平成4384日目
2001/01/08
この日のできごと(何の日)
【森喜朗首相】南アフリカを訪問
森喜朗首相は8日午前、政府専用機で最初の訪問国。南アフリカのヨハネスブルグ国際空港に到着、首都プレトリアに入った。森首相は同日午後、日本が支援するアフリカ難民職業訓練センターや南アフリカ最大の旧黒人居住区(ソウェト)などを視察、日本政府として同センター支援に草の根無償資金協力を実施する方針を明らかにした。
難民職業訓練プロジェクトはマンデラ前大統領が緒方貞子前国連難民高等弁務官に要請し、1994(平成6)年からスタート。アパルトヘイト時代に国外に逃亡していた南アフリカの帰還民を対象に、日本国際ボランティアセンターが自律を支援する職業訓練を実施してきた。
首相は、英語の授業などを見学。生徒から要望を聞いた首相は「帰国してから皆さんの支援のために何ができるか、緒方さんと考えたい」と述べた。また生徒から緒方氏とともに贈られた民族衣装を来て「緒方さんとわたしの結婚式のようだ」と表情をゆるめる場面もあった。《北國新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【フジ系連続ドラマ・HERO】放送開始
【第79回高校サッカー】国見(長崎)8年ぶり4度目の優勝
国見(長崎)がスピードあふれる攻撃サッカーで三冠を達成−。8日、東京・国立競技場で行われたサッカーの第79回全国高校選手権決勝は国見が3−0で草津東(滋賀)に快勝し、高校総体、国体に続く全国制覇を遂げた。国見は8年ぶり4度目の選手権優勝。
前半11分、エースの大久保が先制ゴール。同26分には川田が追加点を挙げた。大久保は後半33分にもダメ押しのゴールを奪い、通算8得点として今大会の得点王となった。草津東は何度か得点機を作ったが、国見の堅守を崩せず、滋賀県勢初の優勝は成らなかった。《共同通信》
【大相撲初場所】2日目
大相撲初場所2日目(8日・両国国技館)横綱、大関陣がそろって勝った。2横綱は武蔵丸が平幕の海鵬を力強く突き倒し、貴乃花は和歌乃山を冷静にはたき込んでともに2連勝。5大関も勝利。雅山は新関脇の若の里を押し出し、千代大海は貴ノ浪を右外掛けで下し、武双山は新小結隆乃若を押し倒して、いずれも2連勝とした。初日敗れた出島は小結栃乃洋を、同じく魁皇は栃栄をそれぞれ退け、ともに初白星。新関脇の琴光喜は安芸乃島に勝って初白星を挙げた。《共同通信》
◇
日の出の勢いで番付を駆け上がってきた新鋭とモンゴル出身力士の先駆者。初めて実現したモンゴル人関取同士の対戦は、若さをぶつけた20歳の朝青龍が、7歳年上の旭鷲山を一方的な相撲で破った。
母国の英雄を前にして、朝青龍は容赦なかった。右のど輪から突き、押しで攻めた。張り手も繰り出して前へ出る。最後は相手の引きに乗じて一気に勝負をつけた。
「3年前はこっちが高校生で、向こうは小結。尊敬している先輩に勝ててうれしい」ち、朝青龍は人懐こい笑顔を振りました。
旭鷲山にも意地があったようだ。「立ち合いで変わったりできないよ」名うてのくせ者は変化を自制し、かち上げでいった。だが効果はなく、ほとんど何もできずに土俵を割った。「(後輩が)上がってくるのはうれしいが、負けるのは嫌だな」と強がった。
1992年春場所に旭鷲山らが初のモンゴル出身力士として初土俵を踏んだ。その後、モンゴル勢は増え続け、今場所の新弟子検査の合格者を含めると、19人に膨れ上がっている。異国の地で立身出世を夢見た同士による初の「モンゴル対決」は、新旧2人の勢いの差がくっきりと表れる結果となった。《共同通信》
【高知県・橋本大二郎知事】騒ぐ新成人に一喝
高知市の県民体育館で8日開かれた成人式で、祝辞を述べていた橋本大二郎高知県知事が、会場の一部で騒いでいた新成人に「静かにしろ」と一喝、さらに「出て行け」と怒鳴りつける一幕があった。
成人式には高知市の新成人約2800人が参加。橋本知事が祝辞を述べている最中に、2階席に座った10人ほどのグループが「大二郎、うるさい」「帰れ、帰れ」などと大声でやじり始めた。橋本知事は祝辞を中断そ「静かにしろ」と一喝。「出るようにしてください」と言い、さらに新成人がやじったため、「出てけ」と怒鳴りつけた。
会場はシーンと静まり、知事はあいさつを再開。「みなさんはどう思いますか。恥ずかしいと思うでしょう」と問いかけると、1階席では拍手をする新成人もみられた。《共同通信》
【若田光一宇宙飛行士】帰国
スペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗し国際宇宙ステーション建設作業に参加した日本人宇宙飛行士の若田光一さん(37)が8日夜、昨年10月に帰還して以来初めて、成田空港に一時帰国した。
茶の革ジャンパー姿の若田さんは、報道陣に感想を求められると「一年以上日本を離れていたので、休みの日には実家に帰りたい」とさわやかな笑顔で答えた。
また地元、埼玉県大宮市などで予定されている報告会については「宇宙ステーション計画で、日本が重要なかぎを握っていることを多くの人に知ってもらいたい」と抱負を語った。
若田さんは「ディスカバリー」のほかのクルーと宇宙開発事業団の筑波宇宙センターを視察するなどの日程をこなし、27日に日本を離れる。《共同通信》
【トヨタ、GM】燃料電池車の技術で提携
トヨタ自動車と米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は8日、デトロイトで開かれている北米国際自動車ショーで、次世代自動車となる「燃料電池車」の技術提携で合意したと発表した。
米石油大手エクソンモービルも提携に加わり、ガソリンから取り出した水素の化学反応で、車を動かす方式を軸に共同研究する。日米の自動車最大手と石油業界の最大手が、燃料電池車の世界標準を目指し、大連合を組む。
トヨタとGMは将来的には水素そのもので車を動かす方式の研究も視野に入れているが、当面は「ガソリン型」を中心とする。燃料電池車へのエネルギー供給源として、世界中にあるガソリンスタンド網を活用できることなどが理由という。ただ、提携は技術協力にとどめ、燃料電池車自体の開発は考えていないとしている。《時事通信》