平成3349日目
1998/03/10
この日のできごと(何の日)
【インドネシア・スハルト大統領】7選
インドネシア国権の最高機関である国民協議会(MPR)は10日、大統領選挙を行い、スハルト大統領(76)の7選を無投票で決めた。1968年に第2代大統領に就き、「新秩序」と「開発」をスローガンに6期30年にわたり同国を治めてきたスハルト大統領は、さらに2003年まで政権を率いることになった。
通貨ルピアの急落に端を発した物価高騰や失業者の増大でインドネシアが経済混乱に陥る中、今後の国政運営は困難を極めることになりそうだ。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【大相撲春場所】3日目
大相撲春場所3日目(10日・大阪府立体育会館)曙、貴乃花の両横綱がやっと初日を出した。曙は落ち着いて小結琴錦を引き落とし、貴乃花はややもたつきながらも栃乃洋を右上手投げで下した。大関陣は、若乃花が小結魁皇を押し出し小結以上ではただ一人3連勝。横綱昇進をかける武蔵丸は敷島を寄り倒し2勝1敗とした。貴ノ浪が元気者の千代大海に押し出され初黒星を喫した。連勝スタートを切った関脇栃東は琴の若に逆転負け。関脇武双山は初日黒星の後、2連敗。幕内の3戦全勝は若乃花、千代大海、貴闘力、湊富士、水戸泉の5人となった。《共同通信》
【町村信孝文相】「ナイフ携帯やめよう」
埼玉県東松山市の中学校で1年の男子生徒(13)が同学年の友人にナイフで刺され死亡するなど、中学生らによる刃物を使った事件が、頻発しているため、町村信孝文相は10日、閣議後会見で「命を奪われた人たちは二度と帰ってはこない。ナイフを持ち歩くのはもうやめよう」と、子どもや親らへ向け、命の尊さを訴える異例の緊急アピールを発表した。
文相自らが緊急アピールをするのは、いじめによる自殺が続いた平成8年1月、当時の奥田幹生文相が「どんなことがあっても自らの命を絶ってはいけない。苦しいことがあっても、強い気持ちを持って人生を送ってほしい」と呼び掛けて以来、2度目。
今年1月に栃木県黒磯市の中学校で、女性教諭が1年生の男子生徒にバタフライナイフで刺され死亡した事件以後、解決策の見えない子どもたちの相次ぐ犯罪に、強い危機感を表明したとみられる。《共同通信》
【京都市中京区】高1男子が交番の警官襲う
10日午前2時50分ごろ、京都市中京区聚楽廻東町、京都府警西陣署千本丸太町交番に「財布を落とした」と言って作業服姿の少年が入ってきた。応対に出た勤務中の地域課のY巡査(29)が書類を取りにいくため後ろを向いたところ、いきなりY巡査のわき腹付近を殴るなどして襲いかかった。
Y巡査がその場に倒れ、少年が「けん銃を取るんや」「けん銃で死ぬんや」などと叫んだため、奥にいた同僚のA巡査長(37)が少年を取り押さえ、強盗未遂などの現行犯で逮捕した。Y巡査はひじなどに1週間のけが。
調べによると、少年は同市中京区在住の府立高校1年生(17)で、調べに対し「けん銃を取って死ぬつもりだった。楽に死ねると思った」と供述している。少年に非行歴などはなく、同署は動機などについて調べている。《共同通信》
【青森県・木村守男知事】核廃棄物輸送船の接岸拒否
高レベル放射線廃棄物輸送船の青森県六ケ所村入港をめぐり国と同県の間で紛糾していた問題で、木村守男知事は10日午前「現段階では接岸を許可する状況にない」と谷垣禎一科学技術庁長官に伝え、輸送船の受け入れを拒否する考えを明らかにした。
木村知事は県議会でその理由として「橋本龍太郎首相との直接会談が実現しなかったためだ」と答弁、事業者の日本原電は同日中の廃棄物陸揚げを断念した。輸送船は領海の外に出て待機した。《共同通信》