平成3734日目
1999/03/30
この日のできごと(何の日)
【衆院3補選】告示
東京都知事選と浜松市長選への衆院議員出馬に伴う衆院東京2区、同15区、静岡8区の3補欠選挙が30日告示され、計8人が届け出、自民、民主、共産各党による選挙戦がスタートした。
自民、自由両党による連立政権発足後初の国政レベルの選挙。届け出は午後5時で締め切られ、投開票は12知事選などと同じ4月11日。
自民党が候補擁立を見送った東京2区は民主、共産両党の対決、15区と静岡8区は自民、民主、共産3党の争いとなる見通し。
次期衆院選の前哨戦として、2議席確保を目標とする自民党、3戦全勝を狙う民主党との全面対決で、結果は、後半国会の展開や秋に総裁選を控えた自民党内の主導権争いに影響を与えそうだ。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【第71回選抜高校野球大会】第6日
第71回選抜高校野球大会第6日は30日、甲子園球場で1回戦1試合と2回戦2試合を行い、沖縄尚学(沖縄)と市川(山梨)が2回戦に勝ってベスト8に進出した。沖縄尚学は五回に荷川取の適時打などで3点を勝ち越し、5−3で浜田(島根)を下した。沖縄県勢の八強は24年ぶり。市川は四回の5点で大きくリードを広げ、エース高室が駒大岩見沢(北海道)を3点に抑えて8−3と大勝した。1回戦最後の第1試合は前日の3試合に続き、一大会では史上初の4試合連続の延長戦となった。高田(奈良)が6−6の同点で迎えた十四回、松村の中前打で高崎商(群馬)にサヨナラ勝ちして2回戦に進んだ。《共同通信》
【小渕恵三首相】「21世紀日本の構想懇談会」に出席
小渕総理の私的懇談会である「21世紀日本の構想懇談会」の初会合が30日、東京都内のホテルで開かれた。同懇談会は21世紀のあるべき国の姿を示すために設置されたもの。委員には、河合隼雄国際日本文化研究センター所長を座長に、合計16人が幅広い分野から選ばれている。
会議の冒頭、総理は「経済的富に加え、品格のある国家、徳のある国家として世界のモデルを目指したい」とあいさつし、懇談会の成果への期待感を表明した。《首相官邸》
【自民党改革本部】小選挙区にも定年制を
自民党の党改革本部(愛知和夫本部長)は30日、昨年の参院選惨敗を受けて党の再生を図るため「党改革に関する答申」をまとめ、小渕恵三総裁(首相)に提出した。
国会議員の定年制について、比例代表選出議員は衆院が73歳、参院が70歳までとした選対本部の方針を確認した上で、小選挙区選出議員にも基本的に定年制を導入すべきだとの考えを新たに打ち出した。《共同通信》
【政府】不審船は北朝鮮の工作船と断定
政府は30日、日本領海を侵犯し朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の港に逃げ込んだ不審船2隻を「北朝鮮の工作船」と断定し、ニューヨークの国連代表部や北京の日本大使館を通じて、北朝鮮側に厳重に抗議する方針を決めた。野中広務官房長官が同日夕の記者会見で発表した。
これを受け北京の日本大使館は同日、北朝鮮大使館に抗議文書を伝達したが、反応はないという。北朝鮮側はこれまでも、日本政府が不審船と乗組員の引き渡しを求めたのに対し「日本側の謀略」として否定。今後も抗議を無視し続けるとみられ、その場合、政府は抗議声明を発表し、遺憾の意を内外に表明する方針。これにより日朝関係が冷え込むのは避けられない見通しだ。《共同通信》
【民主党・政改革対策本部】初会合開く
民主党は30日午後、国会内で「行政改革対策本部」の初会合を開き、今国会で政府が提出する「中央省庁改革法案」「地方分権法案」への対応を協議した。同本部は、党幹部と国対、政調幹部と関係部会長、プロジェクト座長などで構成されている。
行政改革に関する政調のプロジェクトチームや部会での議論を統合して、国会の動向を踏まえながら調整し、党としての意思決定をスピーディーに行うことが目的。本部長には菅代表、事務局長には伊藤忠治・国対委員長代理が就いた。 《民主党ニュース》
【ロシア・プリマコフ首相】ユーゴ大統領と会談
北大西洋条約機構(NATO)のユーゴスラビア空爆の長期化とコソボ自治州のアルバニア系住民の大量避難民化を受け、ロシアのプリマコフ首相は30日、ベオグラードを訪問、ミロシェビッチ大統領と約6時間にわたり会談した。
首相は会談後、「会談は有益だった。結果があるが今は言えない」とだけ述べ、ボンに向かった。欧州連合(EU)議長国ドイツのシュレーダー首相に会談結果を報告する。
会談に先立ち、首相は「受け入れ可能な解決策の模索を試みる」と述べており、予想を超えた長時間の会談で、局面打開に向け、突っ込んだ協議が行われたもよう。
空爆開始から30日で一週間が経過したが、空爆とユーゴ側による住民弾圧の悪循環状態となっており、「出口」は見えていない。ユーーゴとの歴史的関係を生かして調停に乗り出したロシアは、ユーゴ側から譲歩を引き出し、NATOに空爆停止を呼び掛けることを目指したとみられる。フランスなどもロシアの調停に一定の期待を表明している。
しかし、ユーゴは徹底抗戦の姿勢を崩しておらず、米政府高官もユーゴによるコソボ和平案受諾と虐殺停止が空爆停止の条件であるとの認識を示しており、この日の会談を機に局面が打開できるかどうかが注目される。《共同通信》