平成3054日目

平成9年5月19日(月)

1997/05/19

【米国防総省】防衛見直し公表

米国防総省は19日、4年ごとに米戦力を検討する四年期防衛見直し(QDR)の報告書を公表した。ほぼ同時発生の二つの大規模地域紛争(2MRC)に対処する方針を継続し、アジア太平洋地域と欧州の両地域でそれぞれ米軍「10万人体制」を維持することを明記した。

大規模地域紛争への対処とともに平和維持活動、人道支援活動、小規模紛争への対応を重視しているのも特徴。見直しは、国防予算の厳しい抑制下で、現在の脅威に備えると同時に装備の近代化を進めるため、現役兵力約6万2000人の削減や新たな基地閉鎖により経費節減を図っている。しかし陸海空3軍の抵抗を受け、抜本的な戦略・戦力の洗い直しには、踏み込めなかった。

各国との同盟関係については、変容する国際環境の中で将来の安定に向けて「順調に進展している」と評価した。中国に対しては「将来、アジアにおける軍事大国となり得る」と警告。米国が、今後も協力関係を通じて中国が「責任ある」国際社会のメンバーとなれるよう、同国との対話を継続することを強調した。《共同通信》



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【大相撲夏場所】9日目

大相撲夏場所9日目(19日・両国国技館)単独首位の横綱貴乃花は、朝乃翔を押し出して1敗を堅持し、勝ち越した。横綱曙は玉春日を押し出して2敗を守った。大関武蔵丸は関脇魁皇を一方的に寄り切り、ともに6勝3敗。琴錦をはたき込んだ大関貴ノ浪も6勝3敗。関脇土佐ノ海は、貴闘力を押し出し2敗をキープ。2敗だった平幕の旭豊は勝ったが、小城錦と力桜はともに敗れ3敗となった。この日の結果、幕内は1敗の貴乃花を2敗で曙、土佐ノ海、旭豊の3人が追う展開となった。十両は1敗を保った千代大海が勝ち越して依然単独トップ。《共同通信》

【モンゴル大統領選挙】バガバンディ氏が当選

モンゴル選挙管理委員会の19日の発表によると、民主化後2回目の大統領選挙で野党、人民革命党のバガバンディ国民大会議(国会)前議長が連立与党「民主連合」のオチルバト大統領らの対立候補を破って当選した。

バガバンディ前議長は1カ月以内に47歳の若さでモンゴルの新大統領に就任、インフレや失業者の増大など不振に苦しむモンゴル経済の立て直しに取り組む。

人民革命党勝利の背景には、昨年6月の総選挙で圧勝した民主連合政権が進める急進的な経済改革に対する国民の不満があり、連立与党の積極改革政策に一定の見直しが迫られよう。また、国民は在任期間が7年間に及んだオチルバト大統領の指導力に疑問を投げ掛け、若いバガバンディ前議長に刷新を求めたともいえる。

選挙管理委員会の発表によると、投票率は85%で、初の直接選挙だった前回の大統領選の92.7%をやや下回った。バガバンディ氏の得票率は60.8%だった。

バガバンディ前議長が事前の予想以上の強さを見せ国民の6割の支持を得たのに対し、民主連合のオチルバト大統領は現職の強みを生かせず29.8%の得票率にとどまり、3番目の候補の伝統統一党のゴンボジャブ国民大会議前副議長も6.6%と振るわなかった。

これで人民革命党は、昨年6月の総選挙で大敗し75年に及ぶ政権の座を奪われた屈辱を晴らし、党体制の立て直しに向かおう。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は19日、剣道の関東女子学生選手権で母校慶応大の代表選手が敗れたことがいかにも悔しい様子。17日に会場に足を運んで応援したのだが、「一般学生ではこれくらいでしょうがない」と自らに言い聞かせたかと思うと、一転して「やっぱり体育会系でないと(勝てない)」と記者団にこぼすことしきり。かつての強豪ぶりが忘れられないとみえて「それでも以前は全日本(大会)に勝ち進んだ者もいたんだけどねえ」と嘆くなど負けず嫌いの性格を見せつけたが、思い通りにならないのは政治も同じでは。

○・・・新進党の野田毅政審会長はこの日、都内で開かれた各党参加のシンポジウムで、古巣の自民党を「社民党とくっついて何が悪いのかと(ばかりに)政権維持が最優先になった」と批判。さらに「新進党に手を突っ込んで過半数を目指すというのは卑怯だ。遮二無二というのではなく、なぜ堂々とやろうとしないのか」と新進党議員の引き抜き作戦もやり玉に挙げた。しかし聞かせたい相手の加藤紘一自民党幹事長は所用で退席した後。野田氏は「また逃げた」と後で記者団に愚痴をこぼしたが、最後は「政権を持っていると強いよ」と恨み節。《共同通信》

【神戸市・笹山幸俊市長】神戸港復興を宣言

神戸市は19日午前、「阪神大震災による被災を乗り越え、神戸港のすべての施設が復旧した」と大震災からの復興を宣言した。笹山幸俊市長が神戸国際会議場で開催した神戸開港130年の記念式典で国内外に向け、正式に表明したもの。

神戸港は95年1月7日に発生した阪神大震災で壊滅的な被害を受けたが、同市や運輸省、神戸埠頭公社、さらに民間企業が一体となって復旧工事に取り組み、わずか2年余りで実現した。

神戸港復旧工事の事業費は約5718億円に上り、作業員は延べ263万人。「工期をいかに短くするか、いかに耐震性を高めるか、との相反する課題」に挑んだ。大地震に強い耐震バースを震災前の3カ所から10カ所以上に設置するなど防災面を重視した整備を促進、この3月末までに港湾機能はほぼ震災前の水準に戻った。《日経新聞》

【橋本龍太郎首相】野村證券「VIP口座」関連を否定

橋本龍太郎
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橋本龍太郎首相は19日午後、野村證券が特定顧客向けに開設したといわれる「VIP口座」のリストに首相の名前があると一部週刊誌が報じたことについて「僕は自分で株を買って取引、売買したことがない」と述べ、関連を強く否定した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】公務員制度改革「98年度内に結論を」

政府は19日、国家公務員制度のあり方を全般的に見直すため、首相の諮問機関として「公務員制度調査会」を発足させた。橋本龍太郎首相は同日午前、首相官邸で開いた初会合で「国政をより国民本位のものに変え、国民の信頼を回復していくことが重要だ。制度改革の基本方向は98年度内に結論を頂きたい」と述べ、現行の国家公務員制度の早急な見直しの必要性を強調した。《日経新聞》

【香港】北京からの直通列車が到着

中国への返還まで1カ月余りとなった香港に19日、北京から初の直通列車が到着した。九龍駅では盛大な歓迎式典が行われ、双方の当局者らは返還を前に中国と香港の一体化を強調した。

この日、予定より10分遅れで九龍駅に着いた一番列車の便名は返還の年に合わせた「97」。乗客はブラスバンド演奏の出迎えを受け、待ち構えた報道陣に取り囲まれた。北京への観光の帰りという香港人女性は「初の直通列車に乗れてうれしい。飛行機より値段も安いし、また乗りたい」と話していた。

直通列車は北京ー香港間約2500キロを約30時間で結ぶ。香港の九広鉄道公司と北京鉄道局が共同で運営、隔日運転で香港から北京まで普通席が934香港ドル(1万5224円)。《共同通信》



5月19日のできごと