平成4113日目

2000/04/12

【参院本会議】

森喜朗首相は12日の参院本会議で、不祥事が続く警察行政の刷新に向けた情報公開について「情報公開法の趣旨に沿い、都道府県警察が適切に推進することを期待している」と述べ、警察情報も積極的に公開の対象とすることが望ましいとの考えを示した。《共同通信》

森喜朗首相は12日午後の参院本会議で、現行憲法について「基本理念である民主主義、平和主義、基本的人権の尊重は一貫して広く支持されており、将来においても堅持すべきだ」と述べた。

その上で、憲法改正に関して「法理的に永久不変のものと考えていないが、世論の成熟を見定めるなど慎重な配慮を要する。国会の憲法調査会の議論を見守りたい」と述べた。社民党・護憲連合の渕上貞雄氏が首相の憲法観をただしたのに対し答弁した。

宮澤喜一蔵相は国の財政以状況は危機的状況にあると指摘、「経済が本格的な民需中心の成長(軌道)に乗れば直ちに税制、財政を含めて抜本的改革をしなければならない」と表明した。参議院クラブの田名部匡省氏が財政再建の道筋を示すよう迫ったのに答えた。さらに、国の債権や債務状態を示す貸借対照表(バランスシート)について「夏ごろまでに試作し、批判を受けながら洗練されたものにしたい」と説明した。

渕上、田名部両氏のほか民主党・新緑風会の直島正行、自民党・保守党の扇千景各氏が質問した。首相の所信表明演説に対する衆参両院での3日間の代表音問は終了した。《共同通信》




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【Jリーグ】ヤマザキナビスコ・カップ1回戦

Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ1回戦第1日(12日・川崎市等々力陸上競技場ほか=9試合)Jリーグ1部(J1)と2部(J2)の27チームによるカップ戦王者を決める戦いがスタート。いずれもJ1とJ2の顔合わせで1回戦が行われ、J1勢はジェフ市原を除く8チームが先勝した。

J2でリーグ戦5連勝で首位の浦和レッズは、J1に昇格した川崎フロンターレに0−3で完敗。J1で3位の横浜F・マリノス、同4位のセレッソ大阪はともに2−0で勝った。

有珠山噴火の影響でコンサドーレ札幌−ガンバ大阪の第1戦は19日に、アジア・カップウイナーズ・カップ出場で清水エスパルス−水戸ホーリーホックは6月に行われる。前回優勝の柏レイソルなど5チームは2回戦から登場する。《共同通信》

【都立高校爆弾事件】元教諭に懲役10年

東京都立三田高校と都教育長次長宅の爆弾事件などで、殺人未遂や障害などの罪に問われた元都立広尾高校教諭A被告(43)の判決公判が12日、東京地裁で開かれ、長岡哲次裁判長は「人を教え導く立場であった被告の爆発物によるテロ行為で、教員に対する不信を募らせた」として、懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡した。《共同通信》

【橋本聖子参院議員】女児出産

元オリンピック選手で自民党参院議員の橋本聖子さん(35)が12日午前0時37分、都内の病院で女児を出産した。橋本事務所によると、子どもの体重は2957グラムで母子ともに健康という。橋本さんは11日の参院本会議にも出席していたが、同日夜に都内の病院に入院した。

橋本さんは一昨年12月に警視庁勤務の警察官と結婚、今年1月に妊娠を公表した。その際、国会議員には産休制度がないことが明らかになったことを受け、3月の参院本会議で議員が欠席届を議長に提出しなければならない場合として、参院規則を改正し「出産」を追加。出産での欠席が正式に認められることになった。《共同通信》現職国会議員の出産としては、園田天光光さん(故園田直・元外相夫人)の例がある。《共同通信》

【日銀・速水優総裁】ゼロ金利解除に意欲

日銀の速水優総裁は12日の定例会見で、景気の基本認識について「(ゼロ金利政策導入のきっかけとなったデフレ懸念は)ひところより後退していると言ってよい」と述べ、景気の下支えを目的に続けているゼロ金利政策の解除に向けた条件が整いつつあるとの認識を示した。

