平成3584日目

1998/10/31

この日のできごと(何の日)

【サッカー・U-19アジア選手権】日本、初優勝ならず

サッカーのU−19(19歳以下)アジア選手権最終日は31日、チェンマイ(タイ)で決勝を行い、日本は韓国に1−2で敗れ、2位に終わった。日本の2位は1994年大会以来、2大会ぶり3度目。韓国は2大会連続9度目の優勝。

日本は前半14分、混戦から金殷中に右足で押し込まれ、先制された。後半6分、稲本(G大阪)から縦のロングパスをフリーで受けた播戸(G大阪)が、GKの横をすり抜けるシュートを落ち着いて決め、同点とした。

しかし、同30分、右サイドから球を受けたエース李東国に、振り向きざまの強烈な左足シュートを決められた。日本は自陣ゴール前の混戦でDFの反応が悪く、すきをつかれた。攻撃はパス回しが早く多彩で、再三チャンスをつくったが、決定力を欠いた。大会の最優秀選手には小野(浦和)が選ばれた。《共同通信》

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【我那覇美奈さん】シングル「TEARS 〜時間の中で」発売

【Jリーグ第2ステージ】第14節

Jリーグ第2ステージ第14節(31日・平塚競技場ほか=9試合)鹿島アントラーズが2−0でベルマーレ平塚に快勝し、10連勝で勝ち点34とし、首位を守った。2位のジュビロ磐田は1−0で3位の清水エスパルスを破り、勝ち点1の差で続き、3日に鹿島と対戦する。

鹿島は前半にマジーニョ、秋田がゴールを決めてリード。堅い守りで得点を許さなかった。磐田の中山は後半にPKで今季33得点目を挙げ、1995年に福田(浦和レッズ)が作ったシーズン最多のリーグ記録を更新した。浦和レッズは1−0とガンバ大阪を下し、清水とともに勝ち点27。横浜Mとの合併発表後の初試合に臨んだ横浜フリューゲルスは、セレッソ大阪に7−0と大勝した。

【びわ湖わんわん王国】開園

日本最大級の犬のテーマパーク、「びわ湖わんわん王国」が31日、7.3ヘクタールの敷地に約360匹の犬を集めて滋賀県守山市今浜町の琵琶湖畔にオープンした。

呼び物は訓練された犬のサーカスとドッグレースで、縄跳びや逆立ちなどの妙技を披露。お気に入りの犬と一緒に散歩できるサービスもあり、訪れた子供連れの家族らは大喜び。

王国の中央にそびえる高さ約13メートルの巨大な木造犬「びわ公」は展望台になっており、琵琶湖や比良山が一望できる。

事業を手掛けた伊藤忠グループは年間80万人の入場を見込んでいる。《共同通信》

【イラク】国連査察を拒否

イラクの最高意思決定機関、革命評議会とバース党指導部は31日、合同会議を開き、イラクの生物・化学兵器、長距離ミサイルの廃棄を担当する国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)とのすべての関係を同日から停止、UNSCOMのイラク国内でのすべての活動を認めないことを決定した。

UNSCOMはこれまで限定的に認められていた監視カメラによるモニタリング(監視)活動も制限されることになり、活動は全面的にストップする。

国連安全保障理事会は30日、査察の「包括的見直し協議」を2段階に分けて開くことを決定したが、イラク側は制裁の解除についての保証がないことに反発、今回の強行措置に踏み切った。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】消費税下げに否定的

民主党の菅直人代表は31日午後、名古屋市内で講演し、消費税率引き下げについて「今は直接税を下げることで消費を刺激していくことが基本だ」と否定的な見解を示した。

同時に「年金の掛け金や介護費用を将来、税金から持っていくことも考えなければならない。長い目で見れば間接税で負担をお願いすることにならざるを得ない」と指摘し、直間比率是正の必要性を訴えた。《共同通信》

【小渕恵三首相】殉職自衛隊員を追悼

小渕恵三首相は31日、防衛庁で行われた1998年度の自衛隊殉職隊員追悼式に参列し「立派な隊員を失ったことは自衛隊にとって誠に大きな痛手であり、悲しみに堪えない。尊い犠牲を決して無にすることなく、国の防衛を全うする決意だ」と追悼の辞を述べた。《共同通信》

【韓国・現代グループ】北朝鮮に9億600万ドル

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の景勝地、金剛山の観光開発など一連の事業展開を協議するため訪朝、金正日国防委員長(労働党総書記)(56)と会談した韓国の大手財閥、現代グループの鄭周永名誉会長(81)一行は31日午後、板門店を通じ韓国へ戻った。同行した息子の鄭夢憲会長は同日夜の記者会見で、金剛山一帯の観光開発を現代が独占、免税など特恵措置を受ける見返りに、総額9億600万ドルを2004年までの6年間、月割りで北朝側に支払うことで合意したと明らかにした。

体制を脅かしかねない外国資本を避け、民族資本による経済再建を狙う金総書記の思惑と、金大中政権の政経分離の対北政策が一致したともいえ、現代の事業を軸に南北関係は経済面で、活発化しそうだ。

金総書記が韓国の要人とうのは、昨年の総書記就任以来初めて。

鄭会長は、金剛山への観光ツアーを11月18日に開始、今後約10年間に三段階計画でホテル、スキー場、温泉などを整備し、大規模なリゾート施設を建設する、と述べた。また観光以外の事業として鄭会長は、平壌市の火力発電所建設や工業団地開発、油田開発など9事業を挙げたほか、平壌市に室内体育館を建設、南北スポーツ交流の活性化を図る、としている。

油田開発と関連し板門店であいさつした鄭名誉会長は、金総書記との会談で「共同で北朝鮮の地下に(埋蔵可能性の)ある油田を開発、パイプラインを建設し韓国側へ送ることに合意した」と述べた。

鄭名誉会長によると、金総書記は30日夜、平壌市内の鄭名誉会長らの宿舎を訪れ、息子の鄭会長ら4人と、午後10時25分から約45分間会談した、会談では、南北首脳相互でのメッセージ伝達など政治的な話は「なかった」と否定した。金総書記の印象について鄭名誉会長は「礼儀をわきまえて対応し、とても健康そうだった」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

国民との対話をすすめる民主党の全国キャンペーンの一環として、菅直人代表が10月31日、愛知県碧南市を訪れ、矢作川の河口堰跡を視察した。現地では建設省の担当者から、河口堰建設の当初の予定と休止に至った経緯の説明を受けた。

住民からは「農業者にとって水は大切。(河口堰は不要でも)そこに住む人の生命、財産を守る堤防をしっかり作ってほしい」、「河口の外には運輸省が作った堤防があって、川の水位が高くなる。各々の役所が無関係に事業をやるので困る」などの意見が寄せられた。

ひき続き碧南市の会場でシンポジウム「公共事業総点検」が開かれ、約1000人が参加。菅代表は「国民の生活のためになる公共事業が必要だ。時代に合わなくなったものは見直さなければならない」と述べ、地元選出の島聡衆院議員も「矢作川河口堰の建設休止がその重要な事例の1つだ」と語った。《民主党ニュース》



10月31日 その日のできごと(何の日)