平成2990日目

平成9年3月16日(日)

1997/03/16

【神戸連続児童殺傷事件】第2の事件

16日午後0時半ごろ、神戸市須磨区竜が台2丁目の市公社住宅前の路上で、市立竜が台小4年、Aちゃん(10)が倒れているのを住民が発見。さらに15分後、西に約200メートル離れた市立竜が台地域福祉センター前でも、同小3年Bちゃん(9つ)が腹から血を流して倒れているのが見つかった。

二人は病院に運ばれたが、Aちゃんは頭の骨が折れており意識不明の重体、Bちゃんは腹を刺され全治10日−2週間のけが。須磨署は連続通り魔事件の可能性もあるとみて捜査。Bちゃんが倒れていた現場近くで、白いビニール袋を口にあてた若い男が目撃されており、事件との関連を調べている。

病院によると、Aちゃんは後頭部の骨が折れ、Bちゃんの腹部の傷は深さ約8センチで胃を貫通していた。Bちゃんを刺した凶器は、傷跡から両刃のナイフのようなものという。

調べでは、Aちゃんは路上にあお向けに倒れており、頭から血を流していた。Bちゃんは病院で母親に「20歳ぐらいの知らないお兄ちゃんに刺された」と話しているという。

現場近くで目撃された男は年齢20−25歳、黒っぽいジャンパーに緑っぽいトレーナーだった。二人は現場で友達を待っていたという。二人が通っていた竜が台小(生徒約480人)では同日午後、教職員全員を非常招集し、連絡網を通じて生徒に「外出しないように」と通達。現場周辺では同日深夜にかけて須磨署が約50人を動員して警戒し、自治会なども見回りを強化している。

近所の人の話では、同団地周辺では最近、女児を狙ったわいせつ行為が多発していたという。Aちゃんのクラスメートの母親は「子供もひどいショックを受け、何も話さず部屋に閉じこもってしまった。黙って食い入るようにテレビをみています」と話していた。《共同通信》



【愛知県豊橋市】震度5強

16日午後2時51分ごろ、関東地方から中、四国地方までの広い範囲で地震があり、愛知県豊橋市で震度5強の強い地震を観測したほか、静岡、愛知、岐阜、滋賀の4県で震度4を観測した。気象庁の観測によると、震源地は愛知県東部で震源の深さは約40キロ。マグニチュード(M)は5.6と推定される。

豊橋市では午後3時37分に震度2を観測するなど余震とみられる地震が3回あった。気象庁が昨年十月に10階級の新震度階級を採用して以来、震度5強は初めて。同庁は今後余震が発生してもM5.6より小さいとみている。東海地震予知のために静岡県三ケ日町などに設置されている体積ひずみ計には地殻の変化は表れておらず、現時点では東海地展との関連は判断できない、としている。

東海道新幹線は三島−京都間で上下線とも運転を中止、約2時間20分後に全線で再開したが、ダイヤの混乱は深夜まで続いた。愛知、岐阜県内では落下物などで4人がけがをした。豊橋市では15秒ぐらい激しい横揺れが続き、棚から商品が落ちるなどした。同市は災害対策本部を設置した。

JR東海によると、上下20本が運休、下りのぞみ17号が京都駅で3時間16分遅れたのを最高に計80本が遅れ、約6万人に影響が出た。東名高速道路の静岡−豊田インター間が2時通行止めになった。豊橋市内のホテルでは、非常発電用バッテリーが破損、漏れた希硫酸ガスを吸った女性従業員が病院に運ばれたが軽症。愛知県知立市の寺や豊橋市のパチンコ店で内装品などが落ち女性2人が頭に軽いけがをし、岐阜県平田町では自宅で転倒した男性がけがをした。《共同通信》

【W杯ジャンプ】船木和喜選手、今季4勝目

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプは16日、ホルメンコーレン(ノルウェー)で個人第3戦のラージヒル(K点112メートル)を行い、船木和喜(デサント)が2回目に最長不倒の125.5メートルを飛び、1回目9位からの逆転で今季4勝目を挙げた。

1892年に始まった伝統のホルメンコーレン大会で、日本選手がジャンプに優勝したのは初めて。船木はW杯通算6勝となり、葛西紀明(地崎工業)を抜き日本選手最多優勝記録を更新した。シーズン4勝も原田雅彦(雪印)に並ぶ記録。

1回目に116メートルで首位に立った斎藤浩哉(雪印)が2回目も118.5メートルを飛び2位になった。日本選手の1、2位独占は昨年12月7日の第3戦(クーサモ=フィンランド)に続き、2度目。《共同通信》

