平成3167日目

平成9年9月9日(火)

1997/09/09

【橋本龍太郎首相】社民、さきがけに閣外協力継続を要請

自民党総裁に再選された橋本龍太郎首相は9日夕、社民党の土井たか子党首、さきがけの堂本暁子議員団座長らをそれぞれ党本部に訪ねて会談、政権運営への協力を要請した。両党とも閣外協力の継続を表明をした。

土井氏は11日に予定されている内閣改造について、ロッキード事件で有罪が確定している佐藤孝行自民党行革推進本部長の入閣が検討されていることを念頭に「国民から信頼を得られる布陣を、と申し上げざるを得ない」と述べ、入閣は好ましくないとの考えを示した。首相は「十分承った」と述べるにとどまった。《共同通信》



【大相撲秋場所】3日目

大相撲秋場所3日目(9日・両国国技館)横綱貴乃花に土がつく波乱の土俵となった。貴乃花は出島に寄り倒され、早くも1敗。出島は初金星を挙げた。横綱曙はこの日から休場の小結武双山に不戦勝で3連勝。大関陣は、貴ノ浪が栃乃洋のすくい投げに敗れ2敗目。若乃花は新関脇の栃東をうまい相撲で押し出し、武蔵丸は巌雄を押し出しで圧倒、ともに3連勝とした。栃東は2敗目。関脇土佐ノ海は旭鷲山を押し倒して2勝目を挙げたが、関脇貴闘力は小結玉春日のはたき込みに敗れ、黒星が先行した。《共同通信》

【大蔵省造幣局】長野五輪の「入賞メダル」を公開

大蔵省造幣局(大阪市北区)は9日、長野冬季五輪の入賞メダル製造の最終工程に当たる組み立て作業を報道関係者に公開した。

造幣局の職員2人が、メダル部分(直径80ミリ、厚さ9.7ミリ)になる七宝焼や漆製品などの部品を組み立て、水色の綬(幅3.8センチ)を取り付けてベルベットの箱に収納した。

製造されるメダルは金、銀、銅それぞれ173個の予定。メダルはオリーブをあしらったリング状の外枠の中に、朝日を日本特有の漆芸技法のまき絵で表現している。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・武藤嘉文総務庁長官は9日、中曽根康弘元首相と約30分間会談。総務庁長官留任の陳情かと勘繰る記者団に「閣僚ポストの話なんてしていないよ。行革の話。今後の…」と、別件を強調。行革継続を理由に留任を希望しているとされる武藤氏だが、なかなか固まらず、このところ落ち着かない日々を送っている様子。この日の閣議後の記者会見では「6900人もの各省庁の増員要求は認めない」と、これから始まる定員査定に厳しく臨む決意を表明するなど、今後の行革への意欲を示し足元を固める構え?

○・・・宮沢喜一元首相はこの日の自民党行革推進本部総会で、首相経験者の一人としてあいさつ「白内障(の人)は目が見えるうちは手術をしたくないものだが、そのままだとある日、見えなくなってしまう。行政改革も同じで、今回が最後の手術のチャンス。明るい目で21世紀を見よう」と、省庁再編への協力を求めた。この日の会議でも部会長らから再編案への反発が相次いだが、宮沢内閣には「政治改革を実行する」と約束しながら、党内合意を得られず党分裂、過半数割れ・野党転落へと進んだ“苦い過去”があるだけに、「発言は重かった」との声も。《共同通信》

【自民党】行革本部が総会

自民党は9日午後、橋本龍太郎首相(総裁)も出席して党本部で行政改革推進本部の総会を開き、行政改革会議が策定した中央省庁再編の中間報告をめぐって党内論議を開始した。首相は「党の議論で今(の案)より中央省庁の数が増えることは(行革会議の)意に反する。半減に収まる姿をつくることを確認してもらいたい」と述べ、行革会議が示した1府12省庁の大枠を崩さない考えを強調した。

これに対し各部会長からは、郵政改革や建設省からの河川局切り離し案などで修正を求める声が噴出、党内調整の多難さをうかがわせた。

冒頭、首相は「昨年の衆院選では行政改革が自民党の公約の大きな柱の一つだった」と行革断行の決意を重ねて表明。行革会議は「真剣な検討の中で中間報告を提示した」とし、同報告を尊重しながら党の結論を出すよう要請した。

出席者からは「郵政三事業は一体として国民の利益になる」(通信部会)「河川行政は道路と一体だ。国土保全省に分けることは縦割り行政の弊害を付け足すことになる」(建設部会)「財政と金融が一つになってやらなければならないことがある」(財政部会)など、中間報告に批判が相次いた。

行革会議の構成についても「政治家を入れるなど見直すべきだ」との意見のほか、拙速との指摘もあった。武藤嘉文総務庁長官、佐藤孝行行革推進本部長は、党の意見が今後の行革会議での論議に反映される余地があると説明、理解を求めた。《共同通信》



9月9日のできごと