解除の時期については明言しなかったものの、年内にも解除があるのではないかとの問いに対し「そう受け止められることは間違っていない」と述べるなど、できるだけ早期の解除に前向きな姿勢を示した。

日銀はこの日公表した4月の金融経済月報で「(景気の)持ち直し傾向は明確化しつつある」と、判断を上方修正している。総裁は設備投資が増加に転じていることや、雇用や賃金面で下げ止まりの傾向が見られることを指摘。「(景気は)かなり大きく前に進んだ」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

「イタリアに習ってぜひ政権とりたい」菅政調会長ら伊下院訪日団と会談

菅直人政調会長は12日、党本部を表敬訪問したルチアーノ・ヴィオランテ議長(左翼民主党)を団長とする初のイタリア下院訪日団の一行と会見し、日伊両国議会の親善を深め合った。樽床伸二・島聡・桑原豊・前田武志各衆院議員が同席した。

菅政調会長は、「以前イタリア下院の与党会派である『オリーブの木』に大きな関心をもっていた。政権交代を経験したイタリアに習って、ぜひ民主党も政権をとりたい」とあいさつ。さらに、日本と同じく財政赤字で苦しんでいる同国の対策について聞いた。ヴィオランテ議長は、「歳出削減を7~8年間続け国民も苦しんだが、ようやくGDPの財政赤字比率も低下し、経済も成長軌道に乗ってきた」と答え、さらに「日本のIT産業を学びたい」と述べ、両国の交流を強めたいと表明した。

「前政権と同じでは、将来不安と政治不信高める」直嶋参院議員が代表質問

民主党・新緑風会の直嶋正行参議院議員は12日、参院本会議で森首相の所信表明演説に対する代表質問に立ち、雇用対策や社会保障改革、財政再建などについて政府の見解をただした。

直嶋議員は、政府が国民に老後の見通しや失業など将来のさまざまな不安を与えていることが消費を引き締め、経済の本格回復を妨げていると強調。

続いて、(1)深刻さを増す雇用情勢への対策は具体的にどうするのか(2)急務となっている年金制度の再構築や政府が約束した医療の抜本改革をどう行うのか(3)645兆円に達する国と地方の赤字の解消に向けた財政改革のビジョンをいつ取りまとめるか――などについて説明を求めた。

さらに直嶋議員は、森首相が所信表明演説で何ら新しい理念や政策を打ち出していないと指摘し、「前政権と同じ政策を続ければ国民の将来不安と政治不信を高めるだけだ」として、一刻も早い解散・総選挙を要求した。

これに対し森首相は、「雇用創出策の推進、能力開発教育の促進」といったスローガンを抽象的に並べる一方、年金関連法採決や医療報酬費の引き上げなどこれまでの悪政を「年金への信頼を揺るぎないものにした」、「医療改革に向け一歩を踏み出した」と自画自賛。財政改革についても「本格的景気回復が実現してから」と何もビジョンを示さなかった。

「党首同士の政策議論に今後も努力したい」鳩山代表が会見で

民主党の鳩山代表は12日の定例会見で、自民党の野中幹事長が「小渕前首相が倒れたのは(党首討論での)鳩山代表の発言にも原因がある」と述べたことに改めて言及し、次のように述べた。

「政治家の発言は議事録から削除しても、国民の心に残る。それを考えれば、野中幹事長があのような発言をする人であることが国民的に知られることになったと思う。それをどう評価するかは、国民の意識の高さの問題だと思う。私は、党首討論という画期的な、憲政史上初めて党首同士が真剣に政治的な立場で政策を議論する機会が与えられている以上、国民のみなさんに政策の違いを見比べていただくため、今後とも努力を傾注していきたいと思っている。」

「ただ野中幹事長は、代表質問のなかで『自由民主党を代表してという言葉は使わなかった』とあえて述べている。むしろこのことが問題で、かつては代表質問に党を代表しない質問者が立った場合は、すぐさま(演壇から)引きずり降ろし、議事録をすべて削除したという話で、それが正しい判断だと思う。私に対する発言も含め、すべて党を代表していない発言ならば、許されない発言・質問と判断し、野中幹事長の個人としての発言・質問を全文削除するよう求めていく」

