平成4312日目

2000/10/28

この日のできごと(何の日)

【プロ野球・日本シリーズ】巨人、6年ぶり19度目の日本一

「ミスタープロ野球」と「世界の王」。20世紀のプロ野球を締めくくる2人のスーパースターの「夢のON対決」は長嶋茂雄監督(64)の巨人に軍配が上がった。

プロ野球日本シリーズ第6戦は28日、東京ドームに舞台を移して行われ、9−3で勝った巨人が4勝2敗で王貞治監督(60)率いるダイエーを下して、6年ぶり19度目の優勝に輝き、今年復活した「栄光の背番号3」が宙に舞った。最高殊勲選手には3本塁打を放った巨人の四番、松井秀喜外野手(26)が選ばれた。

今季の巨人は大型補強が実を結んで4年ぶりのセ・リーグ制覇を達成。日本シリーズは第1、2戦を落としたが、第3戦から4連勝で一気に頂点に立った。長嶋監督は平成6年以来2度目の日本一の栄光を手にした。

ダイエーは本社の経営不振やエースの工藤公康投手の巨人移籍など逆風の中でパ・リーグ連覇を果たしたが、王監督は2年連続日本一の座に就くことはできなかった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【長野県庁】「名刺折り曲げ」抗議2000件

長野県知事に就任した田中康夫氏が26日初登庁し、あいさつ回りした際の県職員の対応をめぐり、県民らから同県庁に28日までに2000件を超える抗議の電話はEメールが殺到した。

あいさつ回りで田中知事が藤井世高企業局長に名刺を渡したが、藤井局長は「トップが部下に名刺を渡すものではない。知事の名刺じゃないということで受け取ります」と長野県知事と記された部分を折り曲げて受け取った。

このシーンがテレビで放映されてから企業局の電話は鳴りっぱなし状態になり「知事に対して失礼だ」などと抗議の電話だけで600本以上に上った。県外からの電話も多く、中には脅迫めいた内容もあったという。

藤井局長は名刺折り曲げについて「知事としてのプライドを示してほしいという思い込みが強かった」と反省を示している。《共同通信》

【森喜朗首相】殉職隊員を追悼

森喜朗首相は28日午前、防衛庁で行われた2000年度自衛隊殉職隊員追悼式に参列し「犠牲を決して無にすることなく、意思を受け継ぎ、国の防衛を全うする決意だ」と追悼の辞を述べた。

虎島和夫防衛庁長官は「意思を継ぎ任務達成のため決意を新たに最善を尽くすことを誓う」と述べた。《共同通信》

【森喜朗首相】野球、ラグビーを観戦

森喜朗首相は28日午後、側近辞任のショックも見せず、都内で東京六大学野球の早慶戦とラグビーの試合をはしごで観戦、スポーツの秋を堪能した。

首相は神宮球場に胸に母校早大の頭文字「W」が入ったえんじ色のジャンパー姿で登場。奥島孝康早大総長や早大出身の国会議員と学生応援席に陣取った。

応援団員から「史上最強の応援席」と持ち上げられ学生から「総理、総理」との声が掛かると、両手を上げてにっこり。早大が1点を先制すると、首相は立ち上がって大喜びで校歌を歌うはしゃぎよう。

この日の試合は首相に合わせて大島理森文相ら慶大出身の国会議員も観戦していたため、首相は慶大側スタンドを訪ねエールを交換した。

この後首相は球場を抜け出し、近くで行われていたラグビーのオーストラリア代表チーム「ワラビーズ」の試合も観戦したが、その間に早慶戦が終わり結局は1対3で早大の逆転負け。首相応援の効果もなかったよう。《共同通信》



10月28日 その日のできごと(何の日)