平成2989日目

平成9年3月15日(土)

1997/03/15

【新進党・小沢一郎党首】政権奪取に意欲

新進党の小沢一郎党首は15日午後、盛岡市で開かれた党県連大会であいさつし、今後の政局について「近いうちに数集めの橋本政権が行き詰まる。われわれが行動しなければならない時が近づいている」と述べ、政権奪取に意欲を示した。

同時に「今日の国政の状況を心配している人は新進党だけでなく、与党や野党の中にもいる」と指摘し、保・保連合も視野に入れた政界再編に重ねて期待を示した。

小沢氏はその後の記者会見で、橋本政権が危機に直面する理由として沖縄米軍基地問題などの行き詰まりを挙げるとともに「経済情勢は4月以降、深刻だ」と強調。政権の交代時期は「一年も二年も先のことではないだろう」と述べた。《共同通信》



【大相撲春場所】7日目

大相撲春場所7日目(15日・大阪府立体育会館)横綱貴乃花が魁皇の左下手投げに屈し、早くも2敗目を喫した。今場所平幕の魁皇は2個目の金星で6勝1敗とした。横綱曙は琴の若を右四つで寄り切り、大関貴ノ浪は寺尾を挿し倒してともに7戦全勝。大関武蔵丸は安芸乃島を押し出して連敗を免れ、1敗をキープした。新入幕の出島も大飛翔を押し倒して6勝1敗。この日の結果、幕内の全勝は曙と貴ノ浪の二人で変わらず、1敗で追うのは武蔵丸、魁皇、出島の三人となった。《共同通信》

【民主党・鳩山由紀夫代表】米軍用地特措法改正「まずは緊急使用の申請を」

民主党の鳩山由紀夫代表は15日、水戸市内で講演、記者会見し、米軍用地特別措置法の改正問題に関して「(政府が)最初から特措法改正したいと決めつけている発想は理解しがたい」と述べ、まずは法律に盛られた緊急使用の申請をすべきだとの考えを表明した。

緊急使用申請では間に合わないと分かりきった時になって、間に合わないから申請しないというのは論理のすり替えだ」と述べ、政府の対応を批判した。《共同通信》

【ザイール・キサンガ二】反政府勢力が空港制圧

キンシャサからの報道によると、モブツ・ザイール大統領に近い筋は15日、ツチ族系反政府勢力が同国北東部の政府軍の拠点キサンガニへの攻撃を開始し、軍用と民間の空港2カ所が反政府側に制圧された、と述べた。

反政府勢力のラジオ放送も同日、同勢力がキサンガ二の空港を支配下に置いたと宣言、戦闘で政府軍兵士が少なくとも30人死亡した、と伝えた。政府軍の軍用機やヘリが破壊され、政府軍兵士は町を略奪しながら退却しているという。パニック状態に陥った住民も町から脱出し始めた。

キサンガニはザイール第三の都市で、ザイール川で首都キンシャサと結ばれている物資輸送の要衝。キサンガニが陥落すれば首都への直接の脅威になり、政府軍への打撃は非常に大きい。

キサンガニの援助関係者らによると、反政府側は14日夜からキサンガニへの砲撃を開始。北部と東部の2カ所から進撃する形で空港を制圧した。ザイール国防省報道官はキサンガニが攻撃されていることを否定、「町は平穏だ」と述べた。《共同通信》

【黄長燁書紀亡命問題】フィリピン、亡命経由地に合意

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の黄長燁書記亡命問題で、フィリピンのシアゾン外相は15日、フィリピン政府が、中国、韓国の要請を受け入れ、黄書記の韓国行きの経由地となることに原則的に同意したことを明らかにした。同日午後、訪日前にマニラ国際空港で記者団の質問に答えた。しかし外相は中国と韓国がフィリピンを含む「5カ国を経由地として検討している可能性がある」と指摘、黄書記のフィリピン入国が最終的に決まったわけではないとの見解を示した。

外相は、黄書記のフィリピンへの移送が決まっても「滞在は短期間になると思う」と述べた。また「警備はフィリピン軍が担当する」と語り、黄書記は軍事施設に滞在する可能性が高いことを示唆した。

シアゾン外相は、中韓両国から黄書記亡命問題の「平和的解決に加わってほしい」と要請されたことを確認、両国と最終調整が進んでいることを示唆した。また、フィリピン経由で無事韓国への亡命が実現すれば「われわれもこの地域の平和プロセスに貢献できる」と語った。一方で外相は「フィリピンが中立的な第三国となることを(北朝鮮を含めた)すべての当事者が認知すること」が重要だと強調した。《共同通信》



3月15日のできごと