平成3209日目

平成9年10月21日(火)

1997/10/21

【新進、民主、太陽】参院選協力にらみ協議

小沢・新進、菅・民主、羽田・太陽の野党3党首は21日夜、都内の中華料理店で会談し、今後、3党の協調体制を強化するとともに、来夏の参院選に向けて3党間の選挙協力検討のための協議を開始することで合意した。また、「3党政治倫理確立協議会」を設置、橋本内閣の政治倫理姿勢を追求する方針で一致したほか、3党間で開きのある景気対策の所得税減税問題への対応で調整を図ることも確認した。

会談は太陽党が呼び掛けたもので、3党の幹事長、国対委員長ら党幹部も同席した。財政構造改革法案など重要法案審議がヤマを迎える前に、結束ぶりをアピールする狙いがある。《読売新聞》



【プロ野球日本シリーズ】第3戦

1997年プロ野球日本シリーズ第3戦は21日夜、舞台を神宮球場に移してヤクルト−西武が行われ、ヤクルトが5−3で西武を下して対戦成績を2勝1敗とリードした。ヤクルトは二回二死一、二塁から真中、土橋の連続適時打で3点を先取したが、先発の吉井が不調で四回に同点とされた。八回に古田が渡辺久から中堅左へ勝ち越し本塁打を放ち、二死後には高津の適時打で貴重な追加点を挙げた。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】「地雷禁止条約」署名へ調整指示

橋本龍太郎首相は21日午前、国会内で小渕恵三外相、久間章生防衛庁長官、村岡兼造官房長官らに対し、対人地雷全面禁止条約の署名を前提に国内調整を早急に行うよう指示した。この後首相は記者団に対し「近く署名・調印する方向になる」と述べ、政府として署名の方針を早急に決定する考えを示した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は21日の衆院財政構造改革特別委員会で、新進党の鈴木淑夫氏から財政、景気論戦を挑まれた。元日銀理事の鈴木氏に対し、首相は「この問題で自らプロと認めている委員に完全な素人の私が答えるのは非礼」「私の頭がひどく悪いのかもしれない」などといんぎん無礼な言い回しで翻弄しながら防戦した。内閣支持率の急落、行革後退に加え、風邪で体調を崩すトリプルパンチで予算委員会などでの答弁は精彩を欠いていた首相だが、少しは元気が回復したらしく、嫌みたっぷりな「橋龍節」の復活。

○・・・新進党の扇千景参院議員会長はこの日の党総務会で、参院出身で自民、新進両党推薦の宮城県知事選候補への支援を要請した。「参院から大事な人材を候補に送ったため、委員長ポストと委員会理事ポストを一つずつ失った」と犠牲の大きさを強調し、「追いつかない情勢ではない。かなりの市町村長がこちらを支持している」とハッパ。さらには「自民党の支持層に浸透していない。動いてもらうよう働き掛けてもらいたい」と執行部にも注文を付けた。だが檄に応じる声はなく気炎だけが空回り。《共同通信》

【参院自民党・村上正邦幹事長】「参院は救済機関ではない」

「参院は衆院選落選者の救済機関ではない」―参院自民党の村上正邦幹事長は21日の記者会見で、昨年の衆院選小選挙区の落選者が、来年夏の参院選で国会議員復活を目指し続々と「くら替え出馬」の動きを見せていることに怒りを爆発させた。

くら替え出馬を決定または検討中の候補者は各党合わせて20人以上にもなるとみられる。村上氏は「衆院と参院の役割は違うのに、使命感もなく、国会議員になりたいだけの安易な候補者を選出しては困る。心得違いしているのではないか」と、参院軽視とも取れる各党の姿勢を批判した。

さらに新進、民主両党を名指しし「そんなに人材がいないのか。戦わずして国民の批判を受けるぞ」と非難、返す刀で3人を擁立する自民党にも「役員会で『こういう候補はこれ以上推さないでくれ』と申し入れた」と述べた。《共同通信》

【富山県富山市】JR北陸線の地盤陥没

21日午後5時10分ごろ、富山市窪本町の北陸線地下道工事現場で突然、出水があり、線路下の地盤が長さ5メートル、幅4メートル、深さ1メートルにわたって陥没した。この事故で北陸線は富山−滑川駅間が上下線とも不通となり、JR金沢支社は富山−魚津間に代替バスを運行した。復旧は22日未明にずれ込み、乗客約千数百人の足が乱れた。

富山署とJR金沢支社の調べでは、現場は富山貨物駅構内にある、大鉄工業・佐藤工業共同企業体が請け負っている窪架道橋作業所。作業員が地下道工事で線路下に深さ約8メートルの穴を掘っていたところ、穴の下から出水した。慌てて土のうで埋めようとしたものの、噴き出した水の勢いが増し、上り線の線路下が陥没し、線路が一部宙づりになった。

JR金沢支社は保線区員ら約60人を現場に派遣し、陥没した穴を埋め戻す作業に当たったが、出水のために作業は難航、午後11時ごろに出水はほぼ止まり、地盤の補強を続けた。

この間、富山駅−魚津駅間に運行された代替バスは十数台に上り、富山地鉄電車への乗り換えも呼び掛けられた。

事故の影響で北陸線が上下線ともダイヤが大幅に乱れ、下り特急「はくたか19号」など特急5本、普通21本の計26本が運休した。

この工事は市道綾田北代線のJR北陸線横断工事の一部として、平成6年度に富山市からJR西日本に対し事故現場を含む118.5メートルの工事が委託された。富山市によると、来年1月からの地下道の本工事に向けた準備段階で、線路の陥落防止のための補強工事が行われていた。《北國新聞》



10月21日のできごと