平成3505日目

1998/08/13

【日銀・速水優総裁】従来型で金融再生

日銀の速水優総裁は13日の定例記者会見で、都市銀行に長期信用銀行、信託銀行を合わせた大手19行について「突然の破たんは、海外など第三者に影響を与えるため回避すべきだ」と言明。「力のないところはサバイバル(生き残り)に無理があるかもしれない。吸収合併などのやり方もある」と述べ、自主的な合併などによって再編を進めるべきだとの考えを示した。

総裁発言は、大手銀行の破たんという不良債権処理のハードランディングを避け、従来型の再編で金融再生を進める考えを強調したもので、ブリッジバンク法案などの審議で与野党の攻防が始まった国会論戦にも影響を与えそうだ。

総裁は、日本長期信用銀行と住友信託銀行の合併について「両行のトップが委員長となった合併検討委員会で、精力的に話し合いを進めている。一刻も早く合併に合意することを期待している」と述べた。《共同通信》



【和歌山毒物カレー事件】死亡した4人全員から「ヒ素」検出

毒物カレー事件で和歌山東署捜査本部は13日、警察庁科学警察研究所の艦艇の結果、死亡した4人の血液と胃の内容物からいずれもヒ素を検出したことを明らかにした。4人の死因は「青酸中毒」「青酸中毒の疑い」とされていたが、Aさん(64)以外からは、体内からは青酸化合物は検出されておらず、捜査本部は死因はヒ素中毒だった可能性があるとして、遺体を解剖した鑑定医に科警研の鑑定結果を送り、死因変更の検討を始めた。《共同通信》

【第80回全国高校野球選手権大会】第8日

第80回全国高校野球選手権大会第8日は13日、甲子園球場で1回戦の残り1試合と2回戦3試合が行われ、埼玉栄(東埼玉)は2回戦に勝ち上がり、帝京(東東京)浜田(島根)常総学院(茨城)が3回戦に進出した。帝京は効率良く攻め、4−1で長崎日大(長崎)を下した。浜田は二回に2点を奪って逆転し、六回にも3点を加え、5−2で新発田農(新潟)を退けた。常総学院は毎回の6安打を放ち、近江(滋賀)に10−3で快勝した。春夏通じて初出場の埼玉栄は七回に大島が逆転2点本塁打を放ち、5−4で沖縄水産(沖縄)を破った。《共同通信》

【成田空港】アフリカから帰国の男女2人がマラリア感染

厚生省成田空港検疫所は13日、アフリカから帰国した男女2人が「熱帯性マラリア」に感染し都内の病院に入院した、と発表した。同検疫所が昨年10月から成田空港で希望者に実施している検査で見つかった。成田でのマラリア患者発見は初めて。《共同通信》

【政界談話室】

自民党の森喜朗幹事長は13日、参院選惨敗の教訓を踏まえて設置した都市問題対策協議会で、都市出身議員を前に「参院選では都市部で壊滅状態だった。皆さんの意見のまとめ方次第では、わが党の消長にかかわる」と述べ、党再生を目指して協力を要請した。お盆休みにもかかわらず15人の議員が出席、進行役の柿澤弘治氏が「皆さん熱心ですね」と驚くほど。これに対し、出席者からは「自分の命(当落)に関することだから…」との本音が漏れ、いつ来るか分からない次期衆院選での生き残りをかけて早くも緊張した表情。《共同通信》



8月13日のできごと