平成3166日目

平成9年9月8日(月)

1997/09/08

【自民党総裁選】橋本首相が無投票再選

自民党総裁選が8日告示され、橋本龍太郎首相(総裁)の無投票再選が決まった。これを受け、首相は党本部で記者会見し、総裁二期目の課題として行財政改革など六大改革を挙げ「早急に的確に対応できる党、内閣の体制を整備していきたい」と述べ、11日の両院議員総会で正式に承認された後、同日中に党役員人事、内閣改造を断行する方針を表明した。

加藤紘一幹事長の再任が内定、山崎拓政調会長、森喜朗総務会長も続投の方向となっているが、石油卸商の泉井純一被告が山崎氏らに対する資金提供を明らかにしたことから、首相は事実関係を見極めながら最終判断する意向だ。《共同通信》



【大相撲秋場所】2日目

大相撲秋場所2日目(8日・両国国技館)横綱、大関陣は安泰。横綱貴乃花は巌雄を危なげなく寄り切り、曙は小結魁皇を一方的に押し出し、そろって初日から2連勝。3大関は、若乃花が土俵際の大逆転で新鋭の栃乃洋を突き落とし、武蔵丸は蒼樹山を押し出してともに白星を重ねた。貴ノ浪は小結玉春日をはたき込んで連敗を免れた。関脇同士の一番は、新関脇の栃東が貴闘力をはたき込んだ。関脇土佐ノ海は初日を出したが、小結武双山は旭鷲山に押し出されて2連敗となった。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は8日、自民党総裁選の無投票再選を決めた後、党本部と全国11ブロックを結んだテレビ会議で党員と討論。「おめでとう」の祝福に笑顔で応じた首相は「今の日本の仕組みを変えていかなければならない」と六大改革の必要性を厳しい表情で訴えたが、家族のつながりの重要性について党員から指摘されると「私のところも大家族で子供が5人、孫が5人います」とニッコリ。すかさず党員から「ほかにも子供がいるんじゃないか」とやじが飛ぶと場内は大爆笑。短気な首相も大笑いで、この日ばかりはご機嫌の様子。

○・・・新進党の野田毅政審会長はこの日、都内のホテルで日経連幹部と懇談。政府の財政・経済政策について「ようやく熱が下がったと思ったら、水をぶっかけている」と厳しく批判。同党が掲げる大幅減税実施の必要性をあらためて強調し、終了後の記者会見でも「民間の経済活動をどう活性化させるか、減税政策について共通認識があった」と胸を張った。しかし離党者続きで党勢は低迷しているだけに「本当に必要なのは党の『景気回復策』では」との周囲の声も。《共同通信》

【石油卸商・泉井純一氏】2億円献金先は故渡辺氏

石油取引をめぐり脱税や詐欺、関西空港汚職で関空会社法違反(贈賄)の罪に問われ公判中の大阪の石油卸商、泉井純一被告(60)が8日、東京都内で記者会見、山崎拓政調会長をはじめ自民党の有力政治家ら6人の実名を挙げ、過去の資金提供について明らかにした。

泉井被告は「山崎氏に1991年10月から95年8月にかけて総額約2億7800万円を提供、うち2億円は故渡辺美智雄元副総理に渡った」と述べたほか、森喜朗総務会長1000万円、小渕恵三前副総裁500万円、関谷勝嗣元郵政相500万円、林義郎元蔵相100万円–と提供額を公表した。山崎氏と渡辺氏を除く4人分の時期や提供の方法は明示しなかった。

これに対し山崎氏は自分あてとされた約7800万円の受け取りを全面否定し「政治的謀略と考えざるを得ない」と反論。渡辺氏への資金提供については「申し上げられない」とした。

森氏は「何か勘違いではないか」とし、小渕氏の事務所も「泉井被告とは関係がないと思う」とのコメントを出した。《共同通信》



9月8日のできごと