平成3706日目
1999/03/02
この日のできごと(何の日)
【この日の小渕総理】
自由党・小沢党首と会談
小渕恵三首相は2日夕、首相官邸で、先に訪中した自由党の小沢一郎党首と約10分間会談し、日米防衛協力のための新指針(ガイドライン)関連法案の周辺事態をめぐる中国側との会談内容などについて説明を受けた。
小沢氏は先月28日、北京で中国共産党中央政治局の尉健行・常務委員と会談。尉氏は小沢氏が周辺事態の定義に関連して「中国、台湾などが入るのは当たり前だ」と発言したことに触れ「中国、台湾は含めるべきではない」と反発し、小沢氏は「わが国に直接攻撃なり危険が及ばない限り、周辺の問題ではない」と理解を求めた。
小沢氏はこうした経過を首相に報告。首相は「地理的概念ではなく事態の性質に着目した概念である」との従来の政府見解を堅持していく考えを示したものとみられる。《共同通信》
日の丸、君が代法制化検討を指示
政府は2日、小渕恵三首相の指示を受けて、日の丸・君が代を国旗、国家として法制化する問題の検討に入った。広島県世羅高校の校長が「君が代」斉唱問題が原因とみられる自殺をしたことを重視したもので、首相は野中広務官房長官に対し「従来通りでいいのか、私も十分考えを持っているところであり、内閣としてぜひこの問題を考えてほしい」と指示した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【政界談話室】
○・・・東京都知事選に立候補するため衆院に2日、議員辞職願を提出した鳩山邦夫前民主党副代表は記者会見で「万感胸に迫る。国政上の世直しには参加できなくなるが、都政で世直しをしたい」とちょっぴり未練をのぞかせた。衆院東京2区の補欠選挙に比例代表で当選した深谷隆司自民党総務会長が出馬表明していることについて、鳩山氏は「衆院に一級(小選挙区)と二級(比例代表)があるみたいだが、責任と義務を持った同じ代議士だ」と一刀両断。選挙区を自民党に荒らされるのが我慢ならない様子がありあり。《共同通信》
【この日の民主党】
民主党は2日、国会内で常任幹事会を開き、東京都知事選挙への立候補を表明している鳩山邦夫氏を「支持」することを決めた。
提案をおこなった菅代表は「無所属で戦いたいというご本人の姿勢を尊重したい。形式は何であれ、是が非でも勝っていただきたいというわれわれの気持ちに変わりはない。この戦いを、自自連立・小渕政権と厳しく対峙し、活力ある自治体をつくる突破口にしよう」と呼びかけた。
あわせて、2月16日に設置が決まっていた「東京都知事選挙対策本部」の構成も決定した。
●鳩山邦夫さんが議員辞職願いを提出
鳩山邦夫さんは2日午後、伊藤衆議院議長に議員辞職願を提出した。会見した鳩山氏は「22年間国会に送り続けてくださった地元の支持者の皆さんには感謝してもしつくせない。国政上の世直しには参加できなくなったが、都政の場からの世直しをしていきたい」と語った。
●北脇保之さんが離党、議員辞職届提出/浜松市長選挙へ出馬
民主党は2日の常任幹事会で、浜松市長選挙に立候補を予定している北脇保之衆議院議員(静岡8区)の離党を承認した。北脇議員は同日午後、伊藤衆議院議長に議員辞職願を提出した。
また、昨年7月の参議院議員選挙比例名簿登載者の中尾則幸氏について、本人と民主党北海道からの申し出を受け、名簿からの除外を決定した。 《民主党ニュース》◇
民主党国際交流委員会の朝鮮半島小委員会は、このほど「北朝鮮問題への対応について」として、民主党の基本的な考え方と具体的な行動をまとめた。2日の党務役員会で報告され、了承された。
基本的な考え方として、(1)朝鮮半島の平和を確立するためには北朝鮮と韓国との平和共存、統一が必要(2)金大中韓国大統領の「太陽政策」と包括的アプローチによる解決を支持(3)日朝国交正常化や北朝鮮と国際社会との信頼醸成のため積極的に行動(4)北東アジアの安全保障の枠組みを考える—–の4項目をあげた。また具体的行動としては、人道的見地から政府による食糧支援の再開を支持するとともに、「日朝間の懸案事項の解決・国交正常化交渉進展のための政党間交流の推進」や、「民間・NGOの食糧支援活動への協力」などをあげ、訪朝団の派遣については国内外の諸情勢を総合的に検討し、決定するとしている。 《民主党ニュース》
◇
昨夏の参院選で政権交代へ大きく「ステップ」した民主党。その民主党がきたる衆院選へ向けて、政治への志をもった一般市民に広く門戸を開放。小選挙区での公認候補者公募のキャンペーンを開始する。
キャンペーンは小選挙区候補者未定地区の地元新聞へ、菅直人代表の自筆の手紙で語りかける「新聞広告」と、小宮山洋子広報委員長の呼びかけによる「ラジオコマーシャル」を主体に展開される。
2日午後、党本部で記者会見に臨んだ菅代表は、今回の公募について「私の思いを手紙にしたためた。新聞広告を見てほしい。地盤・看板・カバンはなくとも、政治を変えたいという気持ちを持ったねばり強い方の応募を望む」とアピール。
続けて、旧日本新党で公募合格した経験を持つ枝野幸男政調副会長が発言し、「私も6年前、1枚の応募はがきからスタートした。確かにリスクがある。でも志と能力のある人は必ずチャンスがある。これを機にぜひ名乗り出てほしい」と、当時を振り返りながら熱っぽく訴えた。
キャンペーン・ソングは、猿岩石がリバイバルヒットさせている「MY REVOLUTION」(マイ・レボリューション)。歌詞の中の「求めていたいMY REVOLUTION・明日を変えることさ・誰かに伝えたいよ MY DREAM 今すぐ」が民主党の「日本を変えたい」という思いに合致することから選ばれた。《民主党ニュース》
◇
きたる統一地方選挙と都知事選挙をひかえて、必勝を誓い合う民主党東京都連主催の「躍進パーティー」が2日夜、都内のホテルで開かれた。
岩國哲人・都連新会長の就任あいさつ、伊草勝・連合東京会長の祝辞に続いて、菅直人代表が登壇し、「日本の現状はタックスペイヤー(納税者)とタックスイーター(税金を食いつぶす人)との闘い。従来型の業界利益優先の政治がまかり通っている。まずは東京を突破口に、地方選挙勝利そして鳩山新都知事の誕生で新しい日本をスタートさせてほしい」と檄を飛ばした。
続けて、前都連会長の鳩山邦夫さんが入場。「22年務めてきた国会に、今日辞表を提出した。私は人生の岐路に対して、いつも困難な道を歩んでしまう。このようにしか生きることができない、青臭く愚直な人間だ。でも菅代表の言である『ホップ・ステップ・ジャンプ』の『ジャンプ』が今回の統一選にかかっている。だから私は民主党の『改革の魂』を都政にぶつけたいと思った。勝利に向けて、皆さまの一人一人のご支援をおねがいしたい」と立候補に至る思いを訴え、大きな拍手を受けた。
またパーティーでは、今回の都知事選に伴う衆議院補欠選挙の公認候補の東京2区・中山義活さん、同15区・吉田和子さんを紹介。さらに4月の統一地方選における都内の民主党公認・推薦候補者が紹介された。《民主党ニュース》