平成3705日目

1999/03/01

この日のできごと(何の日)

【横浜高・松阪大輔投手】卒業式に出席

西武ドラフト1位、松坂大輔投手は1日、横浜高卒業式に出席し、高校生活に別れを告げた。松坂は「早く卒業したかったのでうれしい。印象に残っているのは最後の一年間、負けることなく終えたこと」と高校生活を振り返った。

前日のオープン戦に先発した後、高知から帰京したとあってやや疲れている様子。式後は自身が寄贈した、公式戦44連勝などの記録を作った前チームの記念碑を除幕。同級生らと最後の制服姿での記念撮影に笑顔が絶えなかった。

同校にはこの日も大勢の報道陣やファンが詰めかけた。相変わらずの松坂人気に野球部の渡辺監督は「すごい一年がやっと終わった」とほっとした様子だった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【対人地雷全面禁止条約】発効

対人地雷の使用、製造、貯蔵、移動などを禁止した対人地雷全面禁止条約が1日、発効した。当初の締約国は日本など45カ国で、保有する対人地雷を4年以内、埋設した対人地雷は10年以内にそれぞれ廃棄することが義務付けられた。

非政府組織(NGO)が条約づくりに中心的な役割を果たし、オタワ・プロセスと呼ばれた同条約は、地雷禁止の国際世論を追い風に、第1回条約会合から約2年半、1997年12月のカナダ・オタワでの調印式から15カ月目という異例の早さで発効にこぎ着けた。

1日までに計133カ国が調印し、計65カ国が批准書を寄託した。条約は批准書を寄託した国が40カ国になって6カ月後に発効するため、その要件を満たした昨年9月中の45の締約国でまず発効した。日本は45番目の締約国で、最初の発効グループに加わった。

日本は、自衛隊が貯蔵する対人地雷約100万個の処理を来年度から開始し、期限内に完了する方針を示している。《共同通信》

【臓器移植法】初の移植手術が終了

高知赤十字病院で提供された心臓、肝臓、二つの腎臓の移植手術が1日朝までに終了した。心臓移植患者は同日朝、意識を回復し、呼び掛けに目を向けるなど、経過は順調。午後1時ごろには、人工呼吸器が外された。肝臓、腎臓の移植患者もそれぞれ容体は安定しており、臓器移植法の施行後、初めて実施された脳死臓器移植は、角膜を除いてすべての手術が終わった。

各医師団は今後、他人の臓器を異物として排除しようとする免疫の働きを抑えながら、拒絶反応や感染を防いでいく、移植医療に特有の難しい術後管理を進めることになる。角膜の移植も早ければ同日午後にも、高知県南国市の高知医大で実施される予定。《共同通信》

小渕恵三首相は1日午前、臓器移植法に基づく初めての脳死判定と臓器移植手術が行われたことについてて「臓器を提供していただいた方のごめい福を心からお祈りする。また提供していただいた方、その家族、移植の実現に寄与した多くの方々に敬意を表する」と述べた。

首相は「今後、移植を受けた患者さんが順調に回復することを切に祈っている。ぜひ健康になっていただきたい。提供者の遺志はそうだったのだろうから」と、臓器提供を受けた患者の早期の健康回復に期待を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》

【大相撲春場所】番付発表

日本相撲協会は1日、大相撲春場所(14−28日・大阪府立体育会館)の番付を発表した。初場所13勝2敗で初優勝した千代大海が大関に昇進。デビューから4場所連続優勝の雅山が、幕下最下位付け出し力士では朝潮、武双山と並ぶ最速の5場所目で新入幕し、いきなり東前頭7枚目にランクされた。先場所東小結で8勝7敗と勝ち越した金沢市出身の出島は西小結に移り、同じく東9枚目で8勝を挙げた七尾市出身の栃乃洋は西5枚目に上がった。

新大関の誕生は平成6(1994)年春場所の武蔵丸、貴ノ浪以来5年ぶりで、大関以上6人は4横綱2大関だった平成3年夏場所以来。千代大海との優勝決定戦に敗れた若乃花は、昇進5場所目で初の東正横綱。8勝7敗の貴乃花は西、2場所連続全休中の曙がもう一人の東の横綱。西大関の貴ノ浪は3度目のかど番で、今場所負け越せば大関から転落する。《北國新聞》

【この日の小渕総理】

地雷廃絶ポスターコンクール特選受賞者が表敬訪問

小渕恵三首相は1日昼、国会内で、日本赤十字社などによる「地雷廃絶日本キャンペーン」主催のポスターコンクールで特選を受賞した柴田知佐さん=愛知教育大付属岡崎小五年=の表敬を受けた。

3月1日のできごと(何の日)地雷廃絶ポスターコンクール特選受賞者が小渕首相を表敬訪問
https://www.kantei.go.jp/

柴田さんは、地雷で右足を失った少年をクレヨンで描いたポスターを首相に手渡し、長野オリンピックの開会式で英国の地雷廃絶運動家クリス・ムーンさんが走るのを見て、同運動に関心を持ったことを説明。2月28日に全国の小中学生が集まって採択した地雷廃絶メッセージを伝え、「総理も頑張ってください」と訴えた。《共同通信》

【この日の民主党】

参議院予算委員会総括質疑での民主党・新緑風会のラストバッターとして江田五月議員が1日に登場。

まず、最近再び活発化しているオウムの活動について質問した。金重・警察庁刑事局長から「信徒拡大、セミナー開催、会社経営などで基盤拡大し、教団施設は現在32ヵ所を把握」との報告があり、江田議員は「今は宗教法人でなく信者個人の集まり。これをどう取り締まるか難しい。一方で住民の不安もある。自治体とも協力して対処すべき」と政府に責任ある対応を求めた。

また中村法相の1月4日の問題発言について、江田議員は「弁護士は世間の非難を浴びても人権を守る使命がある。オウム事件などの国選弁護人に対する法相発言は、後ろから弾を撃つようなもの。撤回・お詫びですむのか」と追及したが、中村法務大臣は相変わらず「一言一句まで覚えていないが、適性を欠いた。撤回・お詫びする」と繰り返すばかり。任命権者である小渕首相も「公の場所での弁明は残念」と答えるにとどまった。

さらに中村法相のオーナー会社の税務訴訟問題について追及。中村法相は「個々の事件は検事総長が指揮する」と指揮権発動疑惑を否定したが、「法務大臣を補助する配下の刑事局長を通じて、意識せずに発動する可能性がある」と江田議員は反論。「法律上、刑事局長を通じて検事総長を指揮できるか」との問いに、松尾・法務省刑事局長は「検察庁法14条の解釈としてはその通り」と答弁し、「ありえない」とする法相の答弁と矛盾、政府内で指揮権についての解釈が不一致となる事態を生じた。

江田議員は「指揮権発動が何かも知らない法務大臣だ」とその不適格性を強調したが、小渕首相は「一部報道に対しても本人が否定している」とあくまで不問に付すとの姿勢を示した。《民主党ニュース》



3月1日 その日のできごと(何の日)