[野中自民党幹事長「白々しい発言」をめぐる経緯] ▽10日鳩山代表「小渕前総理が突如入院をされ、復帰が困難な事態となったことに対し、心からお見舞いを申し上げます」~代表質問より

▽同日野中幹事長「先ほど、鳩山議員からお見舞いの発言をいただきました。しかし、前総理の心と体をぼろぼろにした原因のいくつかが鳩山党首みずからの発言にあったことを思うとき、あまりにも白々しい発言と感じた」~代表質問より

▽同日枝野幸男議員「公党の党首がお互いに政策論争をぶつけ合ってきたことに対し、それが病気の一因だと本会議場で発言することは品位に欠ける非人間的な発言。民主主義の政策論争を否定するきわめて卑劣な行為だ。小渕前総理の病に対する国民の同情を利用するような発言は、小渕総理に対しても不謹慎だと思う」~代表質問より

▽11日議院運営委員会理事会で民主党は野中発言の議事録からの全面削除と謝罪を要求。

▽11日鳩山代表「野中氏の発言にがく然として、耳を疑った。前首相の病状を政治的に、選挙に利用するような対応は許されない」~代議士会で

「自民党には痛くもかゆくもない議員歳費1割削減」鳩山代表の定例会見から

民主党の鳩山由紀夫代表は12日の定例会見で、森首相誕生について改めて言及し、「民主主義と自由主義を標榜する日本で、国のリーダーを選ぶ絶好の機会を、闇のなかにしてしまった。そのことが、いかに実体のない形式的な民主主義であるかを証明している」と厳しく批判。さらに、内容がどんどん変転していく青木官房長官の発表について、「臨時代理の指名についても事実ではない言葉がねつ造された。ウソで塗り固めた一連の発表を看過することはできない」と述べ、真相究明にさらに厳しく取り組んでいく決意を示した。

森内閣が警察法改正案の今国会提出を断念する方針を固めたことについても「解散に間に合わないというので判断したと思うが、ストーカー殺人事件などで国民は大きな被害を受けており、法改正は一刻の猶予もならない」と述べ、外部監察制度の導入を含めた独自案を提出し、成立をめざす考えを明らかにした。

鳩山代表はまた、史上初めての南北首脳会談が6月に平壌で行われることについて「大変画期的なこと。心から賛意を表する」と述べた。さらに、台湾で民進党の陳水偏氏が次期総統に選出されたことにふれ、「いわゆる北東アジアで民主主義の大きな流れが起きていることを評価したい。今後いかに民主主義を定着・発展させるかが、北東アジアひいてはアジアの平和のために大事になる。アジアの平和実現に向けて、民主化リーダーたちの会議が開催できないか真剣に考えていきたい」と述べた。

自公保与党3党が全国会議員の歳費を1割削減する方向でおおむね合意したことについては、「国民受けを狙ったパフォーマンス。企業から献金をどんどんもらう体質を残しながら、歳費をカットしても、自民党にとっては痛くもかゆくもない」と批判した。

石原都知事の『三国人』発言についても、「外形標準課税の導入などを打ち出されたことは評価するが、都知事は在日の韓国人や朝鮮人に対してきわめて差別的な考えをもっているような気がしてならない。それが根にあるからこそ、ああいう発言が平然と出てくるのだろう。人権を守る立場から考えれば、きわめて由々しい発言だ」と批判。そのうえで「民主党は従軍慰安婦問題もしっかり解明すべきと考えているし、定住外国人に対して地方参政権、まず選挙権を付与することは当然と考える政党。この問題にも厳しく対応していく」と述べた。

野中広務自民党幹事長の『白々しい発言』については、「(議事録からの)全文削除を求める」と述べ、改めて全面対決の姿勢を強調した。《民主党ニュース》



4月12日 その日のできごと(何の日)