平成3053日目

平成9年5月18日(日)

1997/05/18

【うなぎ】カンヌ映画祭パルムドール受賞

フランスで開かれていた第50回カンヌ国際映画祭で18日、今村昌平監督(70)の「うなぎ」がグランプリ(パルムドール)に輝いた。今村監督は83年の「楢山節考」に続き2度目の受賞で、日本に14年目の栄冠をもたらした。

また、新人監督に贈られる「カメラ・ドール」に若手女性監督、河瀬直美さん(27)の「萌の朱雀」が選ばれ、日本映画が主要2部門を制した。

「うなぎ」は吉村昭さんの小説「闇にひらめく」が原作。浮気した妻を刺殺して人間不信に陥り、飼っているうなぎにしか心を開かない男性が隣人との交流の中で、心をいやしていく物語。

カメラ・ドールを獲得した河瀬直美さんはドキュメンタリー出身で、出品作が初の長編劇映画。奈良の山里にある小さな村の一家族にカメラを向け、人間と宇宙の普遍的な営みを美しい映像で描き出した。授賞式では「映画表現は自分に生きる力を与えてくれます。映画と人類の魂に対してありがとうと言いたい」と感激の表情で述べた。《日経新聞》



【大相撲夏場所】8日目

大相撲夏場所8日目(18日・両国国技館)横綱貴乃花が朝乃若を寄り倒して1敗を堅持。並んでいた関脇魁皇と平幕の小城錦、旭豊がいずれも敗れたため単独トップに立った。魁皇は横綱曙の押しからの寄りに屈した。曙、魁皇ともに2敗。関脇土佐ノ海も小結武双山を左上手投げで下し2敗を守った。大関武蔵丸は琴錦に押し出され3敗に後退。大関貴ノ浪は旭鷲山をつり出し5勝目を挙げた。この日の結果、1敗の貴乃花を2敗で曙、魁皇、土佐ノ海ら6人が追う展開。十両は千代大海が敗れたが、7勝1敗で依然、単独トップ。《共同通信》

【メッツ・柏田貴史投手】メジャー初勝利

日本人選手5人目の大リーガー、メッツの柏田貴史投手(26)が18日、ニューヨークのシェイスタジアムでのロッキーズ戦で勝利投手となった。日本人選手の大リーグ勝利は村上雅則(元ジャイアンツ)、野茂英雄(ドジャース)、長谷川滋利(エンゼルス)に続いて4人目。

7試合目の登板となった柏田は2−2の七回一死二塁に三番手で登板。二死一、三塁から二盗を刺そうとした捕手の悪送球で勝ち越しを許し、八回にはガララーガに大リーグ初の本塁打を喫し、2−4とされた。

しかし、その裏にメッツが5連続四球などで大量8点を奪って10−4で逆転勝ちし、白星が転がり込んだ。《日経新聞》

【ゴルフ・日本プロ選手権】丸山茂樹選手が初優勝

7月18日◇茨城県セントラルGC◇7049ヤード、パー72

首位に2打差の4位で出た丸山茂樹が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算16アンダーの272で公式戦初優勝。賞金1800万円と、来年から10年間のシード権を獲得した。プロ6年目、27歳の丸山はアウト36にとどまったが、後半にボギーなしの5バーディーを奪って逆転勝ちした。昨年10月のブリヂストン・オープン以来のツアー通算4勝目。《共同通信》

【ザイール】解放勢力が首都を制圧

ザイールのコンゴ・ザイール解放民主連合(ADFL)は18日昼までに、首都キンシャサ全域を制圧、新政権づくりを始めた。拠点都市ルブンバシにいるADFLのカビラ議長も一両日中に首都に入り、新国名「コンゴ民主共和国」の政権を発足させる見通し。モブツ前大統領はモロッコに出国したとの情報が流れているが、ザイールにとどまっているとの話もある。ADFL側には同氏の身柄を捉えて訴追しようという動きも出てきた。

ザイールからの報道によると、キンシャサでは18日早朝まで前大統領の警護隊が「最後の抵抗」を試みたが、本格的な交戦にはならなかった。旧政府軍側は高級住宅街などで略奪行為を行った後、同日昼までに降伏したもようだ。カビラ氏に先立ち、ブゲラ書記長が率いるADFL代表団が18日中に首都に入る。《日経新聞》

モブツ独裁政権を打倒したコンゴ・ザイール解放民主勢力連合(ADFL)が首都キンシャサを18日、完全に制圧、緊張感に包まれていた人口500万の首都は平和を取り戻した。

米軍は争乱状態になった場合に備えて、ザイール川を挟んだ対岸のコンゴの首都ブラザビルに自国民救出のための部隊を待機させていたが、同日、規模を縮小した。英軍、フランス軍なども近く撤退準備を始める見込みだ。

ADFLの指導者カビラ氏は18日、ブゲラ書記長ら幹部2人を、現在の拠点であるルブンバシからキンシャサに派遣。書記長は「すべての政治勢力と協議を進める」と述べており、カビラ新政権の構成などについて既存政党と話し合う方針を明らかにした。

一方、キンシャサの赤十字によると、18日夕までに、市内で少なくとも200人の遺体が見つかった。大半は旧政府軍兵士で、略奪を行ったり、武装解除を拒否したため、ADFL部隊に射殺されたとみられる。ADFL側は国営テレビ、ラジオを通じて旧政府軍兵士に投降を呼び掛けている。《共同通信》

【太陽党・羽田孜党首】北朝鮮への食糧支援に積極姿勢

太陽党の羽田孜党首は18日午後、長野市内で記者会見し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への食糧支援について「国民や子供は政治と関係ない。米国や国連からも協力を要請されており、何もしないのなら北朝鮮にものも言えなくなる」と述べ、日本人拉致疑惑などとは切り離して、人道的視点から積極的に取り組むべきだとの考え方を示した。《共同通信》

【山口県美祢市】レースの観客席にタイヤ

18日午後1時45分ごろ、山口県美祢市西厚保町のセントラルパークMINEサーキットで開催中のカーレース「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」第2戦決勝で、歌手の近藤真彦さん(32)の車がスタート直後、国内トップレーサーの高木虎之介さん(23)の車に接触し、右前輪タイヤが外れて、約50メートル離れた観客席に飛び込んだ。観客の山口市湯田温泉、Aさん(28)が足を骨折し病院に運ばれたほか、女性3人が軽傷を負った。

主催者側の説明などによると、先頭位置スタートの高木さんが、エンジンがストップしてスタートできず、21番スタートで後ろから来た近藤さんの車など、2台がよけ切れず接触した。

タイヤは直径約60センチ、重さ約20キロ。飛び込んだのはスタンドの観客席で、満席だったという。前には高さ約3メートルの鉄製フェンスがあったが、タイヤはそれを飛び越えたという。近藤さんらにけがはなかった。

決勝には13チーム25台が出場。近藤さん、高木さんともリタイアしたが、スタートをやり直しレースは続けられた。

昨年10月に三重県の鈴鹿サーキットで開かれたフォーミュラワン(F1)の日本グランプリでも車のタイヤが外れる事故があったが、二重フェンスのため観客席には入らず、けが人はなかったという。

近藤さんは昭和59年の富士フレッシュマンレースでカーレーサーとしてデビュー。平成6年「日本GT選手権シリーズ」第3戦で初優勝、ル・マン24時間耐久レースを完走するなど、最近は年間約20戦のレースに出場し、昨年もフォーミュラ・ニッポンに参加、最終戦で入賞している。《共同通信》



5月18日のできごと