平成3857日目
1999/07/31
この日のできごと(何の日)
【台湾総統選】連戦副総統が出馬表明
台湾の連戦副総統(62)は31日、台湾南部の台南市で開かれた集会で、来年3月の総統選に「(与党)国民党候補として出馬する」と正式に宣言した。総統選では、野党民主進歩党が今月10日、陳水扁・前台北市長(48)の擁立を決定、国民党非主流派の宋楚瑜・前台湾省長(57)も出馬を宣言しており、これで有力3候補が出そろい、事実上の選挙戦がスタートする。
連副総統はこの日、約9000人の支持者を前に、過去10年間、李登輝総統の下で実現した民主化と経済繁栄の継承と発展を掲げ「李体制の継承者」の立場を明確にした。さらに、自らを「全民衆の願いの結集者、理性的な改革者、新世紀の改革の推進者」と位置付け、陳氏や宋氏を意識し、国民党主導による安定を強調した。また、李総統の「二国論」で動揺する中台関係については「対等の立場で互恵と共栄、交流を拡大し、関係正常化を図る」と述べ「穏健な政策」を主張した。
宋氏の出馬で分裂選挙を余儀なくされた国民党は、8月21日に、約2000人による党内選挙で連副総統を候補者に選び、同28、29両日の党大会で正式決定する。各種世論調査では、宋氏の支持率が高くトップ、これを陳氏と連氏が追う形だが、連氏は国民党の強力な組織力、資金力を背景に劣勢ばん回を目指す。
連氏は学者出身で交通部長(運輸相)、外交部長(外相)歴任後、1993年から行政院長(首相)を務め、96年の前回選挙で副総統に当選した。《共同通信》
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【西武・松坂大輔投手】今季10勝目
ロッテ1−4西武◇31日◇西武ドーム
松坂投手がパ・リーグ10勝一番乗り。「シーズン前に10勝できない、と言っていた人に、どうだ、という気持ち。見返しができたかな」。ほころぶ童顔と、刺激的なせりふが釣り合わない。高校出の新人では1967年の江夏以来となる二けた勝利である。
「うれしいですが、上に行くための通過点としか考えていないです」9勝で並び、防御率争いでも競り合っていた黒木投手にも投げ勝った。そんな喜びも18歳の興奮度を増幅させていた。《共同通信》
【WBAスーパーフライ級タイトル戦】戸高秀樹選手が新王者に
世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は31日、名古屋市総合体育館で行われ、挑戦者で同級1位の戸高秀樹(緑)が、チャンピオンのヘスス・ロハス(ベネズエラ)を3−0の判定で破り、新王者となった。
2度目の挑戦で王座を獲得した戸高は、日本のジム所属選手で42人目の世界チャンピオンとなった。戦績は18戦15勝(7KO)2敗1分け。2度目の防衛に失敗したロハスの戦績は44戦32勝(16KO)8敗3分け、1無効試合となった。
両者は今年3月にタイトルをかけて対戦。ロハスが偶然のバッティングで負傷し、4回途中の試合中止で規定により引き分けとなったため、WBAが再選を認めた。
立ち上がりから積極的に仕掛けた戸高は2回、右のカウンターでダウンを奪った。中盤は手数で上回る口ハスがポイントを取ったが、戸高は8回から右ストレートを中心に攻めて巻き返し、判定勝ちを収めた。《共同通信》
【Jリーグ】オールスター戦
サッカーのJリーグたらみオールスター戦は31日、大阪・長居陸上競技場で約4万3000人の観衆を集めて行われ、西軍が3−2(前半0−0)で競り勝った。
後半9分に西軍の黄善洪(C大阪)が先制してから、互いにゴールを奪い合う展開になった。東軍は中村(横浜)が2ゴールして、2度追いついたが、西軍は後半ロスタイムに森島(C大阪)が決勝ゴールを入れた。最優秀選手には森島、敢闘賞には中村がそれぞれ選ばれた。
◇
西軍が、後半に地力を発揮して競り勝った。順後半9分、右サイドの稲本が粘って相手DFを振り切り、絶妙のクロスをゴール前に浮かせて黄善洪が頭で決めて先制。東軍は30分、縦パスを受けた中村がGKの動きをよく見たループシュートを放ち同点。しかし、41分にストイコビッチが判断よくゴール右に決めて勝ち越し。42分には中村がこの日2点目を挙げたが、西軍はロスタイムに森島のヘディングシュートで勝負を決めた。
負けたとはいえ、東軍の南の好セーブや、2得点した中村のテクニックが光った。《共同通信》
【自民党・森喜朗幹事長】自由離脱でも自公崩れぬ
自民党の森期幹事長は31日午後、NHK番組の収録で、自由党が連立離脱した場合でも公明党との連立政権を目指す考えを表明した。
司会者の「自由党が離脱した場合は自公連立は白紙になるのか」との質問に、森氏は「そういうことにはならないと思う。自民党として公明党に連立を呼び掛け、公明党も自民党に返事をしたので、そのことを大事にしないといけない」と述べた。
ただ、自由党が政策合意実現を求めて連立離脱も辞さない姿勢をみせていることについては「自民党も誠意を持って約束したことをやらないといけない。(離脱は)あってはならないことだ」と自自合意実現に努力する決意をした。
難航している衆院比例代表定数50削減問題に関連し「国家公務員も10年間で削減を目標にしている。段階的に削減するのも一つの考え方だ」との見解を表明した。
自自選挙協力協議で自由党が候補者調整基準として挙げている「小選挙区当選者優先」については「現職は比例、小選挙区では区分けできない」と述べ、一律的基準とするのは困難との認識を示した。
森氏は、自自公3党の連立は9月9日の自民党総裁選告示までに決着させる意向を明らかにした。衆院解散・総選挙の時期については「自自公連立政権ができれば小渕恵三首相はいつでも到断できる。早期解散もないわけではない」と指摘した。《共同通信》
【小渕恵三首相】自自選挙協力で一層努力を
小渕恵三首相は31日午後、自民党の村岡兼造幹事長代理と首相公邸で会談した。党選対総局長を兼務する村岡氏は、小沢一郎目由党党首が強く求めている自自選挙協力について、協議の進展状況を説明。首相は「国会の会期末が間近に迫っているので、一層努力してほしい」と述べ、重ねて自由党との選挙協力を進めるよう指示した。
また、日本経済再生など内外の重要案件が山積していることから、政府、与党が引き続き一致結束して政権運営にあたることを確認。村岡氏は、自民党総裁選日程が確定したのを受け、総裁選をめぐる党内の情勢についても報告した。《共同通信》