平成3917日目

1999/09/29

【下関駅通り魔殺人事件】

9月29日のできごと(何の日) 下関駅通り魔殺人事件

29日午後4時25分ごろ、山口県下関市竹崎町4丁目のJR下関駅東口で、乗用車が人をはねながら1階コンコースに猛スピードで突っ込み、降りてきた男が構内で包丁(刃渡り約18センチ)を振り回し、近くにいた人を次々に刺した。

胸や肩などを刺されたAさん(79)ら3人が間もなく死亡し、2人が重体、10人が重軽傷を負った。

駆け付けた山口県警鉄道警察隊隊員が、殺人未遂の現行犯で、山口県豊浦町、運送業U容疑者(35)を逮捕。U容疑者は下関署の調べに対し「何をやってもうまくいかない。社会に不満があったから、だれでもいいから殺してやろうと思った」と話している。県警は同署に捜査本部を設置、詳しい動機などを調べている。

調べでは、U容疑者はレンタカーで駅東口のガラスを破り構内に侵入、フロント部にはねた人を乗せたまま停止した。その後、包丁を持ったまま2階のプラットホームに駆け上がり、包丁を振り回して乗客らに襲いかかった。

駅入り口付近で目撃した女性(17)は「男が車で人をはねながら笑っているのが見えた」と話した。駅構内にある洋品店の女性店員は「『ギャー』という叫び声が聞こえ、車が人をなぎ倒しながら駅に入ってくるのが見えた。刺された女の人が頭にタオルを巻き、血をしたたらせていた」と興奮した様子で話していた。《共同通信》

猛スピードで白い乗用車が、JR下関駅玄関のガラスを破って通路に突っ込んだ。車から降りた男は叫び声を発し、刃渡り約18センチの包丁を振り回した。襲われた人たちは悲鳴を上げ血を流しながら逃げ惑った。

29日、山口県下関市で起きた無差別殺傷事件は男女3人が死亡、12人が重軽傷を負う惨事となった。今月8日に東京・池袋で起きた通り魔事件で2人を殺害した元新聞配達員(23)はこの日起訴された。「社会に不満があった」と運送業、U容疑者(35)は共通した動機を供述、またも「病める社会」の残酷な犯行が繰り返された。

JR下関駅で起きた無差別殺傷事件で29日、逮捕されたU容疑者は昭和57年、下関市内の県立豊浦高校を卒業し、九州大工学部に進学。一時福岡市内の建築設計事務所に勤めていた。高校時代の同級生らは「もの静かで優秀な男。こんな凶悪な事件を起こすなんて考えられない」と一様に驚いている。

同級生らによると容疑者は大勢で騒ぐ事は少なく、まじめでおとなしいタイプ。中学時代からバスケットボールをやっており、高校時代にも入部したが、1、2日でやめた。成績は上位で、二年生から理系クラスに移り、当時は医者を目指していたと言う。《共同通信》




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【甲山事件】高裁、元保母に三度目の無罪判決

兵庫県西宮市の知的障害児施設「甲山学園」(廃園)で1974年、男女2人の園児が浄化槽から水死体で見つかった甲山事件で、うちF君=当時(12)=殺害の罪に問われた元保母山田悦子被告(48)の2回目の控訴審判決で、大阪高裁の川上元康裁判長は29日、「園児の目撃証言や。元保母の捜査段階の自白は信用性が乏しく、検察側主張の動機は人間の考えることとしては不合理」などとして差し戻し一審・神戸地裁の無罪判決を支持、検察側の控訴を棄却した。

無罪判決は3度目で、一審、二審が続けて無罪を維持したのは初めて。検察側の上告については、起訴後21年が経過している上、上告要件が制限されていることなどから、検察内部にも消極論が大きく、断念する公算が大きい。《共同通信》

【天皇陛下】稲刈り

天皇陛下は29日午後、皇居・生物学御研究所わきの水田で恒例の稲刈りをされた。ベージュ色のワイシャツ姿の陛下は、5月に田植えしたもち米のマンゲツモチと、うるち米のニホンマサリ計100株を約15分かけて一株ずつ刈り取った。田植えなどと同様、今年から稲刈りも二回に分けて行われ、一部は後日刈り取られる。

