平成3918日目

1999/09/30

【東海村JCO臨界事故】

9月30日のできごと(何の日)

30日午前10時35分ごろ、茨城県東海村石神外宿の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(本社東京都港区)の東海事業所転換試験棟で、放射能漏れの警報が鳴り、社員14人が被ばく、3人が倒れた。うち2人は嘔吐や下痢症状があり、意識はあるが重症。被ばく量は少なくとも8シーベルトと、原爆被ばくに匹敵するレベル。

核分裂の連鎖反応による日本初の臨界被ばく事故で、同日夜には再び臨界状態になった可能性が出ている。このため、茨城県が半径10キロメートル以内の住人約31万3000人に屋内に出ないよう呼び掛け、JR常磐線は水戸ー日立間で運転を中止。住民約160人が避難するなど日本の原子力史上、最悪の事態になった。《共同通信》

政府、緊急事態を宣言

政府は30日夜、小渕恵三首相を本部長とする東海村臨界被ばく事故対策本部会議を首相官邸内で開き、事故状況の報告を受けて今後の対策を協議した。

首相は冒頭、今回の事態について「引き続き放射線の影響も懸念される厳しい事態が判断される。住民の安全を第一に万全を期して対処する」と述べ、政府を挙げて対応に全力を尽くす考えを表明した。

野中広務官房長官は記者会見で、日本で最初の臨界事故であることを認めるとともに「異常な反応が継続して起きている可能性が高い。周辺への放射線の影響が懸念される厳しい状況にある」と説明し、今後の見通しについては「分からない」と答えた。

その上で長官は「わが国でも経験したことのない緊急事態であり、万全の対策をとっていかなければならない」と表明。「一般原発はそれなりに(事故の準備を)していたが、この種の事故は想定していなかった」とし、予想外の事故だったとの認識を示した。《共同通信》

民主党は、茨城県東海村にある核燃料加工工場で30日に発生した放射能漏れ事故が深刻な事態であると受け止め、同日「東海原子力事故対策本部」(本部長=鳩山由紀夫代表)を設置した。《民主党ニュース》




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【プロ野球・中日】11年ぶり5度目のリーグ優勝

プロ野球セ・リーグは30日、中日ドラゴンズが11年ぶり5度目の優勝を果たした。優勝へのマジックナンバーを1としていた中日は神宮球場でヤクルトスワローズと対戦。その試合の七回、横浜スタジアムでマジック対象チームの2位巨人が1−2で横浜ベイスターズに敗れたため、その時点で中日の優勝が決まった。それから約1時間半後に中日は5−4でヤクルトに勝ち、リーグ制覇に花を添えた。

日本シリーズは10月23日から、球団創設11年目でパ・リーグ優勝を決めたダイエーホークスの本拠地福岡ドームで開幕する。

星野仙一監督は88年にリーグ制覇を達成しており、中日球団史上初となる2度目の優勝監督になった。《共同通信》

【MLB】

吉井の力投は勝利につながらなかった。30日、本拠地シェイ・スタジアムでの米大リーグ、ブレーブス戦で七回途中まで2失点と好投したが、メッツは延長十一回の末、3−4で敗戦。ワイルドカード(最高勝率の2位)争いではレッズ、アストロズと残り3試合で2ゲーム差となり、プレーオフ進出はかなり厳しくなった。また、ブルワーズの野茂はミルウォーキーでのパイレーツ戦に臨んだものの、2−3で敗れた。今季最後の先発で7回を投げ、初の二けた三振を奪ったが、援護に恵まれなかった。《共同通信》

【地下鉄サリン事件】横山被告に死刑判決

死者12人を出した地下鉄サリン事件の実行犯として殺人、殺人未遂罪と、武器等製造法違反の罪に問われたオウム真理教幹部の横山真人被告(35)の判決公判が30日、東京地裁で開かれ、山崎学裁判長は「教団の利益のため手段を選ばぬ狂信的かつ独善的な犯行で、社会秩序に対する無謀な挑戦」として求刑通り死刑を言い渡した。

地下鉄事件で初の死刑判決。教団による一連の事件では、坂本堤弁護士一家殺害事件の殺人罪などに問わた岡崎一明被告(38)=控訴中=に次いで二人目。弁護側は「不当な判決」としており、控訴するとみられる。

