平成3067日目

平成9年6月1日(日)

1997/06/01

【仏総選挙】左派が勝利

欧州通貨統合の行方を左右するフランス国民議会(定数577)の解散に伴う総選挙の第二回投票(決選投票)は1日、投開票の結果、野党、社会党など左派が過半数(289議席)を制し、与党の保守・中道連合を破った。特に社会党は、解散前の63議席を4倍に増やし、大躍進したが単独過半数には届かなかった。

シラク大統領は2日にも社会党のジョスパン第一書記を次期首相に任命する見通し。保守大統領の下での左派内閣という保革共存政権の誕生が確実となった。新内閣には共産党が入閣する可能性もあり、通貨統合への影響は避けられない情勢だ。

フランス内務省によると、2日午前6時(日本時間同午後1時)現在の各党議席は、左派が社会党252、共産党38の計290議席。保守・中道連合は239議席にとどまっている。議席のなかった環境保護派は7議席を獲得、極右、国民戦線も2議席を得た。

ジョスパン第一書記は「フランス国民は、国民議会に新たな多数派を選出した」と勝利宣言。与党、共和国連合(RPR)の党首、ジュペ首相は「新たにフランスを治める方々の健闘を祈る」と敗北を認めた。

フランス第五共和制では、これまでドゴール、ミッテラン両大統領が計4回国民議会の解散権を行使したが、与党が敗北したのはシラク大統領が初めて。大統領の残りの任期と国民議会の任期は5年で重なっており、大統領の指導力の低下は避けられない。

また、社会党は欧州通貨統合で、参加条件の緩和やイタリア、スペインの参加を求め、ドイツなど統合参加基準の厳守を求める国から強い反発を受けており、左派内閣の誕生は1999年1月の単一通貨ユーロの実現に大きな打撃となろう。《共同通信》



【ゴルフ・尾崎将司選手】獲得賞金20億円突破

ゴルフ・三菱ギャラン最終日(1日・兵庫太平洋クラブ六甲=7012ヤード、パー72)尾崎将司(50)が大混戦を制し、逆転で今季3勝目、通算104勝目を挙げ、賞金2160万円を獲得した。これで生涯獲得賞金も20億908万円とした。

上位陣のスコアが伸び悩むなかで、首位に2打差でスタートの尾崎将は7バーディ、3ボギーの68で回り、通算10アンダー、278で大会連覇を果たした。2打差の2位に中村通、井戸木鴻樹、東聡が入った。《読売新聞》

【東京六大学野球】慶大が9季ぶりの優勝

東京六大学野球春季リーグ最終日は1日、神宮球場で慶大ー早大の2回戦を行い、慶大が7−6で勝ち、勝ち点4、9勝3敗として明大を勝率で上回り9季ぶり28度目の優勝を飾った。

慶大の主将、高橋由伸外野手は今季4本目、通算22号本塁打を放ち、田淵幸一氏(法大)のリーグ記録に29年ぶりに並んだ。《共同通信》

【香港】「天安門を忘れるな」4000人がデモ

中国への返還まで1ヵ月を切った香港で1日、天安門事件8周年を記念する民主派のデモがあり、昨年を上回る4000人以上が中国の香港代表部に当たる新華社香港支社に向け行進した。

主催したのは民主諸派でつくる「香港市民支援愛国民主運動連合会」。参加者らは「97年を乗り越えよう」などと書いた布やプラカードを掲げ、「天安門事件を忘れるな」などとシュプレヒコールを繰り返した。

7月1日の返還以降は反中国デモが禁止されるとの見方もあり、大規模なデモはこれが最後との見方もある。連合会の司徒華主席は「天安門事件を忘れることは中国人としての誇りを忘れること。抗議デモは来年以降も必ず続ける」と参加者に強い口調で訴えた。《共同通信》

【鹿児島・上野原遺跡】公開に6000人

日本最古級とされる縄文時代早期初めの大規模な定住集落跡、鹿児島県国分市の上野原遺跡が1日、一般公開され、午後5時までに6000人を超える考古学ファンが全国から詰め掛け、約9500年前の暮らしに思いをはせた。

当初は1日だけの公開を予定していたが、急きょ20日まで大幅に延長。7月20日から8月末までの夏休み期間中も公開するという。《共同通信》



6月1日のできごと