平成4313日目

2000/10/29

この日のできごと(何の日)

【森喜朗首相】自衛隊観艦式で訓示

自衛隊観艦式が29日、神奈川県沖の相模湾で行われ、森喜朗首相がイージス艦や初参加の海上保安庁の巡視船などを、就任後初めて観閲した。


https://www.kantei.go.jp/

首相は訓示で、国連平和維持活動(PKO)について「自衛隊は遺憾なく力を発揮し、国際平和に大きく貢献していると自負している」と強調。その上で「より安定した安全保障環境の構築に貢献し『世界から信頼される国家』の実現に大きな役割を果たすことを期待している」と述べた。

また自衛隊が、有珠山、三宅島の火山活動や鳥取県西部地震などでの避難の支援や救援物資輸送を通じ「民心の安定に大きく寄与している」と評価した。

観艦式などには、艦船63隻と陸海空自衛隊の航空機61機、約1万人が参加した。《共同通信》

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【長野県】田中知事の名刺を「折った」幹部が陳謝

初登庁のあいさつ回りで田中康夫長野県知事から手渡された名刺を折り曲げ批判を浴びた藤井世高・県企業局長が29日、同知事を訪れ「私が至らなく、粗削りな行動をとった」と陳謝。退職願を提出する意向を示したが同知事に慰留された。

同局長と約2時間の会談を終えた田中知事は記者会見で「プレゼンテーション(表現)の仕方に問題はあったが長野を愛すればこそ、という思いの表れ。藤井さんは理念を共有できる人。共によい長野県を育んでいきたい」と持ち上げた。《共同通信》

【競馬・第123回天皇賞(秋)】

競馬の第123回天皇賞(秋)は29日、東京競馬場の芝2000メートルに16頭が出走して行われ、和田竜二騎手が騎乗した1番人気のテイエムオペラオーが1分59秒9で優勝、賞金1億3200万円を獲得した。1番人気の優勝は13年ぶり。同一年の天皇賞春、秋連覇は1988年のタマモクロス、昨年のスペシャルウィークに続き史上3頭目。重賞競走で6連勝とし、中央競馬の最多記録に並んだ。

2馬身半差の2着には、29年ぶりに門戸が開放された外国産馬のメイショウドトウが入った。《共同通信》

【サッカー・アジア杯】日本、2大会ぶり2度目の優勝

サッカーの第12回アジアカップ最終日は29日、ベイルートで決勝を行い、日本はサウジアラビアを1−0で下して2大会ぶり2度目のアジア王者の座に就いた。

日本は前半10分、反則からPKを取られたが、イドリスが失敗。この後、日本優位の展開が続き、前半29分、中村俊輔(横浜F・マリノス)の左FKに右から走り込んだ望月重良(京都サンガ)が合わせ、代表初ゴールを決めて先制した。

連覇を目指したサウジは後半、積極的に攻めに出て日本代表を押し込んだが、日本は再三のピンチをGK川口能活(横浜Fマリノス)が防ぎ、今大会初の無失点試合で逃げ切った。《共同通信》

【シドニー・パラリンピック】閉幕

障害がある人々のスポーツの祭典、シドニー・パラリンピックは29日、シドニーの五輪スタジアムで閉会式を行った。史上最多の122カ国・地域から4000人近い選手が参加し、ハンディに負けずに戦う姿が世界中に感動を呼んだ大会は12日間の幕を下ろした。次回の2004年大会はアテネで開かれる。

最終日の陸上女子マラソン(車いす)で畑中和選手(31)=兵庫県=が銀メダル、土田和歌子選手(26)=東京都=が銅メダルを獲得。151選手を派遣した日本は金13、銀17、銅11の計41メダルで、前回アトランタ大会の37を上回った。メダルランキングで日本は12位、1位は障害者との共生が進むオーストラリアだった。《共同通信》

【WHO】西太平洋地域からのポリオ根絶を宣言

京都市で開かれている西太平洋地域ポリオ根絶京都会議で世界保健機関(WHO)は29日、小児まひとも呼ばれてきた感染症のポリオが、日本を含むアジア太平洋の37カ国・地域から根絶されたとする「京都宣言」を発表した。

WHOが区分している世界6地域の中で根絶に至ったのは1994年の南北アメリカに次いで2番目。WHOの尾身茂・西太平洋地域事務局長は「世界の4分の1の人が暮らすこの地域からポリオから解放された中で新世紀が始まる。公衆衛生史上、画期的なことだ」との宣言を読み上げた。

この日の記念式典には、WHO関係者や非政府組織(NGO)のメンバーら約1000人が出席。根絶確認審査に当たった独立組織「根絶認定委員会」の8人の委員が、37カ国・地域すべての根絶を証明する書類に署名した。《共同通信》

【皇太子同妃両殿下】卓球に飛び入り参加

全国身障者スポーツ大会(きらりんぴっく富山)の開会式出席などのため富山県を訪問していた皇太子ご夫妻は29日夕、羽田着の全日空機で帰京された。

ご夫妻は同日午前、富山市総合体育館で行われた卓球を観戦した際、出場選手に誘われてラケットを手に飛び入り参加した。ご夫妻に、川崎市の菊池智子選手(52)が「一球でも二球でもお願いします」と声を掛けると、皇太子さまは少し戸惑いながらもラケットを受け取り二回、菊池さんの球を打ち返した。

続けて雅子さまにも「いかがですか」と誘うと、「やってみようかしら」と挑戦。笑顔で3回、菊池さんとのラリーを続けた。菊池さんは「お二人ともなかなかの腕前。いい思い出になりました」。

皇太子ご夫妻はこのほか視覚障害者によるグランドソフトボールやバレーボールを観戦された。《共同通信》



10月29日 その日のできごと(何の日)