1998/10/10

平成3563日目

この日のできごと(何の日)

【日本、英国】議員が親善ラグビー

超党派の国会議員チームと英国上下両院議員チームとのラグビー親善試合が10日、東京の秩父宮ラグビー場で行われた。

日本チームは森喜朗自民党幹事長をはじめ馳浩同党参院議員ら与野党議員12人に加え、航空自衛隊小松基地司令を務めた杉山蕃元統合幕僚会議議長や省庁関係者で構成。試合開始早々、穀田恵二代議士(共産)のトライで先制し、さらに森氏が「英国側が花を持たせてくれた」(同氏)こともあって、フルバックの位置から独走、連続トライを上げた。しかし英国チームが徐々に地力を発揮して終盤に逆転され、29対40で惜敗した。

試合後、森氏は「穀田さんはこれから出張があるというから、最初にトライさせた」などと「司令塔」ぶりを強調。「プレーをしていても国会が気になる。きょうのように各党がスクラムを組んで金融不安に対処していきたい」と、野党議員にさりげなく終盤国会への協力をアピールする場面もあった。もっとも、野党側は「国会とラクビーは別の問題だ」と手厳しく、都合よく何でも「ノーサイド」とはいかなかった。《北國新聞》

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【Jリーグ・JOMOカップ】柳沢敦選手がMVP

今年で四回目を迎えたサッカーJリーグの日本選手選抜と外国選手選抜によるJOMOカップ・ドリームマッチは10日、東京・国立競技場に4万7000の観衆を集めて行われ、日本選手選抜が大会初のハットトリックを記録した柳沢(鹿島)の活躍で、3−1で快勝した。壮行試合として日本代表が出場した昨年を除き、日本選手選抜の2勝1敗。

日本選手選抜は前半、相手の固い守備ラインにはね返されたが、後半6分、右サイドから切れ上がった柳沢(鹿島)が右足のシュートで先制。オリバ(清水)に同点とされた後、柳沢は33分に左足のボレー、37分にはヘディングで加点した。最優秀選手には柳沢が選ばれ、賞金100万円を獲得した。《共同通信》

【コンゴ】反政府勢力が民間機を撃墜

コンゴ(旧ザイール)の国営放送によると、ムメンギ情報相は10日、東部キンドゥを飛び立ったコンゴ航空のボーイング727機が同日午前、反政府勢力のミサイル攻撃を受け墜落、乗員、乗客約40人が死亡したと発表した。

反政府勢力もラジオ放送でこれを認め、航空機はキンドゥ南西約260キロのロジャに墜落した、と伝えた。

コンゴ航空は、航空機が首都キンシャサに向かっており、女性や子供を含む乗客38人、乗員3人の計41人が乗っていたとしている。だが反政府勢力は、航空機には兵員が乗っており、キンドゥに向かっていたとしている。《共同通信》

【小渕恵三首相】金融問題で「反省」を表明

小渕恵三首相は10日午後、都内で開かれた自民党支部の会合で講演し、現在の金融危機について「有名な金融機関が不良債権を何十兆円も抱えていることが明らかになった。政治家も目を大きくして見ていなければならなかったと私自身反省している」と表明した。

その上で「大蔵省の銀行行政がおかしい。健全な銀行にしなければならないと一生懸命やっている」と述べ、情報開示を進めながら政治主導で金融再生に取り組む決意を重ねて示した。《共同通信》

【小渕恵三首相】長期政権に意欲

「日本の首相の在任期間は短い。国会では歌手1年、総理2年の使い捨てと言われる。小渕恵三もどこまで行くか分からないが、支えていただけるうちはやれる」―。

小渕恵三首相は10日午後、都内で開かれた自民党支部主催の会合で講演。辞任が決まったコール・ドイツ首相の任期が16年間に及んだことを引き合いに、長期政権に意欲を示した。

身内の会合とあって、首相の弁舌は国会答弁とは比較にならないほど滑らか。ジョークを交え、予定の20分間を大幅に上回る約45分間も熱弁を振るった。しかし、途中からは「参院選で敗れ、難しい時局に政治をとらなければならなくなった。私のあだ名は鈍牛だ。そのせいで(政治判断が)遅いと言われているが、(参院の与野党逆転という)国会の状況が大きく影響しているのは事実だ」と愚痴も聞かれた。《共同通信》

【韓国・金大中大統領】帰国

訪日を終えた韓国の金大中大統領は10日午後の帰国後の会見で、天皇訪韓の時期について、日韓が共催するサッカー2002年ワールドカップ(W杯)の「(開催が)迫った時期に来られるのが、大会成功のためにも良いと思う」と述べた。

金大統領は日本滞在中、天皇訪韓の時期は「できれば2002年以前に」と述べていたが、この日の会見ではより踏み込んで希望時期を示した。しかし「国民と話し合い、世論の動向を見て決める」とも話し、国民感情の好転が前提との認識を示した。《共同通信》

【インドネシア・民主党】メガワティ党首を再選

インドネシア・バリ島で開かれた野党インドネシア民主党(PDI)メガワティ派の党大会は最終日の10日、民主化運動指導者のメガワティ・スカルノプトリさん(51)を、次期大統領を目指す党首(任期5年)に再選した。

また、来年の総選挙について「自由で公正な選挙を実現するため各政党が代表を出し、政府から独立した委員会をつくって管理する」ことを求めた大会声明を採択した。

政府公認の民主党との正統性争い問題で、焦点となっている党名変更については、変更の可否や時期をメガワティ党首に一任すると決議した。

故スカルノ初代大統領の長女で国民の人気が強いメガワティさんは、スハルト政権の介入で民主党党首を解任され政界を追われた形になっていたが、ハビビ政権は今回の党大会開催を容認した。《共同通信》



10月10日 その日のできごと(何の日)