平成3499日目

1998/08/07

アメリカ大使館爆破事件

ケニアの首都ナイロビ中心部にある米大使館と、隣国タンザニアの首都ダルエスサラームの米大使館付近で7日朝(日本時間同日夕)、相次いで大規模な爆発があり、現場付近の建物が大破、両方の米大使館でも大きな被害が出た。ロイター通信が地元警察の情報として伝えたところによると、2カ所の爆発で計約90人が死亡、1000人以上が負傷した。ナイロビの日本大使館によると、日本人女性も軽傷を負った。

がれきの中には人が埋まっているもようで、死傷者が増える恐れがある。米国人の死者も確認されており、クリントン米大統領は同日、「大使館が標的となったことは明白だ」と、米国を狙った同時爆弾テロだとの認識を示し、「あらゆる手段を使って事件の真相と正義の達成を目指す」と、徹底捜査を行う決意を表明した。

犯行声明などは出ていない。しかし、ケニアと隣接するスーダンの内戦でイスラム原理主義の政府は米国がキリスト教勢力を支援していると反発していることや、サウジアラビア出身のイスラム過激派指導者が反米テロを宣言していることなどから、背景にイスラム原理主義勢力がいるとの見方が浮上している。

ナイロビではアラブ人が警察に拘束されたとの情義もある。

ナイロビでは7日午前10時35分ごろ、米大使館やケニア商工省などが入居するビル付近で爆発があった。ケニア警察当局は死者80人、負傷者が1000人以上に達したとの見方を明らかにした。

市内中心部の現場は車や人通りが多く、米大使館前に止まっていたバス2台もかなりの害。

米大使館では当時、ブシェネル大使がケニア政府関者と会談中で、大使は唇を切るけがを負った。日本大使館によると、現場近くの日本食料品店にいた現地在住の日本人主婦が顔と手に軽傷を負った。

現場にはケニア当局が多数の教急車を派遣し、がれきの下からの被害者救出を急いでいる。《共同通信》



【第80回全国高校野球選手権大会】第2日

第80回全国高校野球選手権大会第2日は7日、甲子園球場で1回戦を行い、京都成章(京都)が勝ち上がったが、第2試合の専大北上(岩手)−如水館(広島)は如水館の七回裏の攻撃中に雨で中断され、そのまま6−6でコールドゲームによる引き分け、8日に再試合となった。この後予定していた残り2試合も中止、順延された。

春夏連続出場の京都成章は同点の六回に3点を勝ち越し。その後も加点し、九回に4点を返して食い下がる初出場の仙台(宮城)を10−7で振り切った。京都成章は甲子園初勝利。第2試合は如水館が七回裏一死三塁から松浦の右犠飛で同点とした。次打者の徳田が四球を選んだ直後に雨で中断、再開できなかった。《共同通信》

【民主党】全小選挙区で候補者擁立を

民主党は7日、東京都内で参院選後初の都道府県代表者会議を開き、次期衆院選、来年の統一地方選に向けた態勢づくりをスタートさせた。執行部は衆院選で300の小選挙区すべてに公認、推薦候補を擁立するため9月末までに候補予定者を党本部に届け出るよう指示した。

菅直人代表はあいさつで、「参院選での予想外の躍進で期待が大きい分、民主党を見る目は厳しい。無党派層の声をアンテナを立て吸収するとともに、政権交代実現のため政策の共通性が高い党との連携を考える必要がある」と述べ、政権連合構想を視野に入れた衆院選での野党間の選挙協力に強い意欲を表明。羽田孜幹事長も「政策ベースで選挙協力を進めていきたい」と強調した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の森喜朗幹事長は7日午後、県連会長として衆院石川1区補選の立候補予定者の推薦状受け取りに首相官邸を訪れた際に、記者団から「首相の衆院での所信表明演説にやじが多かった」と突っ込まれ、「参院の方は静かに聞いてくれた。最後は大きな拍手が起きた。最近あんなことはなかったんじゃないか。数字も入っていて目標もはっきりしていて良かった」と防戦。「経済のことに絞ってやった方がもっと良かった」と注文も付けてみたものの、おひざ元の補選で公認候補を立てられなかっただけに元気はいまひとつ。

○・・・民主党の中野寛成代表代行はこの日の代議士会で、石井一国対委員長から「しゃれを飛ばすより格調高く」と10日の代表質問に注文を付けられたが、「大変な役割を指名されて恐縮している。(しゃれを飛ばすなとの)条件付きだがそれを守った時の失望も心配だ」と“政界一の駄じゃれ王”らしい切り返し。「海部、宮澤、村山内閣は(いずれも衆院本会議でのわたしの質問から)大体3カ月以内に総辞職した」と誇示した上で、「橋本内閣だけは国民の力を借りて4カ月かかったが、そのジンクスを破られないように迫力を持ってやりたい」と小渕内閣打倒に意欲。《共同通信》

【堺屋太一経済企画庁長官】景気「低迷」と表現

堺屋太一経済企画庁長官は7日の閣議後会見で、11日に発表される8月の月例経済報告について「景気は低迷していると思う。月例にもそう書かれる」と述べ、景気判断を前月までの「停滞」から「低迷」に改める意向を明らかにした。

その上で「停滞は前月と同じ横並びだが、低迷は水準がかなり低いということ。より厳しい表現だ」と表現を変える理由を話した。分かりやすくすると公約していた月例の表現については「できるだけ分かりやすくするが、継続性の問題もあり、不十分かもしれない」と述べた。

また、経済戦略会議の狙いについて「短期集中的に日本の未来像を描きたい」と話し、「6、7カ月間で、本年度中にはある種の報告を出したい」との見通しを明らかにした。《共同通信》

【小渕恵三首相】所信表明演説

小渕恵三
https://www.kantei.go.jp/

小渕恵三首相は7日午後の衆院本会議で、就任後初の所信表明演説を行った。「経済再生内閣」として「一両年のうちにわが国経済を回復軌道に乗せるよう、内閣の命運をかけて全力を尽くす」考えを表明し、自ら達成期限を区切る形で景気回復に不退転の決意を表明した。

経済再生のため、金融機関の不良債権の抜本処理を最優先課題と位置付け、ブリッジバンク(つなぎ銀行)制度を柱とする金融安定6法案の早期成立を訴えた。

さらに「6兆円を相当程度上回る恒久的な減税」と、「10兆円超の追加補正予算」の3本柱で果断に取り組むとの内閣の基本方針を強調、理解を求めた。《共同通信》



8月7日のできごと