平成3485日目

1998/07/24

【自民党】新総裁に小渕恵三氏

自民党の第18代継裁に小渕恵三外相(61)が決まった。橋本龍太郎首相(党総裁)が参院選惨敗の責任を取って退陣表明したのを受けて開かれた24日午後の党両院議員総会で、衆参議員367人と都道府県連代表47人による投票の結果、小泉純一郎厚相(56)、梶山静六前官房長官(72)を破り選出された。

自民党は衆院では過半数を占めており、30日召集見通しの臨時国会の首相指名選挙で、第84代、54人目の首相に選ばれる見通し。少数与党の参院での綱渡りの国会運営や党の立て直し、金融機関の不良債権処理はじめ景気回復への取り組みなど、多くの課題を抱えての困難な船出となる。小渕新総裁は24日夕に幹事長など自民党三役人事に着手、同日中に決定したい考え。組閣に向けた調整も本格化させる。

小渕氏は総裁選出馬に当たって発表した政権構想で、所得税、法人税など6兆円超の恒久減税実施や、事業費ベースで10兆円以上の平成10年度補正予算の追加編成を公約、橋本内閣の財政構造改革路線から積極財政路線への転換を明確にした。日ロ関係では橋本外交の踏襲を掲げた。

総裁選では、自ら会長を務める最大派閥の小渕派から梶山静六前官房長官が対抗馬に出たものの、党をまとめていく「総合力の小渕」をアピール。派のほとんどを固めた上で、候補を出していない宮沢派や旧渡辺派から多くの支持を得て、小泉、梶山両氏を破った。《共同通信》



【米議事堂】銃撃戦

ワンントン中心部にある米連邦議会議事堂内で24日午後、短銃を持った白人男性と警備の警官隊との間で銃撃戦が起きた。警察当局によると、応戦した警官2人が死亡、打ち合いに巻き込まれた女性観光客と犯人の男の計2人が負傷した。男は現場で身柄を拘束され、病院に収容された。

米CNNテレビによると、男はモンタナ州に住むラッセル・ウェストン容疑者(41)。同容疑者はかつてクリントン大統領に危害を及ぼす趣旨の発言を繰り返していたことから、シークレット・サービス(大統領警護隊)の警戒リストに載っていた。

米国の「民主主義の象徴」であり、市民に開放的なことを誇りとする議会で発生した凶悪事件に、国民は大きな衝撃を受けている。

警察当局やCNNによると、容疑者は同日午後3時40分(日本時間25日午前4時40分)ごろ、銃を持って1階の東側入り口から建物内に押し入ろうとして、入り口で制服の警官隊と撃ち合いになった。さらに数メートル離れたディレイ下院共和党副院内総務の執務室付近でも、議員を警護する私服警官と銃撃戦を展開した。

議会関係者らは当初、5−7発の銃声が聞こえたと語ったが、30発前後の激しい銃撃戦だったとの証言もある。事件現場には多数の薬きょうが散乱しているといい、連邦捜査局(FBI)と首都ワシントン警察は周辺一体を閉鎖、関係者の聴取と現場検証を続けている。《共同通信》

【サッカー・中田英寿選手】ペルージャ入団発表

サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)に昇格するペルージャは24日、トレアルフィナで日本代表のMF中田英寿と同日からの5年契約を交わしたと正式発表した。背番号は7。

中田が所属していたJリーグのベルマーレ平塚とペルージャとの間では既に移籍について正式に合意しており、中田個人とペルージャの契約を残すだけとなっていた。イタリア国内の報道では、移籍金は60億リラ(約5億円)で、年俸は12億5000万リラ(約1億円)と推定されている。

中田は記者会見で「Jリーグで3年ちょっとプロとしてやってきたが、ゼロからのスタートとなる。チームもセリエB(2部)からセリエAに上がった。僕にとってもチームにとってもいい年になるよう、全力を尽くして頑張る」と抱負を述べた。

ペルージャのルチアーノ・ガウチ会長は「イタリアのサッカー界も必ず評価するはずだ。心から歓迎したい」と話した。25日午後の練習から、チームの合宿に合流する。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・瓦力建設相は24日午前の閣僚懇談会が終了後、「橋本内閣が今終わろうとしている。首相を囲んで閣僚でお慰め申し上げたい」と提案。村岡兼造官房長官が「慰めでなく慰労ということで…」と引き取り、橋本龍太郎首相を囲む会を挙行することが決まった。さらに、瓦氏は数時間後に迫った自民党総裁選に触れて「閣僚の中に2人の候補がいるが正々堂々と戦い、(選挙後は)挙党一致で党を再建してほしい」と首相に代わって要望するなど、なぜかいつになく冗舌。

○・・・民主党の羽田孜幹事長はこの日、都内で講演。躍進を果たした参院選に触れて「『自共対決』と言われたが、頭の片隅で『共産党は危険』と考えている人の票が民主党に入ったのではないか」と勝因を分析した。同時に、旧社会党が平成元年の参院選で大勝した例を持ち出して「浮かれていては、かつて旧社会党が敵失で勝った時と同じ状況になる。身を引き締めなくてはいけない」と強調、社民党がその後、分裂して消滅過程に入った歴史を学び取っている

様子。《共同通信》



7月24日のできごと