平成3622日目

1998/12/08

【 YS11・量産1号機】ラストフライト

戦後初の国産旅客機YS11の量産1号で、運輸省の検査機として33年間活躍した現役最古参機が、老朽化に伴い引退することになり8日、羽田空港から最後のフライトに飛び立った。

引退後はスクラップされる恐れもあったが、航空愛好家から「日本の航空史に残る貴重な機体で、永久保存すべきだ」との声が出たため、同省は保存・展示が可能か、国立科学博物館(東京)などと検討を進めている。《共同通信》



【小渕恵三首相】ドラフト会議に言及

逆指名など問題点を指摘する声が上がっているプロ野球のドラフト制度が国会で取り上げられた。8日の衆院予算委で、元中日ドラゴンズの投手で自由党の三沢淳氏が小渕恵三首相、有馬朗人文相に考えをただした。

小渕首相は選手が意中外の球団に指名される点を問題視しながらも「ほかに方法を講じるにしても、今の方式はこれまでの経緯を踏まえているもの」と答え、現行制度はやむを得ないとの見解で、有馬文相も「関係者の意向を踏まえて今の制度が確立した」と首相と同じ考えを示した。昭和40年に導入されたドラフト制度はこれまでにも国会で取り上げられてきたが、首相が考えを示したのは異例。

今年のドラフト会議では、ダイエーを希望していた沖縄水産高の新垣渚投手の交渉権をオリックスが獲得したが、交渉にあたっていた三輪田勝利編成部長が自殺。三沢氏は「問題が出てきているということを認識してほしいと思って質問した」と話した。

プロ野球界では9日にドラフト制度検討委を開き、来年のドラフト会議に向けて論議を進めていくことになっている。54年7月の衆院法務委に参考人として出席した当時の下田武三コミッショナーは「プロ野球には必要な制度だが、欠陥なしとは言えない。改正すべき点があれば、改正すべきと考える」と答えた。《共同通信》

【政界談話室】

小渕恵三首相は8日の衆院予算委員会で、プロ野球元中日ドラゴンズ投手で自由党の三沢淳氏から「どこのチームが好きですか」と質問され、「現役時代に107勝した三沢さんの質問を受けることになったが、バッターとしてはホームランでお答えしたい」と気合を入れた答弁。立場上、好みの球団については「すべからくどこもいいかなと思う」とかわしたが、今年日本一になった横浜ベイスターズに話が及ぶと「地域の景気が盛り上がり、その波及効果の大きさに驚いている」と横浜の勢いにあやかりたい本音がチラリ。《共同通信》

【小渕恵三首相】内閣改造の時期、規模を決断へ

自民、自由両党の連立政権樹立に向けた政策協議は8日、公的年金改正問題で大枠合意したほか、消費税見直しや政治・行政改革、安全保障政策などで大筋決着の方向となり、焦点は自由党からの入閣に伴う内閣改造の時期と規模に移った。

小渕恵三首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議から帰国する18日にも小沢一郎自由党党首と会談、改造の時期、規模などについて決断する。野中広務官房長官が8日午後の記者会見で明らかにした。《共同通信》

【民主党】中島洋次郎議員辞職勧告決議案を提出

民主党は8日、自民党の比例名簿で当選した中島洋次郎議員の辞職勧告決議案を衆議院に提出した。

提案理由では「中島洋次郎君が10月29日に政党助成法違反、政治資金規正法違反で逮捕され、11月19日には公職選挙法違反(買収など)で再逮捕、さらに防衛政務次官当時の贈収賄疑惑も捜査の対象となっている事態は、誠に遺憾」として、「特に比例区候補者である同君の買収容疑は政党ぐるみの疑惑をもたらすものであり、また、防衛次官当時の疑惑は職務権限を伴うもので極めて重大」と指摘。

中島議員の辞職と、国民への陳謝を勧告するとしている。《民主党ニュース》



12月8日のできごと