平成2900日目

平成8年12月16日(月)

1996/12/16

【新進党・羽田孜氏】離党を表明

新進党の小沢一郎党首と羽田孜元首相は16日午後、羽田氏の新党結成問題をめぐり約1時間15分にわたって会談したが決裂した。この後の共同会見で羽田氏は「年内に立ち上げることが必要だ」として離党して年内に新党結成に踏み切る決意を正式に表明した。

羽田氏はこの後、新党準備会を発足させた。26日に新党を発足させる構えで、その直前に離党する方向だ。今のところ畑英次郎(元通産相)、栗屋敏信、前田武志、吉田公一、北沢俊美、釘宮磐、岩國哲人の各氏が有力視されるなど13人程度の参加が見込まれている。年明けには規模がさらに広がる可能性もある。

首相経験者であり、新進党が掲げる政治改革のシンボル的存在だった羽田氏の離党が決まったことで、同党は事実上、分裂する。

羽田氏は非自民勢力の結集による野党連合を目指しており、参加者数によっては政界再々編の起爆剤となろう。小沢氏は政治行動を共にしてきた羽田氏の離党で求心力がさらに低下するとみられ、新進党は結党2年にして最大の危機を迎えた。

新党をめぐる両氏の会談は12日から3回に及んだ。16日の会談で羽田氏は「政治の閉塞状況を打破するにはウイング(翼)を広げて勢力を拡大する道を選び、将来は大同団結するしかない」と分党による新党結成をあらためて主張。共同会見では「新進党だけでなく、もう一つ刺激のある政党があった方がいい」と述べた。

小沢氏は会見で「改革を目指して協力することでは一致したが、その道筋では意見が一致できなかった。長年の同志、友人で改革を目指す点では同じ考えであり、申し出を承った」と離党を容認する理由を説明した。《共同通信》



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12月16日のできごと(何の日)
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【ソウル高裁】元大統領2人に判決

韓国で1979年末から80年に起きた粛軍クーデターや光州事件で反乱・内乱罪などに問われた全計煥元大統領や盧泰愚前大統領ら16被告に対する控訴審判決公判が16日午前、ソウル高裁(権誠裁判長)で開かれた。

KBSテレビによると、権裁判長は一審判決を破棄し、全元大統領に無期懲役(一審判決・死刑)を、前大統領に懲役17年(同・懲役22年6月)の実刑判決をそれぞれ言い渡した。控訴審で検察側は、一審求刑と同じく全元大統領に死刑を、盧前大統領に無期懲役をそれぞれ求刑していた。 控訴審判決を受けて元大統領、前大統領や検察側が上告すれば、大法院(最高裁)の判決は来年春になる見通し。

韓国政府は同年末の大統領選を控えてどの時点で赦免措置を取るかの難しい判断を迫られるだけに控訴審判決が韓国政局に影響を与えるのは必至だ。

KBSテレビによると、ソウル高裁の権裁判長は、全斗煥元大統領を死刑から無期懲役に減刑した理由について「大統領在任当時、6.29民主化宣言を生み出し平和的な政権交代を実現した」と述べた。《共同通信》

【公安調査庁】オウム真理教「危険なお高まる」

オウム真理教に対する破防法の団体規制を審査している公安審査委員会(堀田勝二委員長)は16日午前、公安調査庁、教団側双方による意見陳述を非公開で、中央合同庁舎6号館B棟(東京・霞が関)内の会議室で開いた。

教団側代理人の弁護士によると、まず公安庁側が教義や松本智津夫被告(41)=教祖名麻原彰晃=の説法をいまも信じている信者の存在などを指摘し「教団にはなお『将来の危険性」があり、その危険性は高まっている」と主張した。

元幹部林泰男容疑者(39)ら逃走信者が次々に逮捕されたことについては「逃亡者がいることだけを危険性の根拠と主張したことはない。長期にわたる逃走は教団の支援が推測される」と述べたという。

公安庁の陳述に先立ち、教団側は冒頭、手続きの非公開に抗議した。

意見陳述は公安審が規制請求後に証拠を追加採用した場合に行われる審査の最終手続きで、教団に対する破産手続き進行後の「将来の危険性」をどう評価するかが主な焦点。

教団側に加え全国オウム真理教被害対策弁護団、日本新聞協会などが手続きの公開を要望したが、公安審は受け入れず「密室の手続き」に批判が強まりそうだ。《共同通信》

【プロ野球・近鉄】石井浩郎内野手をトレードへ

契約交渉のもつれから退団を希望した近鉄の石井浩郎内野手(33)は16日、大阪市内のホテルで筑間球団社長、岡本編成部長と交渉し、球団の提示した条件を拒否した。このため近鉄はトレードを検討する方針を明らかにした。

これまでの交渉とほぼ同様に、この日も球団側は野球協約で定められた減額制限(年俸1億円以上は30%)を超える50−60%ダウンと出来高払いの総額1億5000万円を提示。石井は制限を超える減俸は戦力外通告になるとして「今日は受け入れられません」と伝え、自由契約を強く要望した。これを球団は拒み、筑間社長は「残る道はトレードしかない」と語った。トレード成立前に石井が翻意すれば、残留を認めるという。

1994年の打点王の石井は、左手首故障などで、ここ2シーズンで出場はわずか49試合。11月に米国で左手首の手術を受けた。石井は球団の対応にプライドを傷つけられたことも加わり、球団への不信感を募らせていた。(金額は推定)

石井内野手 球団の提示は前回と同じ。退団するというのではなく、今日は受け入れられないと答えた。社長から、もうトレードしかないと言われた。自由契約はないとも。60%、50%減の提示であれば、戦力外ではないのか。なぜ自由契約という言葉が出てこないのか。《共同通信》



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