平成3213日目

平成9年10月25日(土)

1997/10/25

【小渕恵三外相】沖縄県・大田知事と会談

小渕恵三外相は25日午前、外相就任後、初めて沖縄県を訪問、県庁で大田昌秀県知事と会談した。この中で外相は①普天間飛行場返還に伴う跡地利用や代替ヘリポート建設問題の前進②沖縄振興策の拡充・強化、などに積極的に取り組み、沖縄基地の整備縮小に関する特別行動委員会(SACO)最終報告を確実に実施すると表明、基地問題解決に向けた協力を要請した。

これに対し大田知事は「沖縄問題の中身は非常に複雑で、簡単に解決しない面もある。課題を一つ一つ確実に実らせ、目に見える形にすることで県民の理解は得られる」と述べ、政府側の努力を促した。《共同通信》

小渕恵三外相は25日午前、就任後初めて来県した。県庁で大田昌秀知事との会談に臨んだ小渕外相は普天間代替海上基地問題について「代替ヘリポート建設ということで、近く防衛庁が計画案を出す。早く返還し、代替施設を完成させ、少しでも前向きに解決したい」と述べ、知事の協力を求めた。しかし、大田知事は返答しなかった。外相は普天間基地などを視察した後、同日夜には帰任する。

会談は約30分間、公開で行われた。小渕外相は「私にとって沖縄は第二の選挙区、ふるさとと思っており、一生懸命沖縄県民のために頑張りたい」と述べた。その上で、米軍基地の整理縮小の現実的な在り方として「SACO(日米特別行動委員会)の答申をきちんと実現することではないか」と指摘。普天間代替海上基地問題については、「橋本総理が普天間返還を手掛け、米大統領と話をまとめた経過をかんがみると、その思いを達成したい。あの基地が県民にいろいろ不安を与えている。今後の沖縄の開発のためにも、あの跡地利用は大切」と述べ、海上基地問題の解決促進の重要性を強調した。

また、原島秀毅沖縄大使を在日米軍と交渉権限のある政府代表に格上げし、政府としても沖縄問題の解決に引き続き努力を重ねる考え示した。

大田知事は海上基地問題については、最後まで直接的な言及を控えた。ただ、外相の協力要請に先立ち、基地問題について「問題の中身が複雑な様相になっており、簡単に解決できない。一つ一つ問題解決を実らせることにより、県民の不安を解消したい」と述べた。《琉球新報》



【プロ野球・MVP】古田敦也捕手、西口文也投手

ことしのプロ野球の最優秀選手(MVP)にセ・リーグは2年ぶりに日本一に輝いたヤクルトの古田敦也捕手、パ・リーグは3年ぶりにリーグ優勝した西武のエース西口文也投手(25)が25日、選出された。最優秀新人(新人王)には広島の沢崎俊和投手(23)、ロッテの小坂誠内野手(24)が選ばれた。

プロ野球担当記者による投票が同日開票され、古田は4年ぶり2度目の受賞。セでの複数回受賞は1980年の山本浩二(広島)以来17年ぶりで、捕手としては初めて。3年目の西口は伊東勤(西武)との接戦の末、沢村賞とのダブル受賞となった。

セのベストナインはヤクルトからは古田とホージー。2位に躍進した横浜からは石井琢、鈴木尚、ローズが選出された。ロペス(広島)ゴメス(中日)が選ばれ、外国人が4選手は初めて。巨人からは1人で、松井は3年連続3度目の選出となった。

パは西武から西口、伊東、鈴木健、松井、佐々木、指名打者のマルティネスの6選手が選ばれ、イチロー(オリックス)は3年連続の満票で4年連続4度目の選出で、小久保(ダイエー)は2年ぶり2度目。初受賞は両リーグで合わせて10選手だった。《共同通信》

【石川県松任市】「まっとう車遊館」開業披露式

松任市徳光町の石川海岸CCZ(海辺のふれあいゾーン)の複合観光施設コーースタルオアシス「まっとう車遊館」の開業披露式が25日行われた。高速道路のオアシスとして、新しい同市の新名所のオープンを待ちかねた買い物客らがお目当ての商品を買い求めにぎわった。

北陸自動車道徳光パーキーングエリアと一般道の両方から利用できる車遊館は、物産館と食祭館2館合わせて約7300平方メートルの店舗面積にレストランや鮮魚センター、ファストフード店など60店が出店した。11月中旬と12月にさらに5店が開業する。来年夏には3館目として遊祭館が開館予定。《北國新聞》

【宮城県知事選】自民党本部、腰引ける

村岡兼造官房長官は25日、宮城県知事選の自民党推薦候補応援のため橋本龍太郎首相の代理として仙台市に入り、街頭演説に立った。演説の冒頭「首相は日ロ首脳会談など、外交問題が山積し、日本の方針を決めなければならない時だ」と、首相が仙台入りできない事情を釈明。村岡長官自身もJR仙台駅前で約15分間演説しただけで腰の引けた対応に終始した。

自民党本部は選挙戦中盤から「勝算がないと首相に行ってもらうわけにいかない」(幹部)としており、首相の責任論に波及するのを避けたい思惑が優先された形だ。

自民党宮城県連は、推薦候補が巻き返しに転じる切り札として首相の応援遊説を要請。地元新聞に「橋本竜太郎首相来る」という広告まで掲載した。しかし首相は、自衛隊殉職隊員慰霊祭出席など「公務多忙」を理由に遊説を見送り。党中央と県連のぎくしゃくぶりばかりが目立ち、地元からは落胆の声が上がった。

仙台駅周辺には首相の姿を見に来た人も多く「首相が来るというからわざわざ来たのに」「これじゃあ駄目だ」との不満の声が聞かれた。《共同通信》



10月25日のできごと