、野党が関係者の証人喚問を要求していることに関して「(私についても)民主党が喚問要求をしてくれれば、逆に攻めて菅(直人幹事長)をこてんぱんにしてやる」と強気の姿勢を示した。

同時に「KSD関係の議員連盟には入っていない。カネももらってないし、パーティー券も世話してもらってない。永田町でも珍しい存在だ」と重ねて強調。菅氏に対しては「パーティー券を買ってもらっているのだからオレが攻めれば見ものになる」と冗談交じりに自信を示した。《共同通信》

【台湾・張俊雄行政院長】原発建設中止を報告

台湾行政院の張俊雄院長は30日の立法院(国会)臨時本会議で、昨年10月に発表した第4原子力発電所の建設中止決定をあらためて立法院に報告、「環境と将来の世代に配慮した決定であり、合憲、合法だ」と中止方針を再確認し、院長を辞任する考えはないことを強調した。

報告は、大法官会議(憲法裁判所)が今月15日、「(決定は)立法院へ報告しておらず、手続きに欠陥があった」と判断したのを受けて行った。立法院で過半数を占める国民党などの野党側は臨時本会議最終日の31日、中止決定を覆し建設続行を求める決議を採択する予定で、原発存廃をめぐり行政院と立法院が真っ向から対立する結論を出すことになる。《共同通信》

【この日の民主党】

真相徹底糾明へ一致協力してたたかう~野党共同KSD等疑惑追及集会開く

第151通常国会の開会を翌日に控えた30日、「野党共同KSD等疑惑追及集会」が、野党4党共同KSD等疑惑追及プロジェクトチーム(PT)の主催で、国会内で開催された。集会には、各党の国会議員などおよそ400名が詰めかけ、会場は真相究明を闘いとる決意と熱気に包まれた。

集会は、民主党の手塚仁雄衆院議員の司会で始まった。まず、PT座長を務める民主党の鍵田節哉衆院議員から、この間の取り組みの経過報告が行われた。

PTでは、今月17日の第1回会合で、「政府・与党による問題の幕引きを許さず、あくまで政官業癒着の全貌を明らかにする」という基本方向を確認。19日には、関係5省庁を呼んで公開ヒアリングを開いたが、省庁側は最後まで頑なに出席を拒否した。PTは、事実解明に背を向ける政府・与党に姿勢を強く批判しながら、23日にはKSDと「中小企業国際人材育成事業団」(アイム・ジャパン)の視察、29日には4野党揃っての新宿における街頭宣伝を行い、この問題に対する世論を喚起してきた。

続いて、ゲストとして招かれたジャーナリストの須田慎一郎氏が発言。須田氏は、国民の多くが、KSDをめぐる問題点はどこか、今後どう解明していくのかという点を知りたがっているとし、「古関前理事長のタニマチ的体質からして、ものつくり大学やKSDに関連した活動を行った政治家は、必ず何かもらっている。その観点から徹底解明してほしい」と呼びかけた。

各党からの挨拶のトップで登壇した民主党の鳩山由紀夫代表は、前日帰国したばかりのダボス会議でもKSD問題は知れ渡っており、日本の政治がこうしたスキャンダルによって語られることに恥ずかしい思いをしたと紹介。「日本の未来を救うために、この政府全体がからんだ巨大な疑惑を、結束して徹底糾明しよう」と訴えた。 このほか、共産党の志位和夫委員長、社民党の土井たか子党首、自由党の藤井裕久幹事長が挨拶。最後に、「国民に対する国会の責務として真相の徹底究明をめざしていこう」とする4党共同決議を採択し、団結ガンバロウを三唱して集会を締めくくった。

4野党が通常国会に臨む基本方針を確認

4党は30日夕、国会内で国会対策委員長会談を開き、通常国会に臨む基本姿勢として次の4項目を確認した。 1.4党は第151国会にあたり、本会議、予算委員会をはじめとする各委員会、党首討論など審議の充実を図り、衆参ともに立法府としての機能を十二分に果たすことをめざして一致結束して臨む。

1.4党は、KSD疑惑、内閣官房・外務省機密費疑惑など、関係者の衆参における証人喚問等を行い、政官癒着・腐敗政治の徹底的解明を図る。

1.4党は、森・自公保政権と対決し、国民の期待に応える予算組み替え要求の実現をめざす。

1.4党は、政官業の癒着選挙を厳しく監視し、国民にその実態を暴露し、政界と官界・業界の健全性回復と官・業の選挙不介入をめざす。

1.4党は、KSD疑惑、機密費疑惑解明に対する国民の期待に応えるための衆参の労働委員会、衆議院外務委員会の閉会中審査の開催に努力したが、与党が応じず、「疑惑かくし」に終始していることについて厳重に抗議する。

「日本の未来への受け皿になろう」両院議員総会で鳩山代表が決意

第151回通常国会の開会を翌日に控えた30日、民主党は両院議員総会を開き、KSD事件、外交機密費流用疑惑など政府与党の不祥事の追及と、政権交代可能な能力をアピールする政策論争への決意を新たにした。

会の冒頭、鳩山由紀夫代表が挨拶にたち、開口一番「日本の未来の大きな受け皿に私たちがなろうじゃないか」と強調。そして、スイスのダボス会議への出席を報告する中で、「日本の政治は口先ばかりで現実感を伴わないと思われている。森首相の演説は日本への不信感を払拭するばかりか、かえって助長する結果になった」として、「これは日本の政治全体への不信感だ。これからの通常国会で国民から世界に通ずる民主党の姿を喧伝していただけるよう努めなければならない」と決意を示した。

また、野党4党が結束してKSD事件、外交機密費流用疑惑の追及を行うと同時に、「民主党ならどういう日本を、世界を、未来に示すのか、その答えをこの半年の間に用意しなければならない」として、「民主党の姿に期待感をもっていただけるよう、積極的に誠心誠意努力しようじゃないか」と呼びかけた。

続いて、久保亘参議院議員会長が「森首相のダボスでの演説を聴いて私は大変驚いた。この人は今の日本の危機をどう感じているのか、日本経済の現状をどう認識しているのか。日本の危機を克服するためにこの通常国会の持つ意味は非常に大きい。そして、この夏の参議院選挙を勝利して、次の総選挙に向けて政権交代への道を大きく開くように努力しなければならない。これまで主権者に対して政権交代の選択肢を明確に政策を伴って示し得なかった野党の責任を重く感じながら、この国会を通じて克服していきたい」とあいさつした。

次に、菅幹事長は、「この国会は参議院選挙そのものだ。前哨戦ではなく、この国会での勝負がそのまま参院選挙につながっていく。そしてその後に来る政権交代への闘いにつながっていく」との認識を持つよう求めた。

その上で、この国会での目標として、(1)民主党が政権を担うに足りる、信頼される政党である姿を、国会内外のあらゆる活動を通じて国民の皆さんに伝える(2)自民党を中心にした与党のKSD事件、外務省機密費、有明海の問題など、今の与党の政治を白日の下にさらけ出して、その問題を徹底的に国民の前に示す――の2つを示し、「これらを完璧に推し進めることが、この国会を次の選挙の勝利に結びつける」と強調した。

最後に菅幹事長は「ねばり強く、衆参が一体となり、野党4党の連携をしっかりと強めながら闘いたい」と締めくくった。《民主党ニュース》



1月30日 その日のできごと(何の日)