稲は一部が根付きのまま三重県の伊勢神宮で神嘗祭に供えられるほか、皇居内で脱穀、精米されて11月23日に皇居内で行われる新嘗祭などの神事に供えられたり、陛下の食卓に上がったりするという。《共同通信》

【オウム真理教】活動休止を宣言

オウム真理教の村岡達子代表代表(49)らは29日夜、東京都足立区谷中の教団施設で会見し、10月1日から暫定的に「オウム真理教」の名称の使用を停止し、各支部を閉鎖した上でセミナーや勧誘活動など教団としての対外的活動を休止するとする「休眠宣言」を発表した。

地域住民からの激しい反対運動や社会的批判の高まりから今月中旬以降、全国の13支部が閉鎖を余儀なくされているなど教団の置かれた厳しい状況を休眠の理由に挙げた。

また焦点となっていた地下鉄サリンなど一連事件への関与についての見解は「麻原尊師(松本智津夫被告)が公判で、地下鉄事件は元幹部井上嘉浩被告の発案だったと証言し、これからも証言が期待できる」ことなどを理由に「検討中」と説明するにとどまった。遺族や関係者への謝罪や賠償についても検討中とした。

また住民とのトラブルが相次いでいる各地で集団生活する信者については、対外的な活動はしないが、共同生活を続けることになるという。《共同通信》

【河野洋平氏】外相就任要請を受諾

自自公連立政権の改造人事で、小渕恵三首相から外相就任を要請されていた河野洋平自民党元総裁は29日午後、受託を決断し電話で首相に伝えた。

これにより宮澤喜一蔵相、河野外相、青木幹雄官房長官が内定、経済再生と来年の主要国首脳会議(沖縄サミット)という二大課題に取り組む新内閣の狙いが鮮明になった。《共同通信》

【民主党】政調会長に菅直人前代表

民主党の鳩山由紀夫代表は29日、新執行部の政調会長に菅直人前代表、副代表に横路孝弘前総務会長らを起用する党役員人事を決めた。幹事長には羽田孜氏が留任。幹事長代理に熊谷弘氏、国対委員長には川端達夫氏を起用した。10月1日に衆参両院議員総会を開き、了承を得る運びだ。

鳩山氏は、代表選を争った菅、横路氏を主要ポストで処遇。選挙戦で鳩山支持を明確にした旧民社系・自民党出身議員の「功績」にも配慮し、党の結束を重視したバランス人事となった。

ただ、役職は代わったものの、顔ぶれは前執行部とほぼ同じ、代わり映えしない布陣ともいえそうだ。《共同通信》

【参院】決算委員会

参議院決算委員会では国会閉会中も平成8,9年度決算などをテーマに省庁別審査が続いている。

29日の委員会では、民主党・新緑風会の川橋幸子議員は、東京・板橋区に不法残留(オーバーステイ)するイラン、ミャンマー、バングラデシュ国籍の外国人とその家族21人が、「在留特別許可」を求めて自ら入国管理局に出頭した件を取り上げ、人道的措置の必要性を訴えたが、陣内法相は「諸般の事情をもとに判断したい」と述べるにとどまった。

川橋議員は「法改正まで待てない。個別事情も考えてご判断を」と強く求めた。委員会室には、当事者の外国人と支援者が大勢傍聴に訪れて、このやりとりを真剣に聞き入っていた。

続いて浅尾慶一郎議員は、神奈川県警による不祥事に関連して、警察官の処分者数をただし、処分の透明性、基準作りの必要性を強調したが、関口警察庁長官らは「過去の積み重ね、判例法で処分している」などと積極性に欠けた答弁に終始。

また警察内部のチェック体制について、浅尾議員は「別の統制機構が必要。国家公安委員会直属の、あるいは警察庁長官直属の監察官を置くべき」と主張した。野田自治相・国家公安委員長は「内部監察のあり方は対応能力など研究したい。しかし公安委員会制度と監察制度は必ずしも直結しない」と消極的な対応。関口長官も再発防止策として、管理の徹底や倫理教養を主とした「通達」を挙げるにとどまった。《民主党ニュース》



9月29日 その日のできごと(何の日)