平成3392日目

1998/04/22

【日中共産党首脳】31年ぶりに顔合わせ

共産党の不破哲三委員長は22日夜、外務省飯倉公館で開催された胡錦濤・中国国家副主席の歓迎夕食会(小渕恵三外相主催)に出席、中国共産党政治局常務委員でもある胡氏のほか党中央対外連絡部の戴秉国部長ともあいさつを交わした。文化大革命中の1967年に関係を断絶して以来、両党の首脳陣が接触するのは約31年ぶり。

出席者によると、不破氏は夕食会の中で、胡氏、戴氏と会話。夕食会後も、会場を出ようとする胡氏を不破氏が待ち受けて、握手をしながら二言、三言、言葉を交わした。

会話の内容は明らかになっていないが、不破氏が胡氏との接触を積極的に試みたことで、日本側が関係改善に前向きのサインを送ったとも言え、両党の歴史的和解に向けた流れが一層強まりそうだ。《共同通信》



【政界談話室】

○・・・額賀福志郎官房副長官は22日、国会日程で身動きがとれない橋本龍太郎首相に代わり、山梨県富士吉田市長や和服姿の「富士桜娘」を首相官邸で迎えた。「首相の代理は初めて」と言う額賀氏は「役不足ですが、首相に『行ってこい』と言われました。光栄の至りです」と神妙な表情。だが、富士桜娘が桜染めのネクタイを贈ると「これは首相にあげるんですか、私がいただいていいんですか」と笑いを誘い、カメラのせん光を浴びた。ふだんは首相の黒子役としての地味な役回りが多い副長官だけに、たまには光がほしい?

○・・・新「民主党」の菅直人代表はこの日、中国の胡錦濤・国家副主席と都内で会談した。冒頭、菅氏が「私の母校の東工大とあなたの母校の清華大は姉妹校ですね」と切り出すと、胡氏は江沢民国家主席や朱鎔基首相も理工系出身であることを踏まえて「最近は(両国とも)理工系の人が政治家に多い」と応じた。その後も「お互い技術屋になるつもりが、図らずも政治家になってしまった」と異口同音に漏らし、「理工系政治家」談議に花を咲かせた。《共同通信》

【小渕恵三外相】中国・胡錦濤国家副主席と会談

小渕恵三外相は22日夕、外務省飯倉公館で胡錦濤・中国国家副主席と会談し、21世紀に向け、未来志向で揺るぎない日中関係の構築に努力していくことで一致した。さらに双方はアジアの経済危機、環境問題、エネルギー問題などで互いに協力して取り組んでいくことも確認した。

胡副主席は「日中両国の関係は先人の事業を受け継ぎ、未来につないでいく重要な時期にある。21世紀に向け、長期、安定的関係を構築し、世々代々にわたる友好関係を築くことは日中共通の課題であり、責任である」と述べ、アジア太平洋地域の平和と安定のために、日中関係を一層強固なものにしたいとの考えを強調した。

これに対し、小渕外相は「次の21世紀に向かってお互いに努力する未来志向の考え方で進めたい」とした。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】大蔵OBら排除せず

橋本龍太郎
https://www.kantei.go.jp/

橋本龍太郎首相は22日の衆院行政改革特別委員会で、6月をめどに発足する金融監督庁の長官人事について「どういう方であれ、一番いい人材、なるほどと思っていただける方に長官になってもらうのがいい」と述べ、大蔵官僚やOBを排除しない考えを示した。村岡兼造官房長官も「(大蔵省関係者などが)なり得るかもしれない」と述べた。《共同通信》



4月22日のできごと