平成4095日目
2000/03/25
この日のできごと(何の日)
【小渕恵三首相】沖縄訪問
小渕恵三首相は25日昼、沖縄県入りした。首相就任後、沖縄県訪問は今回が初めて。
同日午後には7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)の主会場となる名護市の国際会議場「万国津梁館」の建設現場などサミット関連施設を視察。糸満市の平和祈念公園内にある沖縄戦没者墓苑を参拝する。
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小渕恵三首相は20日午後、7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)の主会場で完成が近い沖縄県名護市の国際会議場「万国津梁館」を視察し、「本番には、この場所から世界に向けて平和のメッセージが発信できるのを心待ちにしている」と意欲を示した。
稲嶺惠一知事らが会議場内を案内。約15分の視察を終えた小渕首相は同館について「素晴らしい沖縄らしいかわら、名護の海、風景をバックにしながら、いろいろ重要な会議ができる」と高く評価した。
稲嶺知事は「(会議場の中から見える)海に心動かされ、大変喜んでおられた」と安心の様子だった。
これに先立ち、小渕首相は同県糸満市摩文仁で、第二次大戦中の沖縄戦などで犠牲となった戦没者名を刻む記念碑「平和の礎」や国立沖縄戦没者墓苑などを見学。墓碑に供花するなど犠牲者のめい福を祈った。《共同通信》
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小渕恵三首相は25日夜、沖縄県名護市内のホテルで衆院の解散・総選挙の時期について「警察不祥事など、今まで考えられなかった問題が生じており、こうしたものにある程度めどをつけるための時間が必要だ」と述べ、6月末か7月初旬にまとめられる警察刷新会議の結論を見守る意向を表明、7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)後に先送りする考えを示唆した。
首相は内閣の課題として教育、行政、司法などの改革と並んで、財政改革を挙げ「現状では二兎は追えないが、いつまでもそうは言っていられない」と強調した。経済指標をにらみながら、財政再建路線への転換の時機を模索する考えを明らかにするとともに、衆院選挙後の続投への意欲を示したものだ。
首相は、自由党との合流を探る努力を続ける姿勢を重ねて示したが、総選挙の際の候補者調整などの問題を指摘し、総選挙前の合流には否定的な見解を示した。
首相は財政再建に関連して「民間が動いてくれれば、秋にはそれなりの数字が期待できる。景気対策で補正予算を組めと言われても難しいと宮澤蔵相も言っている」と指摘した。政策転換のタイミングについては「いつどこで、どうするかは政治の極致の問題だ」と明言を避けた。
これらの発言は、テレビ朝日番組の収録で述べられた。《共同通信》
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【第72回選抜高校野球大会】第1日
第72回選抜高校野球大会第1日は25日、甲子園球場で32校が参加して開幕、開会式に続いて1回戦3試合が行われ、九州学院(熊本)福島商(福島)国学院栃木(栃木)が2回戦に勝ち上がった。
20年ぶり出場の九州学院は八回に集中打で4点を挙げるなど全員安打を記録。エース反頭が享栄(愛知)を8安打完封し、8−0で快勝した。福島商は南陽工(山口)の吉村の今大会1号本塁打で2点を先行されたが7−3で逆転勝ち、29年ぶりの勝利を挙げた。開幕試合は、点を取り合う乱戦となったが国学院栃木が10−6で育英(兵庫)を下した。《共同通信》
【J1】第1ステージ第3節
Jリーグ1部(J1)第1ステージ第3節(25日・国立競技場ほか)FC東京と鹿島アントラーズが延長Vゴールで勝って開幕3連勝、勝ち点8で並んだが、得失点差で上回る東京が首位を守った。
今季昇格の東京は名古屋グランパスに先制されたが、後半に1−1と追いつき、延長前半にアマラオが決勝点。鹿島はビスマルクがVゴールしてアビスパ福岡を1−0で破った。
ヴィッセル神戸は黒崎のハットトリックなどで、ジェフ市原に6−1で大勝して勝ち点7。昨季年間王者のジュビロ磐田は福西、中山らのゴールで横浜F・マリノスを3−1で下した。京都サンガとサンフレッチェ広島が今季初勝利を挙げ、昇格の川崎フロンターレは、名古屋とともに3連敗で最下位。《共同通信》
【大相撲春場所】14日目
大相撲春場所14日目(25日・大阪府立体育会館)単独首位の平幕貴闘力が横綱曙に寄り切られ、12連勝の後、2連敗を喫した。ただひとり2敗で追っていた武蔵丸も、貴乃花との横綱対決に敗れ3敗となった。貴闘力のトップは変わらず。貴乃花、曙と武双山、雅山の両関脇はともに11勝目で3敗を守った。2敗の貴闘力を3敗で五人が追う展開で、貴闘力は千秋楽に雅山と対戦する。貴闘力が勝てば史上初の幕じり優勝が決まり、雅山が勝てば最大で五人による優勝決定戦になる。大関とりの武双山は、ここ3場所の白星の合計を34に伸ばし、昇進を確実にした。大関出島は勝ち星を二けたに乗せ、千代大海と貴ノ浪による大関同士の一番は貴ノ浪が勝って、ともに7勝7敗となった。関脇栃東と小結土佐ノ海は給金を直した。十両は琴光喜ら三人が2勝2敗でトップ。《共同通信》
【自由党・小沢一郎党首】連立離脱辞さぬ構えで
自由党の小沢一郎党首は25日、富山市で講演し、自自公連立をめぐり「約束した政策を実行しないのであれば連立していたって、数だけ集めたって意味がない」と述べ、小渕政権が3党合意実現に積極的姿勢を示さない場合は連立離脱も辞さないとの構えを表明した。
講演で小沢氏は「今後きちんと結党の原点に立って初心を忘れず、福祉でも経済でも教育でも、総選挙に向けて、はっきり国民の前にもう一度(政策を)示し、審判を仰ぎたい」と述べた。《共同通信》