平成3661日目

1999/01/16

【小渕恵三首相】日本再生に向け全力

自民党は16日午前、都内のホテルで第64回定期党大会を開いた。自自連立政権の発足を象徴して、自由党の小沢一郎党首も平成5年の離党以来初めて来賓として出席した。小渕恵三首相(党総裁)はあいさつで、連立政権について「安定的な政治を目指す大きな責任がある」と意義を強調。「今後とも『相互信頼』と『互譲の精神』を基本にしつつ、名実ともに日本再生の旗振り役としての使命を果たせるよう全力を挙げる決意だ」と表明した。

その上で、首相は①安定的な政権基盤を構築するのは自由党との連立がすべてではない②あらゆる政策について協力してもらえる政党からきたんない意見を聞く−と指摘。「地域振興券」の例を挙げながら、公明党など野党各党との政策連携を積極的に呼び掛ける考えを明らかにした。

小沢氏もあいさつで「今日を第一歩に、今後さらに自民党と自由党の揺るぎない信頼関係を築き上げたい」と述べ、自自連立政権で政治、行政、経済の構造改革を推進していく決意を表明した。

首相は連立発足に当たり閣僚数を削減したことにも触れ「行政改革、行政のスリム化を国民の前に示さなければ、政府の施策について国民への協力要請に説得力を持ち得なくなる」と述べた。さらに、首相は11年度に経済をプラス成長に転換させ、12年度までに経済再生を図るために全力を尽くす決意を表明。統一地方選勝利を訴えた。《共同通信》



自由党の小沢一郎党首は16日午前、平成5年に自民党を離党して以来5年半ぶりに自民党大会に来賓として出席し「今後さらに揺るぎない信頼関係を築き上げ、わが国社会のあらゆる面での改革を推進する先頭に立っていこう」とエールを送った。

あいさつの冒頭、小沢氏は「おかげで久しぶりに自民党大会に出席させていただいた。先ほど、(自民)党歌も一緒に歌わせていただき、複雑な心境とともに、感慨深いものを覚えている」と述べ、場内を沸かせた。

その上で小沢氏は「国の仕組みを根本から立て直す構造改革の断行によって、日本の再建を図り、国民に自信と誇りを取り戻させ、新たな繁栄の道を築いていかなければならない」などと、持論の「日本改造計画」論を展開した。《共同通信》

【埼玉県】少女がタクシー強盗

埼玉県警熊谷署は16日未明、現金を奪おうとタクシー車内で運転手に切りつけたとして強盗、殺人未遂の現行犯で同県秩父市に住む15歳と19歳の専門学校生の少女二人を逮捕した。

調べでは、二人は16日午前2時すぎ、前橋市のJR新前橋駅前から同市城東町、Aさん(53)運転のタクシーに乗車し、約1時間後に目的地のJR熊谷駅前に到着。料金1万5220円を請求された直後、後部座席から15歳の少女が持っていた果物ナイフでAさんの右首にいきなり切りつけた疑い。

二人は何も取らずに逃げたが、Aさんが数十メートル追いかけて二人を取り押さえ、近くにいた熊谷署員に引き渡した。Aさんは三週間のけが。

調べに対し二人は「遊ぶ金が欲しかった。ナイフは直前に前橋市内のコンビニエンスストアで買った」などと供述しているという。

二人は同じ専門学校に通う遊び仲間で14日から二人で家を飛び出していたという。《共同通信》

【福岡国際女子柔道】第1日

柔道の福岡国際女子選手権第1日は16日、福岡市の福岡国際センターで4階級を行い、78キロ級で阿武教子(明大)が二連覇を果たすなど、日本は3階級を制する好スタートを切った。

旧72キロ級の世界選手権覇者、阿武は持ち味のスピードある柔道で勝ち進み、決勝ではディアデニス・ルナー(キューバ)に優勢勝ち。旧72キロ超級を含め5度目の優勝を飾った。

63キロ級はアジア大会銀メダルの木本奈美(住友海上)が決勝で李淑芳(中国)に逆転勝ちし二連覇を達成。70キロ級は佐野奈津子(富山・塩谷建設)が初優勝した。78キロ超級は袁華(中国)が優勝。全日本チャンピオンの二宮美穂(コマツ)は3位決定戦で薪谷翠(大阪・大工大高)に敗れた。《共同通信》

【大相撲初場所】7日目

大相撲初場所7日目(16日・両国国技館)横綱若乃花は蒼樹山を送り出し、7連勝。同じく全勝だった関脇千代大海が土佐ノ海に押し出されたため、優勝争いの単独トップに立った。横綱貴乃花は苦戦の末、小結栃東を寄り切り、3連勝で4勝目とした。栃東も4勝3敗。両大関は、武蔵丸が小結琴錦に、貴ノ浪が湊富士に敗れ、ともに3勝4敗と黒星が先行した。関脇同士の対戦は武双山が琴乃若を突き落とし、5勝2敗。平幕の巌雄と新入幕の千代天山がともに6勝1敗とし、千代大海を含めた三人が若乃花を追う展開。十両は雅山と追風海が1敗を堅持した。《共同通信》

【ボクシング】マイク・タイソン選手、再起戦飾る

資格停止処分から復帰したボクシングの元世界ヘビー級統一王者、マイク・タイソン(米国)が16日、ラスベガス(米ネバダ州)のMGMグランドで元国際ボクシング連盟(IBF=日本非公認)王者のフランソワ・ボタ(南アフリカ)とノンタイトル10回戦を行い、5回2分8秒、KO勝ちして約一年半ぶりの再起戦を飾った。

王者イベンダー・ホリフィールド(米国)の耳にかみつき、失格負けした1997年6月以来のリングに戻ったタイソンの戦績は46勝(40KO)3敗。4月にも復帰第2戦を行う見通し。

タイソンは動きがやや鈍く、押される場面も目立ったが、相手の懐に入り込んで右の強打を顔面にたたき込み、一発のパンチでボタをキャンバスに沈めた。ボタの戦績は39勝(24KO)2敗。発表されたファイトマネーはタイソンが1000万ドル(約11億4000万円)、ボタが185万ドル(約2億1000万円)だった。《共同通信》

【大屋政子さん】死去

タレントで故大屋晋三元帝人社長の妻の大屋政子さんが16日午後5時59分、胃がんのため大阪市東成区の大阪府立成人病センターで死去した。78歳。大阪市出身。

大阪音楽学校などを経て、昭和16年に歌手デビュー。鳩山一郎元首相の紹介で大屋氏と知り合い、25年に結婚。ゴルフ場やガソリンスタンドなどを経営し実業家として活動する傍ら、タレントとしても活屋。奇抜なファッションと故大屋氏を「おとーちゃん」と呼ぶユニークな言動で人気を集めた。文化事業家としても活動し、外国から数々の勲章を受けた。

家族によると、9年8月に胃がんの手術を受け、3分の2を切除。昨年2月に退院し、同11月に再入院、一週間ほど前から発熱で意識がもうろうとしていたという。《共同通信》



1月16日 その日のできごと(何の日)