平成3848日目

1999/07/22

この日のできごと(何の日)

【中国】「法輪功」の活動を禁止

中国政府は新興気功集団「法輪功」=李洪志代表(47)(米国在住)=の幹部を先に一斉摘発したのに続き、22日、同集団を違法組織と認定、一切の活動を事実上禁止した。国営新華社通信によると、、中国民政省は、「未登録団体であり、迷信や邪説を流布して民衆をだまし、騒ぎを起こして社会の安定を破壊した」と断定、「社会団体登録管理条例」に基づき違法組織とした。公安省は、公共の場所での法輪功の宣伝や、出版を全面禁止し、座り込みや陳情、集会、デモの禁止も発表した。

「法輪功」は、仏教的要素を取り入れた新興気功集団で、創始者の李氏が92年から活動を始め、日本など約20か国に組織がある。「法輪功」側は、中国に数千人のメンバーがいるとしているが、中国当局者は22日、捜査の結果、推定約200万人であることを明かした。《読売新聞》



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【横浜・ローズ内野手】一試合10打点

ヤクルト11−22横浜◇23日◇横浜

横浜のローズ内野手は22日、ヤクルト17回戦(横浜)で1試合10打点のセ・リーグタイ記録をマークした。1985年にレオン(大洋=現横浜)が記録して以来2度目で、プロ野球記録は飯島滋弥(大映)が51年にマークした11。

また、石井琢朗内野手は48年の千葉茂(巨人)、49年の塚本博睦(東急)に並ぶプロ野球タイの1試合6得点を記録。両チーム合わせた32打点はプロ野球タイ記録で、得点合計33はセ・リーグタイ記録だった。《共同通信》

【台湾・李登輝総統】中台「二国論」撤回せず

台湾の李登輝総統は22日、中国の強い反発を招いている中台「二国論」について「台湾海峡両岸の関係とその発展にとって積極的な意義がある」と正当性を主張、中国側がこの論点を受け入れるよう主張した。米国の特使が中台双方の自制を求めに台北と北京入りするのを前に、持論を撤回する意思がないことをあらためて内外に示した。

中央通信によると、台湾訪問中のタタド・フィリピン上院外交委員長との会談で述べた。総統は「二国論」について、歴史と法律、現実から台湾の地位と権益を説明したと重ねて主張。「北京が直ちに受け入れないことは承知しているが、冷静に考えれば私の談話の意義が理解できると思う」と述べた。

李総統は今月9日、ドイツのメディアとの会見で「二国論」を提起した後、20日には「一つの中国は現在は存在しない。将来に民主的に統一した後の問題」などと発言をエスカレート。これに対し、中国側も武力行使の可能性を示唆するなど、双方の対立、緊張が一層高まっている。《共同通信》

【小渕恵三首相】ニュージーランド首相と会談

小渕総理は22日、総理官邸でニュージーランドのシップリー首相と会談した。両首脳間においては、良好な二国間関係を確認し、関係を一層強化拡大していくことに合意するとともに、APEC(アジア太平洋経済協力)、WTO(世界貿易機関)について忌憚のない意見交換を行い、APECオークランド会議、WTO新ラウンド(多角的交渉)の成功に向けて両国が協力していくことが確認された。《首相官邸》

7月22日のできごと(何の日)【小渕恵三首相】ニュージーランド首相と会談

小渕恵三首相は22日、首相官邸でニュージーランドのシップリー首相と会談し、同国で9月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)について「この会合は世界貿易機関(WTO)に弾みをつける上で重要だ」と指摘。両首脳は多角的貿易交渉(新ラウンド)の成功に向けて協力していくことで一致した。

小渕首相が国連改革の重要性を強調したのに対し、シップリー首相は日本の国連安全保障理事会常任理事国入りを強く支持した。

シップリ首相は、これに先立って高村正彦外相と外務省で会談し、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の海上輸送で、同国の近くがルートになることに懸念を表明。日本のミナミマグロ調査漁獲問題についても「非常に残念だ」と述べた。

外相は「(MOX燃料の)輸送が日本のエネルギー政策に大事だ」と指摘し、ニュージーランド側に理解と冷静な対応を求めた。ミナミマグロ問題について、外相は「調査はミナミマグロ保存条約に基づいている」と反論した。《共同通信》

