平成3366日目
1998/03/27
この日のできごと(何の日)
【富山県滑川市】「ほたるいかミュージアム」オープン
真っ暗な水槽に幻想的な青白い光がほのかに浮かぶ。富山湾が産地のホタルイカの神秘と深海の不思議を楽しみながら体験できる施設「ほたるいかミュージアム」が27日、滑川市にオープンした。ホタルイカをテーマにしたこの種の観光施設は全国で初めて。
ホタルイカは日本海の深さ200−600メートルの海底に生息し、胴体は約6センチ。春になると、産卵のため数十万匹もが海岸近くに集まってくる。滑川市北西の海は、国の特別天然記念物「ホタルイカ群遊海面」に指定されている。
同市などが加わる第三セクターが運営、ミュージアムは、「展示ホール」「ライブシアター」など4コーナーで構成。展示ホールでは、ホタルイカが発光する理由や体の特徴などなぞに包まれた生態を映像で紹介。世界の珍しいイカの仲間や発光する海洋生物も映像や写真で楽しめる。
生きたホタルイカが入った水槽を設置しているライブシアターでは、来館者が水槽内の網を動かすことで、発光する様子を目前で観察できる。ミュージアムからは富山湾や雄大な立山連峰が望め、運が良ければ、海上に出現するしんきろうも見える。《北國新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【TBS系連続ドラマ・聖者の行進】最終回
【山一證券】上場廃止
自主廃業を決めた山一證券の株式が27日、東京、大阪、名古屋の3証券取引所で上場廃止となり、株価表示ボードから株価を示す数字が消えた。証券会社では、会社更生法の適用を申請した三洋証券も2月4日、上場廃止になっている。《共同通信》
【政界談話室】
○･･･鈴木宗男北海道、沖縄開発庁長官は27日、地元北海道出身で長野冬季五輪金メダリストの原田雅彦選手の訪問を受け「(金メダル以外の)メダルをとるのは派閥の領袖になるぐらいのこと。金メダルは総理大臣になるより難しい」と偉業をたたえた。さらに「北海道民に元気を与えてくれた」と、原田選手を長官席に座らせて写真を撮るなど大はしゃぎ。原田選手は「感激です」と照れていたが、周囲からは「政治家こそ国民に元気を与えてほしい」と皮肉る声も。
○･･･参院自民党の村上正邦幹事長はこの日の記者会見で、暫定予算を回避できなかったことを振り返り「衆院には自然成立でもいいという感じがあるのだろう。参院は決算重視を確立しないと二院制の妙味は発揮できないのではないか」としみじみ。暫定予算回避のために所得税減税で公明との連携を図ったものの、衆院側の意向で実現しなかったこともあって「熱意、使命感に水を掛けられたことに不信感、不快感がある。無力感かな」と、普段は強気でならす村上氏とは思えないほど神妙な弁。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】所得減税前向きに
橋本龍太郎首相は27日、国会内で開かれた経済対策閣僚会議で、総事業費16兆円を上回る与党の総合経済対策基本方針に関連し「厳しい経済の現況から1日も早く抜け出す必要があるとの考え方を与党と共有しており、諸般の情勢を見極めて結論を出したい」と述べ「所得税、法人税などの在り方の早急な検討」を打ち出した同方針を受け、所得税など減税の実施について積極的に検討していく姿勢を示した。
また首相は「経済は生き物であり、内外の経済・金融情勢の変化に応じて、将来のわが国の姿を見据えながら効果のある措置を機敏に講じていくことが今後とも必要だ」と強調。この後の参院予算委員会でも星野朋市氏(自由)への答弁で「経済実態を見て必要な措置をとることが許されないとは思っていない」と述べ、財革法改正の意向を示唆した。
財政再建優先路線からの政策転換に伴う政治責任については「政治上の責任は、その時々の状況でやり方にはいろいろあると思う」とかわした。平野貞夫氏(自由)の質問に答えた。《共同通信》
