平成3680日目

1999/02/04

この日のできごと(何の日)

【サッカー・柱谷哲二選手】引退会見

サッカーの元日本代表キャプテンでヴェルディ川崎を退団したDF柱谷哲二(34)が4日、東京都内のホテルで引退会見した。

スーツ姿の柱谷はすっきりした表情。日本リーグの日産自動車時代から数々のタイトルを手にした現役生活を振り返って「サッカーが自分のすべてだった。今は感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深そう。印象に残るシーンに、ドーハの悲劇といわれたワールドカップ(W杯)米国大会アジア最終予選のイラク戦などを挙げた。

今後は指導者の道を歩む。「今はまだ(指導者としては)赤ちゃんのような段階だけど、勉強を重ねて日本代表の監督を目指したい」と夢を語った。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

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【民主党・鳩山邦夫副代表】都知事選出馬「12日に態度表明」

民主党の鳩山邦夫副代表は4日朝、東京都知事選への対応について「ありとあらゆる方の意見をすべて承り、答えを出したい」と述べ、12日に記者会見して立候補するかどうかの最終態度を表明する考えを示した。

自民党本部は鳩山氏への相乗りを模索しているが、党東京都連(島村宜伸会長)は4日朝の所属国会議員会議で「民主党と一線を画すべきだ」との方針で一致。島村氏は会見で、鳩山氏が民主党を離党して無所属で出馬しても相乗りはしないと言明した。

会議後、島村氏は森喜朗幹事長と会い、都連と党本部がねじれた対応をしないように緊密に連携することを確認。この後森氏は首相官邸で小渕恵三首相と会談後、記者団に「一つの党で知事をつくるべきではない」と述べ、鳩山氏への相乗りも念頭に公明党などとの連携を最優先する意向を表明した。《共同通信》

【小渕恵三首相】納税者番号制度の導入「十分検討の必要」

衆院は4日、本会議を開き、恒久的減税法案など税制改正関連3法案の趣旨説明と質疑を行った。この中で、小渕恵三首相は納税者番号制度の導入による所得課税の総合課税化について「今後の所得把握体制の取り組みも含め理論的、実態面から十分検討を進める必要がある」と述べ、将来の課題として取り上げる考えを示した。

納税者番号制度は金融・証券、不動産などあらゆる引に個人別の番号を明記させ、所得を総合的に把握するシステム。首相は「制度の目的、プライバシーの問題、経済取引への影響などの諸課題について議論をさらに深める必要がある」との認識を明らかにした。末松義規氏(民主)への答弁。

一方、宮澤喜一蔵相は民間非営利団体(NPO)への寄付金を控除すべきだという末松氏の指摘に対し、「NPOの活動などの実態を見極め、寄付金の公益性が担保される仕組みを考えた上で、減税措置を行いたい」と前向きな考えを示した。

また、矢島恒夫氏(共産)が求めた消費税率の引き下げについて、首相は「極めて困難」と改めて否定した。《共同通信》

【ヨルダン・フセイン国王】危篤に

アンマンからの情報によると、米国ミネソタ州の病院でがん治療中だったヨルダンのフセイン国王(63)の容体が悪化、4日危篤状態となった。国王自身がヨルダンへの帰国を決断、米国を同日出発し国王専用機でアンマンに向かっている。ヨルダン政府高官は「国王が自国で死ぬのを強く望んだ」と話している。

国王の主治医の声明によると、国王は臓器の機能不全で危篤状態になった。

報道によると、国王は今月1、2日に骨髄移植手術を受けたが、4日に容体が急激に悪化した。

国王は昨年7月、がんの一種のリンパ腫が見つかり、同州のメーヨ病院に入院。化学療法を受け、約半年後の昨年12月にいったん退院し今年1月19日に帰国した。しかし同月26日、がんが再発、米国に戻り骨髄移植手術など治療を受けていた。

国王は1月の一時帰国の際、34年間後継者の地位にあったハッサン皇太子を解任、長男アブドラ王子(37)を新皇太子に任命するなど、強い指導力を見せた。

国王は、1935年11月にヨルダンの首都アンマンで生まれた。ハシム王家はイスラム教開祖で預言者のマホメット(ムハンマド)の直系にあたるが、アラブの大国イラク、シリアや、イスラエルに挟まれたヨルダンは難しい国家運営を余儀なくされてきた。

51年に祖父アブドラ国王がエルサレムで暗殺されるのを目撃、53年に病弱の父タラール王の後継者として国王に即位。当時まだ17歳だった。

国交がなかったイスラエルの首脳部とも極秘のパイプを維持し、94年にイスラエルと平和条約を結び、中東和平を積極的に推進した。《共同通信》

【この日の民主党】

4日の衆議院予算委員会一般質疑で、海江田万里議員は、国債と最近の金利水準の変動について取り上げた。先月末の「長期金利は安定している」との宮沢蔵相の発言に反し、この数日、長期金利が急上昇を招いている現状を指摘。「金融機関が手持ちの国債を投げ売りしたものによることは明確」と蔵相の見通しの甘さをただした。蔵相は「相場観として間違いを申し上げた」「長期国債については心理的に売り傾向がある」と発言の誤りを認め、陳謝した。

海江田議員はさらに「金融機関が決算期に合わせて国債を売却、益出しした結果、不良債権の処理が遅れた」と大量国債発行の弊害を強調した。 《民主党ニュース》



2月4日 その日のできごと(何の日)