判決理由で山崎裁判長は、弁護側が前面に据えた①サリンの致死性を知らず殺意はなく、他の実行犯らとの共謀もない②横山被告がサリンをまいた丸ノ内線電車で死者は出ていない−との主張に対し、犯行の状況などからまず殺意と共謀を認定。

共犯者と同様に12人殺害を含む事件の結果全体に同じ責任を負うべきだとした上で「他の電車と比べて被害が軽かったことは量刑判断上、一定限度で有利に斟酌すべきだが、過大視はできない。事件の結果全体を考慮した量刑は不合理ではない」と述べた。

地下鉄事件の実行犯5人のうち、元幹部の林郁夫受刑者(52)は、自白による「自首」の成立などが認められ、無期懲役の判決を受けている。

また判決は、警察の制捜査を阻止するために松本智津夫被告(44)=教祖名麻原彰晃=がサリン製造を指示したとした。

「マインドコントロール下で心神喪失状態だった」などの弁護側主張についても「犯行前後に冷静かつ目的に沿った行動をとっている」と退けた。

判決によると、横山被告は松本被告らと共謀し平成7年3月20日、東京都内の地下鉄でサリンをまき、乗客ら12人を殺害、多数に重軽症を負わせた。また5年3月から、総括責任者として自動小銃AK74密造を指揮した。《共同通信》

「被害者のことを考えると死刑になった方が納得してもらえる」。横山真人被告は判決を受けた直後、弁護士に心境をこう吐露した。

首都を混乱と恐怖に陥れた地下鉄サリン事件から4年半、ようやく「事件の検証と見解を今後表明する」とオウム真理教が記者会見した翌日の30日、東京地裁でサリン事件初の死刑判決が言い渡された。「犯罪史上で類を見ない。卑劣かつ残虐な犯行」と断じる山崎学裁判長の判決理由を、柑のスーツ姿でうつむきがちに聞き「被告人を死刑に処する」と主文言い渡しの瞬間も無表情の横山被告。最後に裁判官席に向かい軽く一礼した後、ゆっくりとした足取りで法廷を後にした。

この日朝、横山被告は判決を前に弁護士に「覚悟はできています」と話していた。判決後、面会した弁護士に極刑を受け入れる気持ちを語ったという。一方で「事実を全部話したのにうそをついたと言われた。裁判とはそういうものか…」とも漏らした。《共同通信》

【自民党】新三役決定

小渕恵三首相は30日夜、東海村臨界被ばく事故への対応を優先するため、1日に予定した内閣改造を延期し、党三役人事を先行させる方針を決めた。これを受け自民党は同夜の役員会で森喜朗幹事長(留任)、亀井静香政調会長、池田行彦総務会長の新三役体制を決定した。

1日午前、臨時総務会で了承を得る。自自公連立政権の発足は週明け以降にずれこむことになった。

自自公3党は30日、衆院定数削減問題などで調整を続けたが、合意を得られなかった。首相は事態打開を目指して党首会談を模索したが、被ばく事故のため開催を見送った。

総務会長人事で、加藤派は同派の小里貞利事務総長を推していたが、首相に無視された形となり反発を強めている。

同派の加藤紘一会長は同夜、池田氏と会談し「派としては認められない」と指摘した。これに対し、池田氏は「派閥に相談したら、派に難しい判断を強いることになるので、自らの責任で判断した」と強調、話し合いは平行線に終わった。

この後、加藤氏は「池田氏が(会談で)、首相は金融担当相(金融再生委員長)に谷垣禎一大蔵政務次官を起用する方針だと説明したが、谷垣氏は受ける意思がないと述べた」と記者に説明、谷垣氏入閣を拒否する意向を示した。《共同通信》

【中国・朱鎔基首相】安定維持と中台統一強調

中国の建国50周年を翌10月1日に控えた30日夜、朱鎔基首相は政府主催の記念レセプションで演説し、高成長維持を目指す経済政策に自信を示し国有企業改革の必要性を訴える一方、「安定がなければ何事も達成できない」として国内の安定維持の重要性を強調した。

