平成2891日目

平成8年12月7日(土)

1996/12/07

【巨人・清原和博内野手】背番号は「5」に

フリーエージェント(FA)で西武から巨人に移籍する清原和博内野手(29)の背番号が「5」に決まった。7日、東京・神田錦町の巨人球団事務所を訪れた同選手は「人の番号を動かすのは嫌だった」と引退した岡崎選手の付けていた番号を希望した。 同日、正式契約も結び、年俸は西武での年俸の1.5倍で野球協約で定められているFA宣言選手として最高額となる3億6000万円。契約年数は日本人選手としては過去最高の5年となり、巨人は清原に総額18億円を保証した。

愛着のあった「3」との決別は同時に巨人・清原としての決意の表れでもあった。「両親を含めいろんな人と相談した。人の番号を動かすのも嫌だし、気を使いました。王さんが1で長嶋さんが3。1、3、5でいいじゃないですか」と笑いながら選んだ理由を話した。 長嶋監督が譲ってもいいといった3については「他チームならともか一く、巨人の3番は最初から頭になかった」ときっぱり。正式に契約し、これで書類上の手続きは、完了。「12月、1月と調整してキャンプインに備えたい」と来るべき新ユニホームにそでを通す2月1日を心待ちにしていた。《共同通信》



【W杯ジャンプ第3戦】岡部孝信選手が初優勝

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプは7日、フィンランドのクーサモで個人第3戦(ラージヒル=K点120メートル)を行い、2回目にジャンプ台記録の142.5メートルを飛んだ岡部孝信選手(雪印)が303.4点でW杯初優勝を挙げた。《共同通信》

【ミャンマー】学生500人以上を連行

学生自治組織の結成なを求め、6日夕から続いていたヤンゴンの学生の路上集会は7日未明まで続いた。軍事政権は同日午前3時(日本時間同5時半)警官隊を突入させ、解散命令を拒否して座り込んでいた学生ら500人以上を強制排除した。ほぼ全員が連行されたとみられる。

現政権下で10月に初めて起きた学生の街頭抗議行動が急速に拡大したことで、経済開放を進める軍事政権は苦しい立場になった。強硬な鎮圧が続けばイメージダウンは必至で、東南アジア諸国連合(ASEAN)への早期加盟や、11月からの「観光年」キャンペーンに影響が出そうだ。

ヤンゴン大学前交差点に集まった学生は、放水を浴びせる当局に対し投石などで抵抗、近くのビルの窓ガラスが割れるなどの騒ぎとなった。警官3人が救急車で運ばれるのが住民に目撃されており、学生、警官隊双方に相当数の負傷者が出た可能性がある。

ヤンゴン大学前交差点は国際空港と都心を結ぶ市内の交通の要所だが、当局は6日夜からすべての道路を封鎖した。7日午前8時半(日本時間同11時)現在、当局は道路封鎖を解除していない。現場に近い道路で別の約300人がデモ行進をしていたが、鎮圧されたもようだ。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】橋本首相の行革姿勢を批判

民主党の菅直人代表は7日、慶応大学で約1時間講演し、持論の「質的行政改革」の必要性を訴えた。事務次官会議が実質的な決定機関で閣議が形骸化している問題について、前日の衆院予算委で橋本龍太郎首相と交わした論争に触れて「橋本さんは役所との調整も必要だと言う。これで果たして行政改革ができるのかなあ、と疑問も思った」と、首相の消極姿勢を皮肉った。《共同通信》

【新進党・羽田孜元首相】年内離党を決断

新進党の羽田孜元首相は7日、年内離党–新党旗揚げの方針を固め、準備作業を本格化させた。同日、地元の長野、上田両市内での会合で「結束とか仲良くとか言うが、それがむしろ(政治の前進を)阻んでいる。やるべきことはやらなければいけない」「仲良くとか結束とか言葉だけで走っても、その通りにならない。日本の政治が機能するように自由に発言、行動したい」と述べ、新党結成への理解を求めた。

記者会見や会合あいさつで、羽田氏は「野党は連携して与党に対応している状況にあるのか」「自民、新進、民主の3すくみで、政治がないと言われる。野党がしっかりとした受け皿をつくらないといけない」と述べ、新進党分党による野党大連合を目指す必要があるとの考えを示した。

政党助成金額算定の基準日(1月1日)を念頭に、臨時国会が終わる18日直後にも新党結成に踏み切る構え。同調者は10人程度にとどまる見通しだが、年明け以降に参加者が増える可能性もあり、細川護煕元首相の去就が焦点となる。

羽田氏は「けんか別れではなく前向きに議論したい」と小沢一郎党首とも会談する意向。党分裂の印象を避けるため、細川氏が総選挙後に提案した「分党」が具体化する可能性もある。

羽田氏は離党後も新進党との協調を図りたい考えで、分党による「円満な協議離婚」の意向を6日の西岡武夫幹事長との会談で表明。新進党の支持団体である創価学会、友愛会にも既に伝えたとされる。《共同通信》

【蒲原沢土石流災害】7遺体収容

長野県の小谷村土石流災害で長野、新潟両県警は7日夜までに、行方不明になった14人のうち女性1人、男性6人の計7遺体を発見、収容した。いずれも衣類や持っていた免許証などで家族が確認した。

両県警は、遺体が事故現場から約4キロも離れた場所で発見された男性もいたことから、捜索範囲を広げて残る行方不明者の発見に全力を挙げた。しかし夜になって降り始めた雪と霧のため新たな土石流などの監視が困難になったため午後9時半、捜索を打ち切った。

現場は地盤が不安定なうえ、近くの蒲原沢で水が濁って二次災害の恐れがあり昼間の捜索も度々中断した。午後3時前には沢上流部分の捜索は危険なため打ち切り、下流の姫川一帯だけを捜索した。

長野県警などはこの日、捜索人数を計約1400人に増強、パワーショベルなど重機械の数も70台に増やしたほか、災害救助犬も投入。ヘリコプターで上空からも捜索した。一方、安全管理に問題がなかったかどうか原因究明にも乗り出した。建設省も土石流災害の専門家を派遣、調査を始めた。



12月7日のできごと