【大相撲春場所】8日目

大相撲春場所8日目(16日・大阪府立体育会館)大関貴ノ浪に土がつき、小結旭鷲山を退けた横綱曙が8連勝で勝ち越しを決め、単独トップに立った。貴ノ浪は魁皇の右上手からの攻めにいいところなく送り出された。魁皇は1敗を守った。曙は右四つに旭鷲山を組み止めて寄り切った。大関武蔵丸は一方的に琴の若を押し出し1敗を堅持。横綱貴乃花は落ち着いた相撲で寺尾を押し出し2敗をキープした。新入幕の出島は敗れ2敗となった。この日の結果、幕内は全勝の曙を1敗で武蔵丸、貴ノ浪、魁皇が、2敗で貴乃花ら三人が追う展開。十両は小城ノ花ら三人が6勝2敗で並んでいる。《共同通信》

【ゴルフ・尾崎将司選手】開幕戦V

東建コーポレーション・カップ最終日(6日・鹿児島県祁答院GC=7115ヤード、パー72)尾崎将司が72で回り、通算19アンダーの269で逃げ切って優勝した。海外での1勝を含みプロ通算102勝目(ツアー83勝目)。優勝賞金は1800万円だった。

2位に5打差でスタートした尾崎将は7番でダブルボギーをたたくなどしてスコアを伸ばせなかったが、カルロス・フランコ(パラグアイ)の追撃を1打差で抑え、今季の開幕戦を飾った。この大会も初制覇で、4月10日からのマスターズ(米ジョージア州)に向けて弾みをつけた。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】全小選挙区で候補者

民主党の菅直人代表は16日、金沢市のホテル日航金沢で記者会見し、次期衆院選対応に関して「全小選挙区で候補を擁立するのが基本だ」と述べた。しかし、前回総選挙で自民と連携した石川1区の事情に触れ、他党との協力関係についても地域事情などで個別的な可能性はあるとした。

米軍用地特別措置法の改正問題で、菅代表は「改正以外に手立てはないのかどうか、ぎりぎりまで詰めて判断しなければならない」と述べ、状況を見ながら慎重に対応していく考えを示した。判断を下す時期は「今月中ぐらいを一つのめどにして議論を集約していく必要がある」とした。

2人代表制について菅代表は、22日の党大会後に機関を設け、1カ月程度で煮詰める意向を示した。《北國新聞》

【自民党・山崎拓政調会長】特措法改正「日米首脳会談前に成立を」

自民党の山崎拓政調会長は16日午前、NHK討論番組で5月14日に期限切れを迎える沖縄の米軍用地強制使用問題について「3000人(の地主)に対する周知期間も必要だ」と述べ、4月25日の日米首脳会談前に特別措置法(特措法)改正の成立を目指す考えを示唆した。

山崎氏は「公開審理の結果が出るまでは日米安保条約を遵守する立場から米軍用地を使わせてほしい」と述べ、法改正が緊急避難的な内容になるとして理解を求めた。さらに「(地主の)9割は一坪地主で政治的意図を持っている。県民全体の声ととらえるのはどうか」と述べた。

これに対し、及川一夫社民党政審会長は「沖縄県民の理解が得られていない。日米首脳会談前の決着に何の意味があるのか。お土産的発想だ」と批判。現状では法改正に賛成できないとの考えをあらためて示した。民主党の仙谷由人政調会長も「現段階では賛成できない」と述べた。《共同通信》

【在ペルー日本大使公邸占拠事件】大司教と教育相が会合

発生から90日目を迎えた日本大使公邸人質事件は16日、保証人のシプリアニ大司教が政府側交渉担当のパレルモ教育相と会合を持った。17日に予定されているトゥパク・アマル革命運動(MRTA)武装グループと保証人委員会との個別協議に向けた調整や、その後の政府側との個別協議の日程などについて話し合ったとみられる。

大司教は16日正午(日本時間17日午前2時)すぎから約1時間15分にわたり、公邸で日曜日恒例のミサを行った後、同日夕にパレルモ教育相の自宅を訪れた。政府とMRTAが依然、妥協点を見いだしていないとみられる刑務所の待遇改善や武装グループメンバーの出国問題などで、政府側に歩み寄る余地がないかについても説得を含め調整を図ったもようだ。

昨年12月17日の事件発生から3カ月を機に、大衆紙ソルなどペルー各紙は16日付の日曜版などで特集を組み、事件の経過や今後の見通しなどを詳しく報じた。ラジオ局の中には17日、8時間にわたり事件の特別番組を放送するところもある。《共同通信》



3月16日のできごと