平成3355日目

1998/03/16

この日のできごと(何の日)

【中国】国家副主席に胡錦濤氏

中国の第9期全国人民代表大会(全人代国会)第1回会議は16日、全体会議を開き、李鵬首相を新たな全人代常務委員長(議長)に選出、また、江沢民国家主席兼国家中央軍事委主席を再選し、胡錦濤・共産党政治局常務委員を国家副主席に新たに選出した。

李鵬首相、喬石・全人代常務委員長、栄毅仁・国家副主席の退任に伴う人事で、今後5年間の江主席−朱鎔基次期首相体制に向けた布陣といえる。

しかし、常務委員長選出では、反対・棄権など11.2%の批判票が出て、党内序列第2位の李鵬氏の政治手腕に疑念が根強いことを見せつけた。

55歳のニューリーダー胡錦濤氏の副主席起用は、江主席の強い意向を受け、米国の副大統領制などを参考に「万一の場合、交代できる指導者」を充てた。

副主席就任で、江主席の後継者としての胡氏の地位はほぼ固まり、これまで経済人の栄毅仁氏が担ってきた名誉職的な副主席ポストは格段に権限強化される。胡錦濤氏は1942年12月上海生まれで、朱鎔基氏と同じ清華大学卒。《共同通信》

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【大相撲春場所】9日目

大相撲春場所9日目(16日・大阪府立体育会館)単独トップの大関若乃花が、関脇武双山を切り返しからの押しで下し9戦全勝。2差で追う横綱曙は、栃乃洋を慎重に寄り切り7連勝と星を伸ばした。平幕の五城楼が敗れて3敗となったため。2敗は曙1人。大関武蔵丸は貴闘力を押し出し、大関貴ノ浪は栃乃和歌を寄り切ってともに6勝目。小結魁皇も敷島を突き落として9人の3敗グループに踏みとどまった。小結琴錦は千代大海に一方的に押し出され6敗目。十両は久島海が8勝を挙げ、勝ち越しを決めて単独首位を守った。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・梶山静六前官房長官は16日、都内で講演し、出席者から「選挙制度が変わって若い優秀な政治家が増えたのは、小選挙区制の効用では」と質問を受けた。小選挙区制に猛反対した梶山氏だけに「戦後50年たって、ちょうど交代期になっただけ」と素っ気ない答え。続けて「私のような野武士でもそろそろ代わった方がいいと思って30歳前後の人を探しているが、こんなヤクザな社会に行くもんかと、いい人がいない。秘書上がりか、マスコミ崩ればかりだ」。小選挙区問題をすり替えて、まだまだ第一線とアピールするあたり、うるさい存在は変わらない? 

○・・・共産党の志位和夫書記局長はこの日、常任幹部会で野党共闘を進めることを確認したと記者会見。「今国会は野党の状況に変化が生まれている」と、金融安定化策反対や三塚博前蔵相の辞任要求など野党共闘の例を紹介した上で「“国共合作”のようなものだ。今後も減税や財政構造改革法の撤廃などで一致できれば協力したい」。中国の国民党と共産党はもともと敵対し、国共合作後にも戦っているだけに「国共合作?」との質問に、志位氏は「団結して日本軍と戦ったわけですから…」と苦しい説明。《共同通信》

【自民党・梶山静六前官房長官】橋本首相支持を表明

自民党の梶山静六前官房長官は16日午後、都内で講演し「私は最大の橋本政権の援軍だ。橋本さんを選んだ人間だし、一番いいと思っている」と述べ、橋本龍太郎首相を支えていく姿勢を強調した。

政府の金融安定化策に異論を唱えたり、党総務会で執行部批判を繰り返していることについて梶山氏は「反政府とか反執行部ではなく、緊張感を高めるためだ」「耳に痛いことを言うのが、首相に対する忠誠心の表れだ」と説明。自民党内の一部にある「梶山首相論」については、「わたしは100パーセントなりたい気はないし、相当求められても嫌だ」と否定。さらに「橋本さんが辞めた後にのこのこ出てくる人は今、何も物を言わなくていいのか」と指摘し、「ポスト橋本」を目指す人は現時点で名乗りを上げるべきだとの考えを示した。

梶山氏の発言は、首相に退陣要求を突きつけた亀井静香前建設相ら反執行部派の動きとは一線を画す姿勢を示したものとみられる。だが梶山氏は、加藤紘一幹事長ら党執行部に対しては「政権維持のために『自社さ』は運命共同体と言っているが、政権維持は国家、国民のために判断しなければならない」などと批判。財政構造改革路線についても「国家経済が破たんする恐ろしさは避けなければならない」と転換を求めた。《共同通信》



3月16日 その日のできごと(何の日)