平成3850日目

1999/07/24

この日のできごと(何の日)

【公明党】連立政権への参加を決定

公明党は24日、都内で臨時党大会を開き、政権参画を明確にした運動方針と、与党側との政策協議のたたき台となる基本政策を採択、閣内協力による連立政権への参加方針を正式決定した。

神崎武法代表は党臨時大会後の記者会見で「あくまで自民、自由両党の連立政権に加わるという考え方で臨みたい」と述べ、自自公3党による連立政権発足を目指す考えを明らかにした。

これを受けて神崎氏は週明けの26日夕、首相官邸で小渕恵三首相と再会談し、閣内協力要請を受諾する考えを伝達。与党側との連立協議を始動させたい意向だ。《共同通信》

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【プロ野球オールスター第1戦】

1999年のプロ野球サンヨーオールスターゲーム第1戦、全パシフィック−全セントラルは24日、西武ドームで行われ、全セが8−4で快勝した。最優秀選手には松井(巨人)が選ばれた。松井は98年の第2戦以来、3度目の受賞。通算成績は全パの68勝53敗7分け。

1点を追う全セは三回、石井琢(横浜)の犠飛などで逆転。六回には、松井(巨人)が球宴新記録となる4試合連続の2点本塁打を放ち、リードを広げた。

全パは松坂(西武)が先発。3回2失点ながら5三振を奪った。打線は一回、イチロー(オリックス)が上原(巨人)から先制本塁打したが、終盤に突き放された。

第2戦は25日、甲子園球場で行われる。先発は全セが藪(阪神)、全バは黒木(ロッテ)。《共同通信》

【Jリーグ】ヤマザキナビスコ・カップ第6日

Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第6日(24日・江戸川区陸上競技場ほか=4試合)ホームアンドアウエー方式の準々決勝第2戦を行い、2部(J2)勢で8強に唯一勝ち残っていたFC東京がベスト4に進出した。1部(J1)の横浜F・マリノスと対戦した東京は0−2で敗れたが、第1戦を3−0で勝っていたため、得失点差で準決勝進出を決めた。

連覇を狙ったジュビロ磐田は柏レイソルに0−2で敗れ、通算1分け1敗で敗退。鹿島アントラーズは第1戦の2点差を追いつき、延長Vゴールで浦和レッズを破った。第1戦に勝っている名古屋グランパスは清水エスパルスと0−0で引き分け、4強へ進んだ。《共同通信》

【ASEAN外相会議】閉幕

東南アジア諸国連合(ASEAN))外相会議は24日、深刻な加盟国間の格差是正など直面する困難の克服に向けた結束強化を確認、東アジア情勢の緊張に懸念を示し地域安定の重要性を訴える共同声明を発表、閉幕した。

カンボジアの加盟で念願の10カ国体制(ASEAN10)実現後初の会議は経済危機で国際社会への影響力を失った地域連合の再構築が重要課題となり、各国外相はASEANの信頼回復に一致して取り組む強い決意を表明した。

共同声明は、安全保障面での南沙(英語名・スプラトリー)諸島の領有権問題に懸念を示し、朝鮮半島や台湾海峡の情勢安定を呼び掛け、「一つの中国」政策を確認。同時に「日本、中国、米国、ロシアの相互関係安定がアジア太平洋の安定に不可欠」とした。

さらに、ASEAN10が実現し「東南アジアの人々は一つの共同体の中にある」と強調。「ASEANの強化に向け結束することで現在の困難を乗り越えられると確信する」とした。《共同通信》

【民主党】地方自治体議員フォーラム

地方自治体議員フォーラムの2日目は、24日朝8時20分からスタート。

竹村泰子、岡崎トミ子両議員をコーディネーターにした「女と男のフォーラム」では、朝日新聞学芸部次長である竹信三恵子さんが、記者の目を通した男女共同参画型社会のあり方を語った。続いて仙谷由人筆頭副幹事長を交えた対談では、弁護士業を通して見る夫婦関係の変化が語られ、また「民主党が女性にもてない理由」にも議論が及んだ。

「インターネット・ワークショップ」には予想を超える80名以上が参加。前半の「インターネットが変える政治」では、島聡衆議院議員と簗瀬進参議院議員が、コンピュータ画像を駆使しながら、自らの体験と考え方を披露。菅代表も参加者に混じって、講演に耳を傾けた。会場の一角で行われたパソコンを使ってのインターネットのデモンストレーションや、菅代表とのプリクラ撮影も盛況だった。

午前10時30分からの「民主党市民フォーラム」では、「NPOと介護市民事業」「地域コミュニティの活性化」「分権型社会のニュービジネス」「インターネット実践講座」の4分科会が開かれた。

このうち、「分権型社会のニュービジネス」分科会では、松沢成文衆議院議員が民主党の提唱する「デモクラット起業家倍増プラン」をコンピュータグラフィックを使って説明。続いてインターネット関連会社の元経営者・板倉雄一郎氏が起業家としての出発から成功そして会社倒産までの体験談を講演。「日米経営比較論」や「資金融資の失敗談」などにもふれた。

また「インターネット実践講座」では、古賀一成衆議院議員がモバイル・ツールを使って、支援者のデータ管理や政策データの整理と活用について実演し、好評を博した。また内藤正光参議院議員が、ホームページの作り方を実演して見せ、「こんなに簡単にできるのか」と納得顔の参加者が多かった。

午後からは、全国研修会が行われ、約700人が参加した。広中実行委員長のあいさつに続いて、羽田幹事長が「このままの政治が続いては日本はおかしくなると自覚し、国民に理解されるよう訴えないといけない。この研修会では、いろいろな意見を率直にぶつけていただきたい」と訴えた。

続いて、寺島実郎・三井物産総合情報部長が「世界の中の日本」と題して基調講演。90年代からの米国と欧州の政治潮流を俯瞰した上で、「マネーゲーム国家と化しているアメリカに対して、欧州がとろうとしている政策は示唆的で、日本にとって重要だ」と述べ、アジアの安全保障における日米関係の変化に対して「民族の自尊と自立を賭けて、米国との関係を見直すことが、新しいリベラリズムの政策軸だ」と主張した。

もうひとつの基調講演「21世紀のライフスタイル」では、岡沢憲芙・早稲田大学教授がスウェーデンの福祉社会を例に、「日本がこれから突入する少子化・超高齢化社会に政治家がいち早く対応すべき、特に介護を強いられている女性の声をもっと政治に反映すべき」と訴えた。また従来型でない新たな党組織の構築、党の情報公開の必要性を説き、また「若い政治家がキャリアを積むに従って光を失っている」と苦言を呈し、政治家はもっと自由な思索の時間を持つべきと提案した。

続いて、規約・機構改革検討委員会委員長の石井一副代表が代表選挙について緊急提起。同検討委で策定作業を進めてきた新しい「県別ポイント式党員公選」による代表選挙を9月末から10月初旬にかけて実施する方針を提起した。

また「政権政策の基本理念」を中野寛成・政権政策委員会座長が大要を紹介する形で提起。各論部分についても「現在、関係部会との検討と調整を進めている。来月中にも示したい」と約束した。

総選挙態勢については、熊谷弘衆議院選対事務総長が担当。「候補者が130弱という状況で、次の総選挙は首相を選ぶ選挙だと言って、いったい誰が信用するのか。政権を獲得するに足る候補者を揃えることが、各県連の責任。本部の幹部も人任せではダメだ」と声をはりあげ、早急な候補者擁立へ向けて激しくゲキを飛ばした。《民主党ニュース》



7月24日 その日のできごと(何の日)