平成3671日目
1999/01/26
この日のできごと(何の日)
【米政府】スーパー301条を復活
米政府は26日、貿易赤字の急増を受け、制裁を突き付けて貿易相手国に市場開放を迫る強硬手段である米包括貿易法のスーパー301条(不公正貿易国と行為の特定・制裁)と、米製品に差別的な国を制裁する政府調達制裁条項を、大統領令によって復活することを決定したと発表した。
復活する両条項では、4月末までに優先交渉相手国を特定し、7月末までの90日間で交渉を行うなど、従来よりも交渉・制裁に向けた手続きを短縮、強化された内容となった。
バーシェフスキ米通商代表は、日本のコメ市場や自動車・同部品、保険などの分野で日本の市場開放に強い不満を表明しており、こうした分野が制裁対象として視野に入っていることは確実。今後の個別分野交渉の結果次第では、5月に予定される小渕恵三首相の訪米をはさんで日米通商摩擦が厳しい局面を迎えることが予想される。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【向井千秋宇宙飛行士】小渕首相を表敬訪問
1月26日、小渕首相はスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した宇宙飛行士の向井千秋さんやジョン・グレンさんらの表敬訪問を受けた。
首相は、グレンさんから宇宙に持参した日の丸のパネルをプレゼントされ、「各国の協力で宇宙開発ができるようになったことはすばらしい」と述べた。《首相官邸》
【小渕恵三首相】対米協力国会承認へ修正示唆
衆院予算委員会は26日も総括質疑を続行、小渕恵三首相は日米防衛協力のための新指針(ガイドライン)関連法案で「国会報告」とされる対米協力基本計画について「国会での本格審議で各党各会派がそんな考えに立つのかを十分に聞き、政府として対応しなければならない」と述べ、民主、公明、自由各党が求める「国会承認」への修正に応じる考えを示唆した。《共同通信》
【第7次ゴラン高原派遣輸送隊】小渕首相に出国報告
1月26日、ゴラン高原における国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)で、輸送業務などの後方支援業務を行うため、29日から派遣される第7次ゴラン高原派遣輸送隊が官邸を訪れ、堀切隊長から小渕首相に出国報告が行われた。《首相官邸》
【自民党・森喜朗幹事長】今国会で情報公開法を
自民党の森喜朗幹事長は26日午後、共同通信社加盟社論説研究会で講演し、今国会の焦点である情報公開法案の取り扱いについて「野党の要求をどこまで取り入れるか選択の時期にきている。避けて通ることはできない問題だ」と述べ、同法案の今国会成立を目指す考えを示した。
政党助成法改正を求める声に対しては「今すぐ見直すというのではないが、来年の企業献金禁止に向けた仕組みづくりと一緒に議論する必要がある」との認識を表明した。
各種世論調査で小渕内閣の支持率が上がっていることに関し、森氏は「経済対策の効果が見え始めたのと、自自連立で保守層にやっと(政治が)落ち着いてくれたという安心感があるのではないか」と分析した。
一方、森氏は旧渡辺派と亀井静香元建設相が率いる亀井グループの新派閥結成を強くけん制した。
森氏は同派の村上正邦会長と、亀井氏の動きに対して「数を増やすのは何が狙いかというと当面、人事が考えられる」と言明しながら「そういう形に自民党が進んでいくのが良いのか悪いのか考えないといけない」と強調した。
さらに「私も偉そうなことは言えないが、昔の派閥のような動きは慎まなければならない。かつての派閥の争いを両氏らも知っているはずだ」と指摘した。《共同通信》