1997 平成9年11月11日(火)

平成3230日目

1997/11/11

【北朝鮮】日朝正常化に期待

自民、社民、さきがけ3党の与党訪朝団(責任団長・森自民党総務会長)は11日午後、羽田空港発のチャーター便で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌に到着し、同日夜、市内の万寿台議事堂(国会議事堂に相当)に、朝鮮労働党の金容淳書記を表敬訪問した。

この席で、金書記は「90年代始めから日朝両国の政権党の接触は、関係改善に貢献があった。(政権党代表団としては)3回目となる今訪朝団では成果をあげて実り多いものにしたい」と述べた。

日朝は国交正常化交渉の早期再開では一致しているが、日本側が交渉は政府が窓口で進めるとしているのに対し、北朝鮮側は日本側が戦後補償を認める共同宣言に調印した90年の自民・社会(当時)両党の訪朝団以来の実績を踏まえ、政権党が交渉促進に影響力を行使することに力点を置いている。今回の訪朝団で、北朝鮮は正常化交渉での政権党との役割を再確認したい考えと見られる。

これに対し、森氏は「今世紀中に、実り多い成果をあげたい」と述べ、日本側も懸案解決を急ぎたいとの意向を示した。《読売新聞》




【橋本龍太郎首相】中国・李鵬首相と会談

橋本首相は11日夜、首相官邸で、来日した中国の李鵬首相と約1時間半会談した。両首相は、日中国交正常化25周年(今年9月25日)を迎えたことを踏まえ、今後の日中の協力関係の促進はアジア地域の平和と安定に欠かせないとの認識で一致。今後、安全保障問題での協議を図るため、閣僚レベルの「防衛交流」を進めることを確認した。

また、李鵬首相は皇太子ご夫妻の来年の中国訪問を招請した。李鵬首相は12月の気候変動枠組み条約第3回締約国会議(地域温暖化防止京都会議)に臨んでは「途上国への配慮」を前提に会議の合意に向け協力する意向を示した。

李鵬首相の来日は89年4月以来、約8年半ぶり。日中国交正常化25周年を祝う行事の一環で、首脳レベルの相互訪問では、9月の橋本首相の訪中を受け、来年に江沢民国家主席の来日が予定されている。《読売新聞》

11月11日/のできごと