【自民党村上派】江藤・亀井派に

自民党村上派は村上正邦会長が退き、江藤隆美新会長を迎えて「江藤・亀井派」として22日、新たに出発した。だが江藤氏は次の総選挙で後進に道を譲る考えともいわれ、それまでの暫定的性格が強い。実質的には亀井静香会長代行の言動で派閥の方針が決まっていくとみられ、事実上「亀井派」への移行過程に入ったと言えそうだ。

江藤氏は就任後の記者会見で「私が兵を養ってこの派閥をつくったのではない。身の程は知っている。私は派閥の会長になったつもりはない。政策集団の会長を一時お預かりしただけだ」と、自ら移行期の会長であることを強調した。

村上前会長は19日、退任にあたり「次の次の総裁選には(江藤・亀井派から)ゲートに入ってほしい」と期待を表明したが、江藤氏は「人材がたくさんいる。その中から総裁選に打って出ることができるようにすることが私の務め」と強調した。《共同通信》

【自由党・小沢一郎党首】連立離脱も辞さず

自由党の小沢党首は22日、公明党の神崎代表と会談し、自自公3党連立政権への自民党側の手続きに不満を示したうえ、公明党の連立参加の是非について、今国会会期末に衆院比例定数削減や時期衆院選の選挙協力など自自両党の連立合意の総括を終えてから判断する意向を強調した。

小沢氏はこれに先立ち、自民党小渕派会長の綿貫民輔・元幹事長と会談し、今国会会期末までに自自合意の実現のメドが立たない場合、連立の解消も辞さないとの考えを示した。このため、小渕首相は23日に自民党の森幹事長に対し、自由党との選挙協力などを急ぐよう改めて支持する方針。《読売新聞》

【自由党・小沢一郎党首】小渕恵三首相との会談を拒否

自民、自由両党に公明党を加える連立政権をめぐり、自由党の小沢一郎党首は22日、公明党の神崎武法代表、自民党小渕派の綿貫民輔会長と相次いで会談し、自自両党が合意している衆院比例代表定数削減や選挙協力の進展が3党連立政権発足の前提になるとの考えを伝えた。小沢氏は綿貫氏に対し、合意事項への自民党の対応に強い不満を表明、小渕恵三首相との早期の会談を拒否した。《共同通信》

【国旗・国歌法案】衆院で可決

国旗・国歌法案が22日、衆議院本会議で可決された。民主党は、政府案の対案として、君が代を法制化の対象からはずし、日の丸を国旗と定めるだけの修正案を提出したが否決され、政府案には議員それぞれの意思による自主投票で臨んだ。投票の結果は賛成403票、反対86票(投票総数489)、民主党議員の賛否は賛成45票、反対46票だった。

本会議で民主党の修正案の趣旨説明に立った鳩山由紀夫幹事長代理は、冒頭、野中官房長官の石井一議員への恫喝発言に触れ、「次世紀のわが国のあり方にも関わる本法案がそのような大臣の主管の下、審議を進めなければならないことは、日の丸、君が代はもとより、日本国民にとっても誠に不幸なこと」と非難した。

その上で、鳩山議員は政府の唐突な法案提出時期や、教育現場の混乱を抑えつけるためだけの動機、わずかな審議時間での成立をもくろむ政府の姿勢に対して、「最も日の丸・君が代を軽視しているのは政府だ」と厳しい言葉を投げかけた。

修正案の内容を説明した鳩山議員は、「国を愛する心は強制されるべきものではなく、真に内面から沸き上がってくるべきもの。私たち政治家の役割とは、過去の様々な歴史を乗り越え、遠い未来の子孫たちに、彼らが愛することのできる国をつくりあげ受け継がせていくことにあるのではないか。その時にこそ、すべての国民が自然な感情で国歌を歌い上げることが出来る」と訴え、演説を終えた。

各会派の代表による討論の後、まず民主党の修正案が起立採決の結果否決され、続いて政府案の採決が記名投票で行われた。その結果、賛成多数で政府案が可決、参議院に送られた。《民主党ニュース》



7月22日 その日のできごと(何の日)