平成3211日目

平成9年10月23日(木)

1997/10/23

【プロ野球・日本シリーズ】ヤクルト、2年ぶり4度目の日本一

1997年プロ野球日本シリーズは23日、神宮球場で第5戦のヤクルトー西武を行い、ヤクルトが3-0で勝ち、対戦成績を4勝1敗として2年ぶり4度目の日本一に輝いた。野村克也監督(61)は南海時代を含め5度のシリーズ出場で3度目の優勝監督になった。

ヤクルトは二回に池山が適時二塁打して先制、四回にも池山の犠打で加点。先発ブロス以下、5投手の継投で西武打線を無得点に抑え、本拠地・神宮で優勝を決めた。

最高殊勲選手には第3、4戦の活躍が評価され、古田敦也捕手(32)が初めて選ばれた。《共同通信》

野村監督が、2年ぶりの日本の胴上げでナインとともに喜びを分かち合った。シリーズ5度目の出場の野村監督に初さい配の東尾監督が挑んだプロ野球日本シリーズは、ヤクルトが若い力をいまひとつ結集できなかった新生・西武をはね返し、本拠地・神宮の3連勝で王座に就いた。

ペナントレースで一度も首位を明け渡すことなくリーグ優勝を勝ち取ったヤクルトは、第1戦で石井一が完封。第2戦は延長で敗れたが、舞台を移した地元・神宮3連戦で投打にパ・リーグの覇者を上回り、第5戦で勝負を決めた。

ヤクルト・野村監督 力の差はそれほどなかった。ちょっとした小さなものの積み重ねが大きなものになっていく。そういったシリーズだった。常に日本一を想定し、すきのない、しっかりした野球をやろうとしてきたのが実を結んだ。これに満足せずに精進し、ヤクルトの黄金時代を築いていきたい。

西武・東尾監督 選手は一生懸命やった。お疲れさまと言いたい。ヤクルトと比べて投げる、打つ、守る、すべての面で力の差は感じた。(1勝4敗という)数字が出たから認めなければいけないだろう。シリーズの雰囲気もたんのうしたし、選手はもちろんわたしにもいい経験になった。《共同通信》



【NEC】新規格パソコン26機種発売

NECは23日、新規格のパソコン「PC98−NXシリーズ」を一斉に発売した。企業向けから携帯用までの計26機種で、同社では今後1年間で320万台の販売を見込んでおり、年末のパソコン商戦に向けて台風の目となりそうだ。

NXシリーズは、従来の同社独自規格のパソコン「PC98シリーズ」と同じ「98」の名称を使用しているが、規格は全く別のもの。NXの規格は米マイクロソフトとインテルが次世代パソコンの新規格として提唱している「PC98」に基づいたものだが、こちらの規格の名称も「98」なのは全くの偶然だ。

NXシリーズは、電源を入れてからの迅速な起動や三次元画像処理性能の向上のほか、周辺機器の接続を簡単にするなど、次世代パソコンの標準仕様とみられる新技術を備えている。《共同通信》

【安室奈美恵さん、SAMさん】結婚会見

結婚を発表した歌手の安室奈美恵さん(20)と人気グループTRFのダンサー、SAMさん(35)が23日、都内で記者会見し、安室さんが現在妊娠3カ月で、来年いっぱい歌手活動を休むと話した。

約250人の報道陣が詰め掛けた中、2人は終始笑顔。今年1月から交際を始め、8月ごろから結婚を意識するようになり、妊娠が分かったのを機に結婚を決めたという。出産は来年6月の予定で、挙式の予定はない。安室さんは「私は結婚は遅いと思っていたので、自分でもびっくりしている。若過ぎると心配する人もいるでしょうが、丈夫な赤ちゃんを産んで、また仕事に戻って、2人で頑張る」と話していた。《読売新聞》

【橋本龍太郎首相】伊首相と会談

橋本首相は23日、首相官邸でイタリアのプローディ首相と会談した。日独両国の常任理事国入りを前提とした国連の安保理改革にイタリアが反対していることについて、プローディ首相は「イタリアは20年前から非常任理事国の拡大を主張してきた。安保理の構成に関する根本的な考え方が違う」と説明。そのうえで「日伊2国間の友好関係が傷つくようなことになってはいけない」と強調した。

これに対し、橋本首相は「安保理改革をめぐって、日本とイタリアの関係を傷つけたいとは思っていない。ただ、イタリアのロビー活動、政治力によって我々は苦戦を強いられている」と述べた。《読売新聞》

【酒鬼薔薇聖斗事件】弁護団、家裁に抗議

神戸の連続児童殺傷事件で、医療少年院送致になった中学3年の少年(15)の付添人弁護団は23日、少年事件では異例の処分決定要旨公表に踏み切った神戸家裁(萩原昌三郎所長)に対し「予想を超えた詳細な公表で、非公開を定めた少年法の趣旨に反する」とする抗議書を提出した。

抗議書は、要旨が精神鑑定書を引用した部分などは「少年の健全育成を阻害したり、描写が刺激的で(社会の)道徳感情を害する恐れがあり違法」としている。

また「家裁の調査で少年の思想、人格に深く立ち入ることが許されているのは、非公開が保障されているためで、公表は容認できず、少年の権利を侵害する」などと厳しく批判している。

家裁は17日、「社会の注目を集めた事件であり、正確な報道のための資料提供の観点から、少年事件の秘密性および審判の非公開性に抵触しない限度で公表する」として、少年の精神状況や処遇理由を書いた約5000字に及ぶ決定要旨を公表していた。

抗議書について、神戸家裁の萩原所長は公表時の「コメント通りで、現時点で付け加えることはない」としている。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は23日、千葉・幕張で24日開幕する「東京モーターショー」に、環境対策を重視した車が例年以上に数多く出展されることを記者団に尋ねられると「各メーカーが努力しているのは評価するし、大々的に生産ラインに乗るような評価を受けてほしい」と、12月の温暖化防止国際会議(京都会議)を意識してか模範的なコメント。しかし続けて「過去には行ったことがあるが、今年はいつからあるのか知らなかった」。環境問題には熱心な首相だが、行政改革や景気対策などの懸案を抱え、モーターショーまで関心を寄せる余裕はない?

○・・・自民党の村上正邦参院幹事長はこの日昼、国会内で開かれた与党責任者会議で、新進党が来年夏の参院選に衆院選の落選候補者を多数くら替え出馬させることを取り上げ「政治倫理を検討するなら、そういうくら替え立候補にも手を付けるべきだ」と指摘した。森喜朗総務会長が「自民党は(くら替えは)政治的知名度や実績で判断している」と取りなしたが、村上氏は「自民は少なくても新進党は、わーっと立候補させる情勢だ。参院実業対策と考えている」と決め付けるなど、参院の権威を常々気にしている村上氏は八つ当たり気味。《共同通信》



10月23日のできごと