これは企業合理化による失業者の増加や貧富の差の広がり、汚職の横行などへの国民の不満に対処すべきとする指導部の方針を反映した発言とみられる。

また朱首相は台湾の李登輝総統の「二国論」を名指しで批判し、台湾問題について「香港、マカオ返還に続き早期に解決でき、中国の完全統一は必ず実現できる」と述べ、12月のマカ才返還後に中台統一に力を注ぐ姿勢を示した。

レセプションは社民党訪中団(団長・土井たか子党首)ら内外の来賓や各国の駐中国大使ら約2500人を招待して北京の人民大会堂で開催された。

朱首相は大地震被害を受けた台湾に見舞いの意を表し「一切の可能な援助を続ける」と強調したが、「台湾への武力行使を放棄しない」との中国の原則的な姿勢には言及しなかった。《共同通信》

【参議院長野県選挙区補選】告示

参議院長野県選挙区の補欠選挙が30日に告示され、民主党公認で立候補した羽田雄一郎さん(32歳)が、勝利へ向けての選挙運動をスタートさせた。

羽田雄一郎候補は、まず午前8時からJR長野駅前のメトロポリタンホテルでの神事と出陣式に臨んだ。会場には選対関係者の他、近隣の市町村長、県議会など地方自治体議員、経済各団体の代表など約300人が集まり、必勝を誓い合った。

午後9時過ぎからは長野駅前で「出馬第一声」。選対事務長の小山峰男参議院議員の司会で、鷲尾悦也・連合会長、横路孝弘総務会長、菅直人前代表、鳩山由紀夫代表が次々に激励演説を行った。

ひときわ大きな拍手と歓声に迎えられた羽田雄一郎候補は、「もっと万全の体勢で政治の道に進みたいとの気持ちもあったが、このたび急な補欠選挙に立候補を決意した。この試練を若さと情熱と志でチャンスに変えて、10月17日までスニーカーに履き替えて、走っていきたい」と力強い口調で、詰めかけた支援者に呼びかけた。

最後に、候補者の父親でもある羽田孜幹事長・長野県連会長がマイクをもち、「雄一郎は学生時代、就職してからも弱い人の立場や、児童劇や児童教育を通じて小さな子どもたちの心をつかむ訓練を続けてきた人間だ。私の元での2年半は、それを国の中でどのように政策にしていくのか活動を続けてきた。秘書の立場としては、この長野県の生活や環境を守るために手伝ってくれた」と紹介し、「この選挙は民主党として何が何でも勝たねばならない選挙だ」と声にひときわ力をこめた。

羽田候補らはこの後、羽田幹事長の選挙区である上田市に移動し、JR上田駅前に詰めかけた約1000人の聴衆を前に「地元第一声」。

堀込征雄衆議院議員の司会で、まず横路総務会長が「この選挙での長野県民の皆さんの責任は重い。全国民に代わって、しっかりと巨大与党勢力の数にモノを言わせたやりたい放題の政治にノーという答えを出してほしい」と呼びかけ、続いて登壇した角田義一参議院幹事長も「この選挙で小渕つぁんにゴッツンとやらねばならない」と声を張り上げ、この選挙の意味づけを強調した。

また鷲尾連合会長は「候補者選びに難航する中、日本の政治状況を変えるために、雄一郎君が勇気を奮い起こして、『わかりました、やりましょう』と言ってくれた。その心根を大事にしてほしい」、菅直人前代表は羽田候補の足を持ち上げて見せ、「このスニーカーで、長野県内を端から端まで走り回ろうというこの若さと情熱に力を貸してほしい」と、決断力や若さをアピールした。

鳩山由紀夫代表は、「選挙というものは生やさしいものではない。出馬を言われ、その時にはいと即答できる覚悟をもった男は雄一郎君だけだ。彼は謙虚に『自分より適当な方がいるが』と言ったのは間違い。雄一郎君以上の候補者はいない」と称え、「新しい日本の息吹きは民主党が起こさなければならない。その息吹は長野から発しなければいけない」と声を振り絞って熱弁をふるい、羽田候補への支援を強く求めた。《民主党ニュース》



9月30日 その日のできごと(何の日)