平成3042日目

平成9年5月7日(水)

1997/05/07

【オウム裁判】北村浩一被告、初公判

地下鉄サリン事件の殺人罪などに問われたオウム真理教元信者北村浩一被告(29)の初公判が7日、東京地裁(木村烈裁判長)で開かれ、北村被告は地下鉄事件について松本智津夫被告(42)=教祖名麻原彰晃=との共謀を否認した上で「井上嘉浩(被告)の指示で、サリンをまく際、車で送り迎えしただけ」と述べた。弁護人は「ほう助罪にとどまる」と主張した。北村被告は逃走信者の犯人隠避事件については認めた。

起訴状によると、北村被告は松本被告らと共謀、平成7年3月20日の地下鉄サリン事件で12人を殺害し、約3800人を重軽症に陥らせた。北村被告は丸ノ内線にサリンの袋二つを持ち込んだ元幹部広瀬健一被告(32)を車で送迎した。

また、Kさん逮捕監禁致死事件で特別手配されていた元信者M受刑者(31)=懲役4年の刑確定=を7年3月から4月にかけ、石川県内の貸別荘にかくまったなどとして、犯人隠避罪などでも起訴された。

北村被告は教団への一連の強制捜査が行われた7年3月から逃走し、同年5月特別手配された。約1年8カ月に及ぶ逃亡生活の後、昨年11月、潜伏先の埼玉県所沢市で逮捕された。《共同通信》



【ペンティアムⅡ】搭載パソコン一斉発売

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NEC、富士通などパソコンメーカー各社は7日、米インテルが同日発表した最新型MPU(超小型演算処理装置)「ペンティアムⅡ」を搭載したパソコンを一斉に発売した。同日から7月4日にかけて順次出荷する。中心価格帯は40万〜60万円。マルチメディア機能を備え、MPUの動作速度233メガヘルツ以上の高性能パソコンで、主に企業向けに販売していく。《日経新聞》

【Jリーグ第1ステージ】第7節

Jリーグ第1ステージ第7節(7日・国立競技場ほか=8試合)柏レイソルは前半10分のエジウソンの1点を守って名古屋グランパスを倒し、3連勝で首位を奪った。名古屋は依然として白星なし。前節の首位、ガンバ大阪は2−3でヴィッセル神戸に敗れた。浦和レッズ−鹿島アントラーズは鹿島が3―1で突き放して5勝目を挙げ、2位に浮上した。また、3連勝同士の対決となったベルマーレ平塚―清水エスパルスは清水が1点差で逃げ切り、ヴェルディ川崎はセレッソ大阪に零敗を喫した。横浜マリノスは試合がなかった。《共同通信》

【北陸新幹線】軽井沢ー長野間で試験走行開始

開業を10月1日控えた北陸新幹線の軽井沢ー長野間で7日、日本鉄道建設公団とJR東日本による走行試験が始まり、ドクターイエローと呼ばれる試験車両が初めて終点の長野駅に到着した。

午前9時50分に軽井沢駅を出発したドクターイエローは、時速30キロのゆっくりとしたスピードで架線、線路の具合や電気周波数が異なる地域にまたがる走行に対応するための周波数切り替え装置の作動状況などをチェック。午後5時半前、在来線の特急あさま号の上り列車とすれ違いながら長野駅に滑り込んだ。《共同通信》

【プロ野球・西武】ダイエー戦で29安打21得点

西武21−0ダイエー◇7日◇福岡ドーム

西武が記録ずくめの大勝で首位を奪回した。1回、鈴木健の適時打などで2点を先行したのを皮切りに、毎回の29安打(1試合最多安打のプロ野球新記録)で毎回の21得点を記録し、ダイエーを粉砕。21得点は今季両リーグ最多で先発全員安打、先発全員得点もマークした。4勝目の豊田は切れのいい変化球で2試合連続完封。《共同通信》

【法の華三法行】関連2社が16億申告漏れ

公称11万人の信者を抱える宗教法人「法の華三法行」(本部・静岡県富士市)の関連会社2社が、福永法源代表(52)の著書の出版に絡んで、東京国税局から総額約16億円の申告漏れを指摘され、追徴課税されていたことが7日、わかった。

うち1社は、福永代表の著書を無償同然で教団に納入しており、同国税局は通常の代金との差額分約15億円について、教団への寄付と認定した。税務調査では、教団が関連会社グループの利益を集めるシステムを形成していたことも判明し、宗教法人が関連会社を使って肥大化する構図の一端が明るみに出た。

法の華三法行を巡っては、東京、名古屋両国税局が昨年10月から税務調査を実施し、福永代表ら幹部に対する総額約26億円に上る源泉所得税の徴収漏れや福永代表個人らの所得隠しなどを指摘。重加算税を含め追徴課税していたが、関連会社グループに課税のメスが入ったのは初めて。《読売新聞》

【新進党・西村真悟衆院議員】尖閣上陸問題で政府を批判

尖閣諸島の魚釣島に上陸した新進党の西村真悟衆院議員は7日夕、国会内で記者会見し、「(上陸に対して)中国政府が領土の侵犯との声明を出したのに対し、日本政府は土地の所有権の問題に矮小化し、私を批判した。日本政府が中国と対峙して領有権を主張する意思がないことが明確になった」と述べ、政府の対応を批判した。

これに先立ち、西村氏は同党の西岡幹事長に上陸を報告した。これに対し、幹事長は、今後このような行動をとる際は、幹事長の了解をとるよう要請し、西村氏も了承した。《読売新聞》

【ザイール】モブツ大統領が出国

反政府勢力が首都に迫り、自らのフランス亡命説がしきりに流れる中で、ザイールのモブツ大統領は7日、中部アフリカ仏語諸国7カ国による首脳会議出席のため、首都キンシャサを出発し、ガボンの首都リーブルビルに到着した。

今回の出国が、会議出席だけで終わるのか、それとも亡命とつながるのかははっきりしない。32年にわたるモブツ体制の終えんはいずれにしろ、もはや時間の問題となっている。《読売新聞》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は7日、健康保険法等改正案について記者団に「歴史は繰り返す。昭和40年代に医療保険改正で(旧社会党の佐々木更三)委員長と(成田知巳)書記長の首が飛んだのを知ってるか」と物騒な発言。秋にかけてさらに抜本改革案取りまとめが控えていることもあり、社民党の対応が気掛かりな様子。土井たか子党首になって以来、米軍用地特別措置法改正をきっかけに自社間にすきま風が吹いているだけに「村山富市前首相が前面に出てくるなら…。彼もプロだから」と、同じ社労族の村山氏に期待することしきり。

○・・・中曽根康弘元首相はこの日、皇居で大勲位菊花大綬章の親授式に出席後、記者団に「難局突破のため、ボール拾いで国のお役に立ちたい。暮れてなお命の限りせみ時雨だ」と、かつて詠んだ自作の句で心境を述べた。さらに連休中に作ったという「峠道ウグイス鳴いてわれはここ」を披露。「政治家も日本人も、アイデンティティを尊重し尽くしてやっていくということ」と難解な解説を加え、「私の人生訓に『おのおのの人生を最高の芸術品として完成して世を去れることを修学の目標とする』というのがある」とひとくさり。記者団からは「次は人間国宝狙いか」との声も。《共同通信》



5月7日のできごと